東北東風で、
ほぼ嵐の奄美大島。
グリーンヒルの緑くんたちは、
プレジデント・ビーチで輝く波を得ていた。
先日お伝えした前田博士が、
亡くなってしまったベン・アイパを偲んで、
『スティング完全再現+』
が完成したニュースが入ってきた。
サイズは6’2″ x 21″ x 2-1/2″となり、
画像を見るだけで、
全身の細胞が1970年代のサーファーのようになった。
それと、
これは「スティンガーではなく、スティングというのですよ」
カリフォルニアのサーフボード収集家からコメントをいただいた。
ベンの息子アキラが持っていたのをスティンガーと言っていたので、
すっかり混同してしまった。
研究所なので、ここに正します。
オリジナルは『スティング』。
派生、ニュータイプは「スティンガー」と記憶してみた。
ドラグラ大の入試テストに出るとも思う。
(巻末リンクを参照ください)
こういうのに詳しいトロちゃんにも聞いてみよう。
Tyler Warren 1973 Bonzer
Amami Oshima, 2019 February
.
上の画像は、
2年前の二月の奄美大島の波だ。
(巻末リンク*2を参照ください)
今思うと、
よくもまあこんな波が、
冬に来たものだと感心するほど偉大だ。
調べてみると、
2月では、
統計史上最強の勢力にまで発達した台風だった。
ウーティップ(Wutip:2019/2/20発生)は、
最大風速55m秒を叩きだしてこの波を創った。
この風速となれば、
車や電柱を倒す威力があるので、
それが海原を吹き続けないと、
この高さの波にはならないだろう。
自然の驚異というか、
もはや神話みたいなことだ。
さて、
奄美大島の波は東風。
太平洋側がオンショアで、
東シナがオフショア。
いくつかのブレイクが冒頭に書いたように輝いている。
2月のいつもの景色だ。
各地で春一番があり、
それは暖かくなったと聞こえてきた。
昨日は、
潮の動く時間にヒザくらいの高さがあり、
グリーンヒルさんからお借りした
キャッチサーフのログ(7’)で楽しく乗ってきた。
亜熱帯の植物は、
色彩が豊かだ。
亜熱帯に来ると、
サーフボードまでが表情豊かに写る。
これはタイラー・ウォーレンが再現した
『1973ボンザー』で、
こちらが前田博士の同ボンザー。
バックフィンを大きく作成し、
削りつつ、
それぞれのサーファーのカスタムフィットを狙う。
基礎は完全コピーで、
各シェイパーは、
これらの表現にどこまで持論を入れるのかが腕の見せ所だろう。
ずいぶんの前の写真が出てきた。
これがジローくんが30kgのころの肩車。
今は何キロだろうか?
40kgはあるかもしれない。
もう持ち上がらないかもしれないし、
トレーニングを兼ねて、
ベンチプレスのように気合いを入れてみる価値はあるのかもしれない。
ちなみにこれが1970年のボンザー、
クリスチャン・フレッチャーが持っていたオリジナルがこれ。
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【巻末リンク:ドラゴン・グライド・プロダクションズ大学への道】
【巻末リンク*2:波乗りの真実とは?】
Happy Surfing and Happy Lifestyle!!
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The post 【サーフィン研究所】1970年代スティング完成_冬の奄美波_(1288文字) first appeared on naki's blog | NAKISURF.COM ナキサーフボードカリフォルニア.