Catch Surf Odysea® Skipper Fish x JOB Pro 6’6″ Special Fins
West Canguu (secret)
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車でしかいけないスポットがあって、
杉本さんたちに連れていっていただいた。
だいたい無人であるという。
車から徒歩5分。
こんなパーフェクトブレイク。
サーファーがひとり入っているが、
これは杉本さん。
日本でもどこでもそうだが、
やはりメインを外れると人はいなくなる。
広々のんびり。
マンライづくしの予感だった。
ただ、ショアブレイク系なので、
ハワイのロッキーレフトそっくりの波質で、
これならノースショアと対等であります。
杉本さんはシングルフィンに乗り、
フルスピードで斜面を走る。
水滸伝内では、
「馬が駆けた」という北方謙三さん流の文体があるが、
まさにそれであった。
ミッチー美智恵さんもボディボードで駆ける。
地形が岩棚なので、
パーフェクト波しかやって来ず、
最近流行のウエイブプールを連想する。
自然の波の不思議。
10時を過ぎると、
例によってサーマル風がやってくるが、
そんなことはお構いなしに波に乗る。
「無人はすてきだ!」
そんな特集号がサーフ雑誌にあってもいいのに。
マンライ三昧の笑顔で上がってきた杉本さん。
バリの文化を愛し、
地元コミュニティを大切にし、
サーフィンを真摯に考えている純粋なお人であります。
大切な場所に連れてきてくださってありがとうございました。
2ラウンド目の私が上がって来る頃には、
陽は上にあり、
お腹と背中がくっつくという古風な表現になるほど、
メンバーは空腹となっていた。
この近所にもおいしい店があるが、
「とっておきの*バビグリンを出す店があるんですよ」
*バビグリン=豚を丸焼きにし、その各部位を使ったバリの伝統料理
そうやって、
点滅する信号の角のお店にやってくると、
こうして各部位がそれぞれの味付けになっていて、
女の子たちがさっさっという手つきで、
その各部位をご飯の上に乗せていく。
仕上がったのがこれで、
これに滋味深きスープが付き、
飲みものを入れて250円ぽっきりであった。
メニューはこれだけであるので、
杉本さんは4人分という意味の
「empat! (ウンパッ) 」と言い放って、
座ると、
その2分後にはこのお皿が出てくるシンプルな仕組み。
ローカルフードもやはりまたすてきでありました。
うれしくて河合さんとラカちゃんにSMSを送ると、
それぞれ「らkらか〜」とだとか、
「たんていです。」
といつものなつかしいフレーズが日本の各地から戻ってくるのでありました。
河合さんには、
私謹製の、
しかも世界一の品質として知られるEVOLVE製の、
ウナクネSX7会長機(累計3号)がお渡しされ、
この満面の笑顔がドリームレイバンの絵柄に映えていた。
それではSelamat Jalan!スラマッジャラン!
良い日に、そしてハッピーサーフで!!
◎