「マル秘プロジェクトです」
そんなことを言ったまま、
ずっとシェイピングベイに入っていたライアン。
突然SMS画像が送られてきたと思っていたら、
昨年末からずっと話していた新しいショートボード
『ハイパー・ソニック』が完成していた。
ライアンは、
「ロングやエキセントリックなボードを創る人」
そんなイメージがあるが、
実際のところは、
駆け出しの頃はショートボードのプロダクションシェイパーをもしていた。
有名ブランドなので、
ここに名前は出せないが、
そんなメーカーのシャドウシェイパーをしていたので、
ハイ・パフォーマンス・ショートボードを削るのはお手のもの。
そこで、
「どうしょうもないほど調子が良いショートボードは創れますか」
そんなことを言って挑発的したのが昨年。
「どうせ創るのなら、世界一のショートボードを創りましょう」
そんな旗を掲げて、
そして日本やサンオノフレの弱い波でも乗れるように、
初級から中級者になったばかりのサーファーから、
トッププロまでは乗れるショートボードを。
そしてついにそのデザインとシェイプが完成した。
「トッププロにサーフボードを提供できる資金も、広告を出す宣伝費もないので、
どんなに良いボードを製作しても、有名ブランドのロゴの魔力には負けてしまうからね」(笑)
そんな自虐的とも思える内容の話をしつつ、
私たちは、
そのボードと一緒にデイブのグラッシングルームまでやってきた。
昨日ここに書いたように、
カーボンファイバーの剛性を前足からフィンに際だつように内層する機能のため、
デイブ・ネイラーに向けて、
その位置と指示のマニュアルを作成するライアン。
そしてエントリーロッカーからフィンまでラインを引いていく。
工場長のジェイソンは、
この新しいセオリーを学ぶため、
ライアン博士の作業をずっと見守っていた。
こんなラインが引かれました。
そして、
現在私がわかっているところまでの動画を製作してみました。
スクープ・コンケイブ
ベベルテイル
レイルラインとロッカーを同一にするというSデッキ
そんな内容がこの動画内に入っております。
ハイパーソニック、これからグラッシングしていきます。
SDSプロという仕様なので、
それは強く、軽く仕上がるようです。
早く乗って、その効果のほどを試したい。
さてさて、
ふたりはまたピザ屋にやってきて、
パイナップルピザを無心に食べるのでありました。
今日はラージサイズにグレードアップ。
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Tシャツの染めも終わった。
やはり手染めは温度がむずかしく、
今回は熱い湯でやったので、
色が入りすぎて黒系になりました。
元々の素材は、白地の綿100%Tシャツです。
(アメリカン・アパレル社製)
嵐が去って、
海水温が突然下がって、現在たったの13度。
12度という計測もある。
ちょうど昨日の千葉北や茨城と同じ水温です。
この水温なら、
ウエット(Z1トルネード)とブーツ、
そしてZ1インナースーツを着ていれば、
手と顔以外は、寒い、冷たいということは全く感じなかった。
技術革新の勝利ですね。
それではまた明日ここで!
Have a great day!!
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