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フィッシュ文学_(1232文字)

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昨夜からずっと書いている。

ほぼ寝ていない。

いや、正確には少し寝たな。

連載コラムと、あちらからこちらから依頼されたものがあり、

それを脱稿するには、

累計11,000字、

原稿用紙27枚半という詰まった文字が目の前に待っている。

文字はこのブログでも例によって書いてもいて、

最近のものに『フィッシュ三部作』というのがあり、

それは以下のリンクにあるのだが、

 

 

Nation Classic Fish 5’4″

.

フィッシュの魅力は、

やはり最小回転半径の小ささだろう。

(最小回転半径とは、ターン時にボード軌跡の半径のこと)

なぜそんなに切れこむのか?

短身だから

曲線が多いから

フィン軸との関連

などがぱっと浮かぶが、

そんなことを考えなくても、

語ることができなくてもフィッシュボードに乗るのは楽しい。

千葉に部原という由緒正しいブレイクがあり、

そこで昔世界大会が開催されていたことでも知られている。

トム・カレン、コング、オッキー、トム・キャロル、

マーティン・ポッターなどウナクネカードの人物が、

おらが国の波に乗るのを見ることができた秋のイベントだった。

さてその部原。

メインピークは常に混雑しているが、

その200m程度北側に岩盤で形成された波質の、

圧縮系の上級者に好まれるブレイクがある。

 

この波で

「最小回転半径の切れ込み」というのがよく分かる連続写真を得た。

ここではキックアウト(プルアウト)だが、

スクエア

(体重がしっかりとサーフボードに乗った状態)に寝かせたボード。

フィン軸がしっかりとしたフィッシュボードはここまで抵抗を与えられる。

しかも長時間(数秒だけど)。

サーフボードという矢が波に引き放たれる瞬間。

その得た速度は、

この連続写真では波の裏側に向かってしまうけど、

波先や、

斜面の先に解き放つ愉楽というのを想像していただきたい。

この極限にも感じられる上昇Gと遠心力は、

我々の住む社会の複雑さやさまざまな図式、

決まりごとを霧散させるほとの爽快さがあり、

人の持つ「最大の愉楽のひとつ」というのは、

この一瞬に集約されているのでないかと錯覚を覚えるほどである。

体感しないでーー机上論でしかーー波に乗ることを語れないものは、

例の表面的な青い夢しか出てこないし、

AKBの歌詞のような薄っぺらい文字が連なるだけである。

海に行こう。

波に乗ろう。

最大のパワーをサーフボードに与えろ。

そしてまた最小の、

『いつまでも浮かぶ羽根のような浮遊感覚』

を手に入れよう。

夏至5日後の梅雨曇そらに心をこめて。

 


【特集】UNK式ボード_SX詳細_台風5号波_(3014文字)

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千葉北には、

台風5号からの東(東南東とも)うねりが昨日の午後から届いています。

昨日の夕方ーー

例によって休日午後の閑散としたブレイクを想像していたら、

かなり混雑していて、その波情報の伝搬力に驚きつつ、

空いているところ、

できたら無人のところを探すがどこにもない。

次にショアブレイクを探すと、

やった!ありました。

しかも駐車場の真ん前のレフト。

誰も入っていないし、

誰も気づいてもいない。

かくして無人のバレル波に乗りまくれることになりました。

真夏

休日

混雑

台風

こんなキーワードでも無人波が探せたことに喜んだ日。

UNK-S II 7′ Yesterday Afternoon

.

自分がデザインして、

シェイプしたボードは多くはないが、

それに乗る喜びということも知った。

UNK-S 6’1″

.

上の画像は両方共に私がデザインし、

そしてシェイプしたボードだが、

こうして記憶の残る波に乗ってきている。

本当はタイラーとかライアンシェイプのボードで、

このような良波に乗りたいのだけど、

NAKISURF千葉のデモやサンプルとなっているので、

こうして旅先にはなかなか持ち出しづらい。

そこで自作ボードなら何も言われないので、

キャッチサーフ1〜2本と自作で旅をすることになって、

上に書いた歴史的な波に出会うということを繰り返している。

これもUNKボードの運と縁なのかもしれない。

あ、遅くなりましたが、

UNKはウナクネと読んでください。

ユーネヌケーでも何でも大丈夫です。

サバを読んでワイエヌケーでもかまいません。

ウナクネ式ボードのことで、

今は私デザインボードに使用していますが、

もしあなたが認定するのならどのボードでもUNK式となります。

そんな感じです。

公式UNKボードの収集家でもあるEK氏のコレクション。

UNK-Sや、UNK-Twinが並んでいる。

ちなみにウナクネはウナギクネクネの省略語だが、

それについての定義や由来は各誌に詳しいですが、

このポストでおよその面積や形状は理解できるようになっています。

ウナクネ→COLORS MAGAZINE_(3000文字)

さて、そのUNKだが、

研究が進んでいて、

さらには自分が主導なので、

誰にもじゃまされずに想像通りのデザインができる。

ただ、必ずサーフボードにものすごく詳しく、

さらには自分で相当数シェイプしていて、

そのさまざまな意匠や機能などを造型の裏付けとして説明できる人と一緒にやっている。

例えばライアン・イングル、

タイラー・ウォーレン、

マックス・デクスター博士たちが過去のUNK式を裏付けてくれたメンバーである。

そしてここ日本にもマスター、サーフボード博士がいることを知っていた。

エヴォルブの前田くんであります。

彼はEvolve Future Shapeの主宰をしつつ、

グッドサーファーであり続け、

さらにはサーフボード研究所所長というUNK式製作にはうってつけかつ、

最高のマッチングなるシェイパーであります。

その工房兼研究所はNAKISURFの近所(5.4km) でありまして、

さらに彼のことをNAKISURFが原宿にあった頃から知っているので、

このこと、つまりウナクネ式サーフボード製作について聞いてみると、

二つ返事で快諾してくれた。

そして前田くんが監修を引き受けてくれたおかげで、

日本でもUNK式ボード製作が可能となったのです。


UNK-X II 6’7″

.

UNK-X II 6’7″ Minimal (FCS “KNUBSTER FINS)

.

後ろにはUNK-S 6’1″(左)、UNK-X 6’5″が見えます。

.

UNK-S II 7′(6’11”)

.

自分の技術が未熟なので、

反転チャンネルをまっすぐ掘れなかったが、

それが逆に調子が良いという神話を生んだ。

よほど急いでいない限り、

鳥のペイントを各UNKボードには施しています。

UNK-S II 7′

.

こう書いていたら、

突然ヤザワさんの楽曲が聴きたくなり、

どの曲かと言うと、

このYES MY LOVEでありました。

で、

S=シングルとXフィンレスをブリードした

UNK-SXが創りたくなった。

それはぐりっと非対称で、

ウイングも入っていて、テイルはこうで、

さらにはチャンネルとバレルコンケイブがこう、

あれもそれもこれも。

前回のS IIこそ、このようにしたかったが、

自分がシェイプ技術がないので、

途中で思ったようにいかず、

大失敗はしたくなかったので、

Sオリジナルとあまり大差ないように仕上げた。

その反省を踏まえて、

今回はデザインの詳細をマスター前田氏に伝えて、

さらにはS IIからの改良点と共にシェイプしてもらった。

UNK-SX 7′(6’11”)

.

SX=「探究心」と「独創性」を兼ね備えている。

非対称の後方

それぞれのレイルラインに合わせて、

短側バレルコンケイブ

長側チャンネルとして、

エントリープレーニングエリアにこだわったミッドレングススペシャル。

これにアートを施したのが昨日の午後。

下書きなしのフリーハンド&想像だけで描いてみたSX。

これから前田博士に重い6ozグラッシングを施してもらいます。

完成までが楽しみでならない。

 

Tuna kun

Nation The Pink Champange on Ice 7’0″

.

さてさて、

その無人ショアブレイクに戻ると、

「あそこが良いよ」

という私の言葉をいつも信じるツナくんが、

未来のバレルセットのためにグライドを繰り返していた。

UNK-S II 7′ Single + Bonzer side

.

先日、伊豆のノリさんにも伝えた

『パイプラインだと勝手に思い込んでノーズライドする』

という長い名前の大技。

すばらしき伊豆!_多々戸浜_大野仙雅さんの心(真)のサーフィン_巨匠水口さんからのプレゼント_(2222文字)

このショアブレイク前で偶然佐々木さんにお会いした。

さらにはピーク周辺でもお見かけしたので、

昨日の最終波はショアブレイクから脱出して沖へ。

そこでの大作戦だった

『いつか来る巨大なセット波』

に乗るシナリオを佐々木さんにお伝えし、

みんなが待つピークよりさらにさらに沖で波を待つこと30分。

タッパーの私は心底冷えてきた。

でもさらに信じて待ちつづけた後、

やってきたのは「信じられないほど大きな波」で、

さらには10mも沖でピーク波先が崩れ始めた!

その切っ先にUNK-S 6’1″を引っかけるようにしてまんまと乗った私はテトラの横沖より、

一宮川堤防根本付近まで乗ることになった夢を達成し、

そこから堤防経由でずっと歩いて戻り、

駐車場に見ていたヨッシーにあの波壁の長さを確認していると、

再びセットが入ってきた。

ヨッシーにあんな波だったね、と伝えていると、

そのセット波に乗って行ったのが前出の佐々木さん。

そして彼はめでたくキャッチサーフのオディシー7’で、

左端ビーチの半分程度まで乗っていった。

上がってそのまま砂浜を歩き戻り、

「人生で1番長い波に乗ることになりました!」

そう熱いお礼を述べにやってきてくれました。

こちらもうれしいです!

「想像すると、そのようになる」ときがあるので、

マイケル・ジョーダンが言っていた

『想像力を磨け」ということを思い出していた。

最近の三連休、

そしてこの週末と皆勤賞が杉本さん夫妻。

エックスで良波に乗っていましたね!

UNK-S 6’1″

.

すばらしい週となりますように!

Wishing you have a happy Monday and a beautiful week!!

【テクニック思想編】[必読]新サーフィン時代到来記念!_DFWフィンレスで無尽蔵のエネルギーを得た日_(1656文字)

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フィンレス世界を知って、

波乗りの真の愉楽とスリルがやってきて、

そして自身の累積フィンレス時間が800時間を越えたら沈静が訪れ、

迷いがなくなった。

つまり一種の虚無の状態になっている。

すぐさま『虚無主義者(ナースティカ、nāstika)』と浮かんだ。

「心の迷いがなくなった」と書くと、

大げさかと思われるかもしれないけど、

波に乗っているときにそんな状態になった。

私の手元には、

本国キャッチサーフから届いたバリー・マギー・サイドバイト

『Odysea Log x DFW Pro』がある。

今まで私は、

キャッチサーフの大型モデルを使うときは、

「波が大きくないとき」限定でサーフしていた。

でも先週末から、

サイズがある波に慣れてきたので、

一宮ジェフリーズに持ち込んでサーフすると、

そのあまりのGと重力移動のすさまじさに、

まるで修行後の空海のように

「口に明星が飛び込んできた」というような神秘体験をした。

フィンレス=無摩擦

無摩擦は虚空でもあるので、

その中に無尽蔵のエネルギーがある

『ゼロ・ポイント・フィールド』

を体現したかのような気持ちになっている。

そうなってくると、そのボードが愛おしくなる。

パドリングや波待ちしているあいだ、

このバリー・マッギーが描いたDFWロゴとリスくんを見ているわけだが、

その和みと、バリー教祖が掲げるDFWという言葉には、

もしかすると無尽蔵のエネルギーの要素があるのではないか、

そう信じてしまったのが昨日。

まるで宗教のようだが本心であります。

DFWとは、

Down For Whateverの頭文字。

.

何でも最高

全て良いよ

同意同意

そんな意味です。

downはスラングでは、

1. 同意する 

2. 仲がいい 

3.一緒に時間を過ごす

1. in agreement with a plan to do something, with it

2.  To be friends with someone or to spend time with them.

みんな良い!最高!

そんな広義の言葉でもあり、

そうするとジム・キャリーが主演した

Yes Man』

という最高名作映画を思い出すのであります。

フルレイルで、

切り立った斜面を高速で滑らせるのは、

まるでダートバイクか、スノーボードだろうか。

しかもこちらは水壁。

そしてボードの長さも自由自在であります。

長ければ、よりスライドのプレジャーを感じ、

短ければスピンの最小回転半径の円弧が狭くなる。

キャッチサーフ主幹のジョージ・アルゼンテに、

『これこそが未来のサーフィンなので、

2019年にはクラブフィンレスのメンバーの意見を聞いて、

ニューモデルを作ってください」

そうメールした朝。

もはや新時代と新天地であります。

San Onofre Fourdoors.

.

ウネクネ聖地のひとつであるフォードアーズと、

DFWウナクネボード。

ただただ美しい。

これはいつかの週末。

忘れることのない夕陽セッションをバターゾーンの入澤さんと得た。

またハッピーサーフしましょう!

そしてこれがしょう寅杉本さん。

彼がこのウナクネS II 7’に乗って、

それはすばらしい口上を得たがそれはまたの機会に。

現在の車内。

ショートボードにしか乗らなかった20代。

そしてミニボードからフィッシュ志向となり、

ミッドレングスにログ、そしてフィンレスとなった。

フィンレスでは、

冒頭にも書いたけど、

「心の迷いがなくなった」ほど、

明星、涅槃、悟った状態であります。

サーファーたちは、

流行しないとフィンを外さないのだろうけど、

今朝バリー・マッギーからのSMSが来て、

そんなことを話していたら、

「日本人はわかっているから大丈夫。

少しするとみんなフィンレスをやると思うよ」とあった。

フィンレスは流行の先取りではなく、

『新サーフィン時代の先取り』だと確信を受けた8月のはじまり。

夏ももう終わる。

台風5号波での虚無ライドをここに。

Have a wonderful day!!

ウナクネSX7の衝撃_(2600文字)

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UNK-SX7

.

おはようございます。

台風5号ノルは、

関東地方にうねりを届け続けること14日目となりました。

こうなってくると、

「波がない」

「波が小さい」

そんなことを言われていた日本ではないようで、

オリンピックがこんなときに開催されたら盛り上がるだろう。

さて、タイラー・ウォーレンのフィッシュが完成し、

湘南まで納品と相成ったのと同時にサーファーズ岬の波高ブイが上がり始めた。

この波高ブイ情報だが、

これを調べることはハワイのときに身についたもので、

この表示する波高と、波と波の間隔、

そしてその入射角度で波のだいたいがわかるという優れもの。

一昨日、木曜日の朝6時が69.7cm/10.5秒/南という計測で、

それが朝8時になったら、突然115.2cm/11.4秒/南と跳ね上がった。

これはおよそ波の高さでいうと倍、そして間隔が長くなったので、

朝の2.5倍と予測を立てつつ、

西湘松風王国のU-SKEさんに連絡をすると、

やはりウルマチュの波が上がってきたという。

そしてCOLORS MAGAZINEのヨゲさん、

SURFERSの岸さん、

きんちゃんたちからも次々と連絡が入り、

それぞれ「上がってきた」という。

特にSURFERS岬を見ながらの波情報(きんちゃん)

に臨場感があったのと、

自分の好きな波で、

新作UNK-SX7が初乗りできるとあって、

逗子サーファーズ岬を目指すこととした朝。

今回のボード群。左から

Catch Surf Skipper Fish 6’6″

Catch Surf x DFW Pro (Side Bite)  7′

Catch Surf x Odysea Log  7′

UNK-S 6’1″

UNK-S II 7′

UNK-SX7

Tyler Warren’s Dream Fish 5’5″(ビラボンストアさん用)

そうです。

UNK SX7が完成しました。

前田博士が朝4時に起き、

そして夜も遅くまで、

この日のために行程を少しずつ進めて、得た日。

本当にありがとうございました!

今までウナクネボードシリーズ、

つまり元々は私の提案にライアン・イングル博士が賛同してくれて、

彼の長きに渡る研究結果である

『マジックボード数値』を与え、完成したのがUNK-Sだった。

.

ウナクネ式ボードの詳しくはこちらに書きました↓

【特集】UNK式ボード_SX詳細_台風5号波_(3014文字)

で、このUNK-Sに持つと、

なぜだか良い波に当たり、

自身の人生でも心に残る波群を得る縁と運をもたらせてくれた。

UNK-S 6’1″

.

UNKはウナクネの略で、

それはすなわち自分デザインであり、

Sはシングルフィンの略語。

3号機を製作したい、ということになり、

しかも日本で作りたいとなって、

その門を叩いたのが、

エボルブ・フューチャー・シェイプの前田博士。

彼の世界的に名が高いモダンシェイプ技術と、

エゴが少なく、明晰、精確ということでの訪問だった。

そして彼は快諾してくれ、

UNK_S IIが完成したのでありました。

千葉一宮の良波。

これは早朝の海水浴場左。

今回は初の試みであるX、

非対称テイルのあしゅら男爵(©マジンガーZ)仕様となりました。

簡単に言うと、

「ボード左側半分が6’1″、

右側(デッキ側から見て)を6’11″とした非対称ボード。

描いた非対称のテイルデザインと、

左の短いボトムにはバレルコンケイブ、長い側にはチャンネル」

という本気かつ真剣なる魔力の概念を伝えると、

前田博士の目が爛々と輝き始めた。

いや燃えはじめたと書くべきか。

まるで星飛雄馬か、

いや焚火猫ボンの瞳を思い出すことになった。

その前田博士は瞳を煌々と燃やし続け、

それぞれのテンプレットを使い、

理想以上のものにしてくれた。

完成したときは、彼がダビンチに見えた。

で、SX。

Xは、「X=未知なるもの」という言葉なので、

1号機、2号機(EKさん所有)、3号機(S II)というSの系譜を受け継ぎ、

SXと相成ったのであります。

千葉を午後1時に出て、

アクアライン経由で逗子に着いたのが3時前。

いざいざとステッカーを貼り、

ワックスアップして、

フィンを左、つまり私のスタンスだとカカト側をナブスターとし、

右側、

つま先側をボンザーの後(小)フィンのミニマルスタイルとした。

奇天烈だが、100%機能する自信と裏付けはあった。

サーファーズ岬は、

まだまだ本物にはなっていなかったが、

セットで肩、たまのオバケサイズで頭くらいのがあり、

そこで滑るというか駈けるSX7の速さに驚いた。

折からの北東風(進行方向正面から来るサイドオフショア)のファクトもあり、

まるでモーターサイクルでの疾走と同じだった。

「ゴーグルがいるほど飛沫が痛いです」

挨拶代わりにブレイクを共有するサーファーにそう言うと、

「倍くらいスピード出てますよ」

私だけの感覚ではなかったのだ、

うれしくなり、波を待ちつづけることとなった。

4時になると正ちゃんと、

泰介さんがやってきて、さらにはナチくんが5時くらいにやってきた。

全員が私を10代の頃から知っているので、

お互いの順番も全てわかった最高のかけがえのないセッションとなった。

「何それ、フィン付いてないの?」

「こんなミニマル」

「すげえ」

そんな会話だった。

夕方頃は、他の人がみんな上がってしまい、

ナチくんとナッキー、他2人だけの

「セットで軽く頭はある」セッションとなって、

大マンライで上がってくると、

すでに4時間近くも経過していて、

ひさしぶりのマンライサーフ祭りとなった。

マンライ=満足ライディングの略(©オガマさん)

ナチくんも上がってきて、

「これめちゃくちゃ速いじゃん」

そんな文体でSX7の詳細に目を入れていってくれた。

最良なる日であります。

嗚呼、SX7。

ビラボンストアさんに到着すると、

こちらはキャッチサーフ祭りとなっていた。

すばらしい色合いに目が和む。

ビラボンさんでは、

タイラーフィッシュに目を入れるS部長。

ボードから発するオーラに

「自分が乗りたいです」と最高の言葉を残して、

肉離れケンジくんたちとスエバ前にパドルしていった。

これはタイラー・ウオーレンが、

長年スポンサードするビラボンさんへの、

恩返しのハンドシェイプシリーズです。

湘南サバリバでゆっくりと、

そんなことになったのだが、

あのSX7の衝撃に興奮してしまい、

何度も目を覚まし、

結局は朝2時に目が覚めてしまったのでありました。

(続く)

NAKISURFレンタルボード_サイドバイトの魅力_ジョエル家族と東京観光_(1458文字)

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Good Morning Summer and rain clouds!!

雨の終戦の日ですね。

各国で諍いが起きていますが、

いつまでも平和でありますように。

さて、千葉サバリバでは、

「自分のボードに乗ってもらおう」

ということになり、

千葉NAKISURFサーフボードレンタルを開始しました。

で、

「ジョエルもいるし、そのボードをあるだけ並べてみよう」

となって撮ったのがこの写真。

合計23本、そしてワンパーもある。

足ヒレも貸し出します。

どうぞ海を、波を楽しんでください。

日曜日のジェフリーズ、

土曜日のエックスと、

歴史的なセッションにビーターで参加したツナくん。

ツナくんが乗っていたビーターを見てジョエルが、

「オリジナルビーターだ!」とびっくりしていた。

なぜかというと、

元々キャッチサーフはサンクレメンテの本社内に工場があり、

そこにトム・モーリーを招き入れて製造していたのです。

で、そこで作られた1本であるという。

「将来これをキャッチサーフ博物館に飾りたい」

そう聞いたツナくんは大喜び。

Joel Manalastas

Catch Surf Skipper Fish 6’6″

.

日曜日のジェフリーズ。

インサイドはスナッパーロックスのようになり、

バレルセットしたいジョエルだが、

どうやらラインが下過ぎるようですね。

自分で「万年超下手」と自認自虐するジョエルらしいショット。

Catch Surf x DFW (Barry McGee Pro) 7′

.

サイドバイトのおもしろさは、

高速グライドと、そのアクションにある。

トリミングでは波壁にキリリと食いつき、

そして前加重にすると、

バックフィンが抜けるので、

ジョンジョン系の流れるようなテイルアクションが瞬時に得られる。

この加重に合わせてとか、

自分の欲求するアクションに合わせてフィンサイズを選ぶとさらに楽しい。

オリジナル(付属)フィン、

ナブスター系のミニフィン、

トライフィンサイズとしてさらなるバイトを得ても良し、

または大きなツインフィンを付けてクルーザーとしても、

もちろん全て取り去ってフィンレス使いができる。

サイズは7フィートと8フィートだけ。

ちょっとした未来のサーフボードであります。

もちろんトライやシングルのオリジナルオディシーもありますし、

5フィートのミニボード、

海水浴場のヒーローとなれるビーター、

各フィッシュ等々のラインナップがキャッチサーフの魅力です。

ハギウダとナカガワがいるNAKISURF千葉を後にして、

向かったのが東京観光。

まずは原宿。

ビームスさんの本店に行き、

残り1本となった前出のバリーマッギー・サイドバイトと記念撮影。

竹下通りでデザート各種を食べ、

そのまま渋谷のハチ公前交差点に。

日本人にとっては普通のスクランブル交差点だけど、

外国から来るとそうではないらしく、

ここで1時間は滞在して写真を撮っていた。

そのまま山手線で有楽町まで行き、

バネッサが「念願だったのよ」

というハローキティストア@Sanrio Worldに。

そしてFCCJ(日本外国特派員協会)の私個展に。

【特大号】NAKI個展FCCJ(日本外国特派員協会)_サーファーズ岬COWの激烈波_(2844文字)

偶然居あわせたのが、このFCCJの主宰者。

もちろん一緒に記念撮影。

彼から全員が飲み物をごちそうになり、

着席し、20階からの眺望をしばし楽しみました。

JR各線。

ときおり新幹線。

東京のものすごい交通インフラを目の当たりにしたジョエルとその家族。

それはすばらしい東京観光になったようです。

Have a wonderful day!!

旦那印の美食ランチ@ビーチハウスKUGENUMA_ビーター日_(1737文字)

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Catch Surf Beater 54″(137cm)

Kugenuma Beach, Shonan, Kanagawa

.

週末は瀧朗率いるサバリバチームが、

念願だった橘の旦那ナイト&旦那ランチ会を催すというので、

旦那ランチの方に出席してきました。

旦那というのは、

京都伏見の名店『お料理 きつや 橘家』

の若旦那である橘さんのことを指している。

サバリバナイト_キャッチサーフ X スコッティ・ストップニック x フィンレス_(1232文字)

さらに旦那は、

鉄人シェフとされるほど味の達人であるという。

会場は鵠沼海岸の砂浜の上にある

『ビーチハウスKUGENUMA』さん。

ここにはRVCAのアーチストや提唱者たちが集まるというので、

バリー・マッギーもいるかもしれないと来てみると、

すわジャクソン・ポロック!かと思ったら、

baanaiさんの描いたアート2種に感激する。

さらに最近の瀧朗たちのブームであるフィンレスボードの原型が仕上がっていた。

これは火星からやってきたサーファー&シェイパー勝又さんデザイン&テイクダウンで、

ここから瀧朗がチャンネルだかコンケイブを入れつつ、

レイルを整えていくのだという。

乗りたかった。

「ボードならいくらでもありますよ。使ってください」

そんな声が聞こえてきたのでボード置き場を見に行くと、

なんとキャッチサーフ4枚2種が鎮座していた。

長いオディシーは海水浴規制のため使用不可だが、

フィンレスビーターは楽勝だという。

それならばと、

『波乗道』ステッカーが貼られた方を選び、

いざいざとパドルアウト。

写真は瀧朗が撮ってくれるという。

普段からフィンレスをしているので、

違和感がないのがうれしい。

Photo by Takiro Oshita

.

こちらが旦那こと橘の旦那だが、

ヘアカットをしてさっぱりとしていた。

旦那は「サバー」のポーズをしているらしいが、

少し腕を開きすぎの感がある。

正式には「38度角で左右を開く」らしい。

練習あるのみです。

さbー✨🐟

曇というのか、薄曇りの湘南。

しかもお盆最終日の日曜日。

人でごった返していることを予想していたら砂浜にも、

海の家の席にもたくさんのスペースがあった。

「最近はみんな海水浴をしなくなりました」

そんな声があちこちから聞こえてくるが、

世間はなぜかそういうことになっているらしい。

周りはブギーボードと浮き輪だけなので、

乗り放題の波。

波サイズが小さかったというか、

極小だったのだが、

そこはビーター、軽く乗ることができた。

海水浴場でビーターすると、

広々としていて、

さらには波に乗ろうとするのは自分ひとりなので、

その貸し切り感がたまらなかった。

短時間に20本も乗れたので、

瀧朗とふたりで大満足して休んでいると、

ヘアカリフォルニアの聖式カルちゃんがやってきた。

そしてカメラをこちらに向けてインスタグラムのストーリーを撮っていた。

瀧朗を撮るのはご法度なのに、

恐れを知らない聖式ならではと関心していると、

ハッシュタグが私にだけ付けられて、瀧朗にはスルーしていた。

こうすればいいのか。

その聖式カルちゃんと、

デザイナー&アーティスト新倉孝雄さん。

ラジカセというか、

ポータブルカセットの音質が良く、

アリスの『チャンピオン』を聴くに至った。

♪あなたは稲妻のように 私の心を引き裂いた♪

シェフ業をしていた旦那も席に来たので、

瀧朗(向かって左)も入れて集合写真。

サバリバファミリーでいなかったのがサバちゃんと、

一級焚火師ヤスくん。

そしてこの後、

鵠沼ユニオンのショッピングバッグに入った旦那特製のたこ焼きと、

焼きそば、棒々鶏春雨、鰺と大葉のフライ等を食することになった。

さすが京都伏見の旦那である。

「素材を生かした料理」であり、

盛りつけも「余白の美」がある水墨画のように仕上げてきた。

さらに「研鑽の精神」があった。

これは旦那が徹底的に料理を研究し、

最高のものを追求する態度が、

ここまでの高評価につながっているのだろう。

この本場のたこ焼きが食べられるのなら、湘南まで来て良かった。

サバちゃんと一級焚火師がいなかったが、

その磨かれた味に忘れていたものを思い出しつつ、

ひとときの別世界に行けた日となった。

この共通ハッシュタグは #takiroarigato であります。

Surf Happy!

 

岬レフト波_タイラー・ウォーレン・スタジオ&NAKISURFボード群_(2033文字)

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こんにちは、

カリフォルニアには、

金曜日から大きな南西うねりが届いていて、

土曜日の朝が一番大きかった。

週末に波があると、

しかもこのうねりは5日も前から予想されていたので、

どこもものすごく混雑していた。

で、こういう日の私たちはサンオノフレ岬に行く。

いつもは岬の左側のライト(レギュラー)でサーフするのだけど、

その反対側のレフトが世界的な波となるのはあまり知られていない。

そのレフト。

岸から見た波壁。

レーシー(racy)で速い。

レーシーというのは、

波のセクションと自分との追いかけっこを想像するといい。

波壁の上に上に張り付くようにするとセクションをメイクできる。

速そうに見えるが、

抜けられるかそうでないかは、

テイクオフの位置、

その初期速度等が達成できたかそうでないかにかかっている。

そして最後はたいてい、

こんな爆発系のショアブレイクが待ち構えている。

Tyler Warren’s Bonzer 6’11”

.

この日最大のセットに乗ることができた。

ミッドレングスに乗るようになってわかったのが、

テイクオフの速さ、そしてそのレーシーの速度、

さらには自身の滑走速度が倍増したこと。

波乗りはよりスリリングとなり、そしてテクニカルになった。

Brian Miller

.

ミラーもミッドレングスに乗るマスターだろう。

ミッドレングスに乗り始めたころは、

これだけサイズがあるとゲッティングアウトすらできなかったが、

今では楽勝である。

ノーズ側を掴んで、

後ろ足をしっかりとテイルにのせてボードを沈めるやり方。

浮力がある分、波の中でもすごい速度で浮き上がってくるので、

浮上した後のファーストパドルがショートボードのおよそ倍速と知った。

自分の波乗りでは新章です。

Ventura Sage on Tyler Warren’s Bonzer

.

ベンチュラからやってきたセイジもそのレーシーな壁に挑んだ週末。

こういう波ではイニシャルパドル、

つまり最初の一漕ぎがいかに大切か思い知らされた波群でした。

セイジもサバ手を愛するひとりで、

うれしくて38度角よりも70度近くなっているが、

良い波に乗ってのサバ手楽しきセッション。

日曜日から波が小さくなって、

ミラーがカメラを持って泳ぎ出て、

私のノーズライドを撮ってくれた。

結局波乗りしまくりの3連休でした。

今日はフィンレスでやったけど、

沖のセクションで吹き飛ばされたときは、

ひさしぶりに「墜落の恐怖」を味わった。

波のトップから後頭部を下に降下していくのは、

スリルを通り越して怖いほどでありました。(笑)

さて、

タイちゃんこと、

タイラー・ウォーレンのストックボードが仕上がったので、

彼のスタジオに行ってきました。

ボンザーに続いて、

フィッシュが欲しくなり、

タイちゃんといろいろ話して決定したのがBullet。

古風&新時代タイラー・ウォーレンのサーフボード世界(前編)_キャッチサーフ・オディシーの来季6フィートモデル_最速パドリング_(1872文字)

名作ドリームフィッシュと、

名作バーオブソープを融合させたミニフィッシュ。

『バレッ(ト)」と発音します。

『弾丸』という意味で、

「それは乗り味の速さに由来しています」とはタイちゃん。

短いタイプより、

カービングや教会岬のために揚力を確保しました。

黄、肌色っぽいハーフオペイク、

ハーフティントのオーダーカード。

タイラーは常に最上のサーフボード工場を探している。

今回はリードという人の工場で、

彼のパーソナルボードをサンプルとし、

ちょうど2本が仕上がってきた。

NAKISURFのストックボード。

Bar of Soap 5’3″ 21″ x 2-5/8″

タイちゃんが持っているのが、

Dream Fish 5’5″ x 21″ 2-1/2″

Volan 1″ Lap Wood Fins

Tracker 6’3″ x 20-1/8″ x 2-1/2″

.

Function Hull (EGG) 6’8″ x 20-1/2″ x 2-1/2″

Olive Tint + Volan Cloth

.

Dream Fish 5’5″ x 20-3/8″ x 2-1/2″

.

Diamond Logo

Green Tint, Wood Fins

.

Dream Fish 5’6″ x 19″ x 2-5/16″

.

Wood Fins

.

「バードは縁起がいいので、

フィッシュのノーズにNAKISURFのステッカーを貼りたいデス」

そんなことになって、

さらにはベンチュラセイジ作の、

日本品種の美味ブドウ『シナノスマイル』を進呈され、

その味に驚くタイちゃん。

スラッシュグラッシングの未来について語り、

彼が乗ってきたマリブ波の良さについて、

今回の南うねりやサーフボードのこと、

尽きない波乗り話でした。

でもついに疲労困憊となったのも事実。

お水をたくさん取って、

これから書き仕事を始めます。

Blue誌の巻頭コラムと、

8ホテルのグルメガイドの締め切りが迫っている。

何を書こうか、この疲れがうれしい。

Wishing you a great week!

 

急がば回れのノーズライドとチューブライディング_CJネルソンとライアン・イングル_メキシコ・ソウルフード_タイラー・ウォーレンのウイングロゴが創られた日_(1557文字)

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Nation The Pink Champagne on Ice 6’11”

.

これはシングルフィンのノーズライド。

フィンレスサーフをして、

かれこれ1500時間くらいだろうか。

レイルワークが格段と上達したようで、

ノーズライドとチューブライディングが突然自分のものとなった。

フィンレスでサーフすると、

最初は初級者に逆戻りしていたが、

「急がば回れ」

そんな格言を思いだしていた。

 

French Toast at Cafe Fabricante

.

ハチミツに漬けたオーガニックストロベリーと、

マスカルポーネチーズの濃厚な味が降り注いだ全粒粉バゲット。

日本でおいしいものを食べてきたが、

最近はアメリカでも同様以上のものが食べられるのがうれしい。

さて、

毎日の日課だが、

NATIONの工場に行くと、

なんとCJネルソンがいた。

CJのボードは、

Nationのライアン・イングルがシェイプしている。

稀代の天才と言われるふたりのタッグ。

そんなライアンのボードでサーフできることがうれしい。

フルコンケイブのミッドレングス。

CANVASのミニノーズライダーで培い、

表現を続けてきたものだが、

これを進化させて、

パフォーマンス・オルタナティブ・デザインを創ろうということになった。

おそらく世界のサーファーが必要としているものであるのと、

もはやペラペラに薄いショートボードは、

誰のためのものかがわかってきた感がある。

ミッドレングスとショートボードの中間を想像していただきたい。

途中経過はここで報告しますね。

サンクレメンテ地方は、

メキシカンのおいしいお店で知られている。

この『エル・モリノ』は、

そのメキシカンでは、

“Authentic”(真正の、本物)であると言われている。

普段はあまり辛いのを好まないのだが、

たまに体が欲しくなる。

昨日のスペシャルは、

『Chicharron en Salsa』。

「チチャロンとは何ですか?」

前に並んでいるメキシコおじさんに聞くと、

なんとかわかる英語で、

豚皮料理であるといい、

「これこそがメキシカンのソウルフードだ!」

そう胸を張る。

完成して受け取ると、

まさに豚肉の皮がトマトソースに入っていた。

そしてその辛いことといったら、

汗がしたたり落ちてくるほどで、

これで月に一度程度の辛味補給ができたようです。

ライス、ビーンズ、焼きたてのトルティーヤ3枚、

ハラペーニョがたっぷりとついて5ドル程度と安いのも魅力です。

少し前になるけど、

ナウシカを劇場で見てきた証拠半券。

200人くらいが入り、

本編終了時に全員でのスタンディングオベーションが起きて、

さすが宮崎駿さん、

33年前の作品で、

しかも変な英訳の字幕でここまで人を魅了してしまうのを目の当たりにした。

これをきちんと訳してあげたいと感じた日本人は私だけではないはず。

ちなみに千と千尋の英訳は完璧でした。

ベンチュラセイジが、

マイシャローナを初めて見た日。

こちらで大躍進しているのは、

San Onofre Surf Co.というサンオノフレをベースとする会社で、

その新作はこんなパロディ作品でした。

「フィンがなければいいのに」

フィンレス好きな私がそう言うと、

「それではオリジナルと変わらなくなってしまうよ」

なるほどフィンが大事なんですね。

さあ、金曜日ですね。

タイラー・ウォーレンの新しいロゴ

『ウイング』が完成して久しいが、

その始まりを発見したので、

ここにリンクをおいておきますね。

2年半も前にアイディアがあったことにびっくり。

そして私がソニックブームに乗っていた。

【金曜日の中編】_サウスモナークの鬼師範波_だるまミッチくんの七転び八起き_TWイーグルロゴ草稿_(3507文字)

ウナクネボンザー、

じゃなかったソースイボンザーは無事に東京に着き、

瀧朗とサバちゃん、聖式が大喜びしているようです。

Have a great weekend!!


Seeaのカリナ・ロズンコ_体感水温_20代の私映像_(1777文字)

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こんにちは、

日曜日をいかがお過ごしですか。

台風が来ていますね。

被害なく波だけやってきてくれたらありがたいと、

サーファーたちはそう思うのであります。

この時期の台風は、

東上すれば海水温が低いので、

そこまで被害がないのもいいですね。

昨日のSeeaパーティの主役、カリナ・ロズンコ。

先日の『Surf Relik Longboard Invitational』

を制したウナクネ女王であります。

(メンズ勝者:タイラー・ウォーレン)

このコンテストは、

「カリナやタイラーのようにクラシックログで、

美しくノーズライドするという、

クラシックに伝統的にと、最近のサーフィンの風潮が現れていたぞよ」

とは、観戦に行ったアロハ・スコット。

http://www.carvemag.com/wp-content/uploads/2017/10/women.jpeg

他にはアンディ・ニエブレスのサーフィンが特筆するに値していたが、

波のサイズが足りなかったようで、

思っているより得点が出なかった聞いた。

フィンレスサーフを楽しんでいたSeeaのマケイラ。

この初夏奄美でも一緒でした。

真夏!!_奄美のグリーングッドマン緑くん_(909文字)

そのSeeaパーティの準備風景。

沖縄からYES Surfの川内夫妻がいらしていて、

シーア本社にお連れすると、そのいろいろに感激していた。

カリナとシドニー。

最近の流行はハイウエストにぶかぶかパンツだが、

少し前はローライズにスリムフィット。

流行とは不思議であります。

20年間、

そして少し前まで私はクラッシュジーンズを好んでいたが、

それが流行ってしまったので、

「通常の、クラッシュではないジーンズ」

を履くようになったという経緯もあります。(笑)

ランチ時刻となったので、

フォードアーズに行き、

渾身のチキン・ケサディーアを作ると、

川内夫妻は大喜びしてくれました。

いつもミラーたちとやっていることなので、

こういうのは楽勝なのだが、

やはり良波の前というのが最良のスパイスなのだと再確認しました。

ちなみに作り方は

1.フライパンに全粒粉トルティーヤを焼き

2.両面焼けたところにオーガニックチーズをふりかけ

3.アボカド、トマト、パプリカをのせて

4.ローストチキン(地鶏)をほぐしたものをのせ

5.サルサソース(辛)をちょっぴり振りかけたら完成です。

日本で一緒だったバネッサが上がってきた。

彼女も水着でサーフしているが、現在の水温19−20度。

競泳用プールが25度、

子ども用プールが30ー32度とされている。

ちなみに22度以下だと、

内臓が冷えるそうで、

少しすると歯の根が合わなくなるほど寒くなる。

それを数時間水着だけでサーフできるのはすごい。

しかも半数くらいは裸でサーフしているので、

人種の違いを思い知らされる。

私もトランクスにZ1サーフスーツのジャケットで入るが、

「なるべく息を止めて波を待つ」

という忍法を使っても30分が限界であります。

ちなみに私は日本人としてはかなり冷水に強い方であります。

何が違うのか、

卒論の題材にしたらとてもいいと思う。

小波幸福のために_人種による体感温度の違いについて_キャッチサーフのクリーンナップ動画_(2105文字)

Photo by Uto Green (Green Hill)

「台風ですばらしい波がパンピングしていますよ。奄美は最高よ〜」

とは奄美大島からの緑くん情報で、

しかも水温が29−30度というのだからたまりませんね。

このチャートによると、

千葉北は今でも21度あるのでこちらよりも温かいという事実。

とすると、

みんな千葉に行くとトランクスだけでサーフするのだろう。

不思議な皮膚感覚だ。

動画編集をしていたら、

UNK-SX7に乗った映像が出てきた。

NAKISURF千葉に置いてきてしまったので、

今乗りたいと熱望している。

こちらレンタルできますのでどうぞご利用ください。

波乗りの定義が変わります。

最後に、

ウナクネ茨城支部のMさんが、

「NAKIさんの若い頃のサーフィンを発見しました」

そう送ってきてくれたので、

インスタグラムにポストすると、

あっという間に1万ビューを超えた。

20代の自分。

たしかこのボードは6’2″のエッグというか、

テイルとノーズが同じ形をしていて、

さらにはツインスタビライザーだったので、

すでに自分のルーツがここにあったようであります。

うれしかったのが、

ペラペラボード全盛時に、

ちょっぴりウナクネしていた若き自分がいたこと。

ここにその動画を。

それではすばらしい日曜日をお過ごしください。

Happy Surfing Sunday!!

サイドバイト_ペソズ道_タイラー・ウォーレンの魂の道_(1476文字)

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Ventura Sage on Catch Surf Odysea x DFW Pro 7′

.

先日、

“ベンチュラセイジがフォードアーズにやってきた”

とはここに書いた。

そのとき彼が乗ったのが私のバリー・マッギーのサイドバイト、

2017DFWモデルだった。

あのレイルバイトを直接感じるグライドが独特で、

それはまるで浮遊しているかのようで、

それでいてトラクションがあるという不思議なもの。

そのグライド感覚に私のように魅せられた彼は、

「サイドバイト欲しいです」

「11月末まで売り切れですぞ」

そう諭すと、その大きな肩を落としていた。

【テクニック思想編】[必読]新サーフィン時代到来記念!_DFWフィンレスで無尽蔵のエネルギーを得た日_(1656文字)

彼は河合さんと同じで、

2016DFW、

つまりシングルフィンボックスバージョンを所有するひとり。

お!それにサイドバイトを付けたらいいと帰結し、

こんな発言となった。

「キャッチサーフでサイドバイトキットを発売したらいいのに」

「あるよ」

「え、あるんですか?」

「ボックスとフィンは別売りだけど、

それぞれ2つと、1セットを買えばサイドバイトは完成するよ」

ということで、セイジ用に本社で手に入れてきた。

セイジがこれをインストールするときに撮影しますので、

取り付け方法などはその動画をお待ちください。

そのバリー・マッギーたちが参加しているという

『クラブフィンレス』。

「という」と濁さなくてはならないのは、

DFWの精神からくるものだろうか。

しばし考えてしまった。

【テクニック思想編】[必読]新サーフィン時代到来記念!_DFWフィンレスで無尽蔵のエネルギーを得た日_(1656文字)

.

ペソズがニューアルバムをリリースするそうで、

プロモーション用のマッチをいただいた。

ペソズの首謀は

ここでも登場するヤーンくん谷田くん(中央、Yaan)だが、

彼を見ていると、

『おそ松くん』のイヤミと、

ダヨーンを足して2で割ったような気がしてならない。

彼の才能は、

新世界の発見をもたらすことで知られている。

さらには世間の慣習すべてに対して真っ向から相対しない。

クネクネとかわして、

ーーそれはまるでウナクネ式のサーファーのようにーー

すぐれた構想力を発揮し、

それは音楽だったり、アート、

そしてサーフィンという文化的道具として表現している。

これこそがヤーンが目指す真の自己表現であり、

『道』のコミュニスムの最初の萌芽だと気づいた。

ということで、

『ペソズ道』認定。

海に目を落とすと、

タイちゃんこと、

タイラー・ウォーレンがクルーズしていた。

海から上がったタイちゃんが、

「自分用のクアッドを削ったから見にきてクダサイ」

というので行ってきた。

これは短い方で、

これは長いバージョン。

それぞれ

5’9.5″ x 18-7/8″ x 2-3/8″

5’11” x 18-7/8″ x 2-5/16″

というサイズだった、

「少しだけ樹脂が残れば重くなるでしょう」

と言って、

エントリーロッカーのデッキ付近にあった溝を見せてくれた。

ここに樹脂が入り、重くなれば、

テイクオフのときにさらに押し込めるようになるおまじないだそう。

当たるも八卦当たらぬも八卦という感じだが、

彼のサーフボードはこうした些細の上に成り立っていると知った。

なぜ彼がシェイプしたボードが速いのか、

こちらの思い通り、従順になるのか?

なぜマジックボードなのか?

そんな疑問の塊が少しだけ解けた気がした。

タイラー・ウォーレン、

彼は今日もサーフボードを誕生させ、

こうして1本1本に魂を入れているのだろう。

魂は道とも転用できる。

巷の合併ブームもあるので、

合わせて『魂道』としてみると、

なかなか迫力がある単語となった。

波乗道も険しいので、

魂系と相通じるものがあるのだろう。

Happy Surfing!!

 

カイル・アーネットとサバ手_きんちゃんと台風ミッドレングス_ツナくんとヘアカリフォルニア_(1403文字)

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こんにちは、日本時間の月曜日、正午です。

列島に台風が上陸していますね。

どうぞ被害少なく、無事でありますように。

Alex Knost on the nose

.

Kyle Arnett do the Saba hands

.

大人気のサバ手ブームに乗って、

突然私たちのシーンに現れたカイル・アーネット。

彼の動画を巻末にリンクしておきました。

カイルは特別なサーファーなのは間違いない。

それは彼の高度なサーフ技術に裏打ちされている。

だが、普通のサーフスタイルではないので、

私たちは驚かされたり、感動する。

表現力とはよく聞くが、

彼の場合は企画力だったり、

表現力がとても優れているという一例だろう。

特別の画像は、

誰の車がどこに停めてあるかがわかるインデックス付き。

こうして車の目の前でサーフできるのは、

鎌倉七里ヶ浜の正面のようです。

「この台風で鎌高前の新階段が壊れてしまった」

とインスタグラムで知った。

また波が大きくなってきた。

少し風が入っているが、こんなパーフェクション。

しかもほぼ無人。

Brian Miller on Catch Surf Odysea 7’ (FINLESS)

.

Brian Miller on Tyler Warren’s Bonzer 6’11”
.

昨日の湘南には台風からのうねりがあったようで、

サーファーズ岬でサーフしたきんちゃんから連絡があった。

「波良かったよ〜!今回ね、言いたかったのは、

ツナくんのさ、7フィートを借りたら新境地というか、

はっきり言って完全に驚かされたよ」

「シャンパンですね」

「そう、それそれ。シャンパン。

それにしてもなぜあのサイズ、ミッドレングスだっけ、

今までなぜあれに乗らなかったのかとさえ考えさせられたな」

「そうでしょう!ぼくもそうでしたから」

「テイクオフは早いし、逆に早いから怖いほどで、ターンも重いから、

あの速さと重さはまるでジェット機を操縦しているみたいだったなぁ」

「そんなに!」

「まあ、サバ読んで大げさに言ったけど、そんな気持ちだったのは確かだな」

NATION CHAMPAGNE 6’11″(ツナくんのと同型)

.

「キンちゃんたちにもサバはブームですか?」

「そんなことはないけど、金曜日に京都で絶品のサバ定食食べたよ」

「絶品サバ!サバー!!」

「今井食堂って知ってるでしょ。あそこのはやたら上手いね」

「噂には聞いてます」

「今度行こう!あれ、何の話をしてたっけ?」

「ミッドレングスですか?」

「そうそれそれ」

「きんちゃん、新時代ですよ」

「そうだね。食わず嫌いはサバも食べないっていうね」

「さすがです(笑)」

—–

ツナくんは、

海上がりに念願だったヘアカリフォルニアに行ったようで、

「ついに聖式カットを施されました。うれしかったです」

というメールが届いた。

新作サバTのサンプルを着ているツナくんの、

うれしそうな顔にこちらまでうれしくなった。

それにしてもウナクネカード。

これは30番ですね。

さすがヘアカリフォルニアの聖式カルちゃん。

珍しいものを持っています。

で、噂のカイル・アーネットの動画作品。

さきほど海で本人に見せたら、感涙して喜んでくれました。

作ってよかった〜!

また作りますね!

サバー!

岬レフト波_タイラー・ウォーレン・スタジオ&NAKISURFボード群_(2033文字)

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こんにちは、

カリフォルニアには、

金曜日から大きな南西うねりが届いていて、

土曜日の朝が一番大きかった。

週末に波があると、

しかもこのうねりは5日も前から予想されていたので、

どこもものすごく混雑していた。

で、こういう日の私たちはサンオノフレ岬に行く。

いつもは岬の左側のライト(レギュラー)でサーフするのだけど、

その反対側のレフトが世界的な波となるのはあまり知られていない。

そのレフト。

岸から見た波壁。

レーシー(racy)で速い。

レーシーというのは、

波のセクションと自分との追いかけっこを想像するといい。

波壁の上に上に張り付くようにするとセクションをメイクできる。

速そうに見えるが、

抜けられるかそうでないかは、

テイクオフの位置、

その初期速度等が達成できたかそうでないかにかかっている。

そして最後はたいてい、

こんな爆発系のショアブレイクが待ち構えている。

Tyler Warren’s Bonzer 6’11”

.

この日最大のセットに乗ることができた。

ミッドレングスに乗るようになってわかったのが、

テイクオフの速さ、そしてそのレーシーの速度、

さらには自身の滑走速度が倍増したこと。

波乗りはよりスリリングとなり、そしてテクニカルになった。

Brian Miller

.

ミラーもミッドレングスに乗るマスターだろう。

ミッドレングスに乗り始めたころは、

これだけサイズがあるとゲッティングアウトすらできなかったが、

今では楽勝である。

ノーズ側を掴んで、

後ろ足をしっかりとテイルにのせてボードを沈めるやり方。

浮力がある分、波の中でもすごい速度で浮き上がってくるので、

浮上した後のファーストパドルがショートボードのおよそ倍速と知った。

自分の波乗りでは新章です。

Ventura Sage on Tyler Warren’s Bonzer

.

ベンチュラからやってきたセイジもそのレーシーな壁に挑んだ週末。

こういう波ではイニシャルパドル、

つまり最初の一漕ぎがいかに大切か思い知らされた波群でした。

セイジもサバ手を愛するひとりで、

うれしくて38度角よりも70度近くなっているが、

良い波に乗ってのサバ手楽しきセッション。

日曜日から波が小さくなって、

ミラーがカメラを持って泳ぎ出て、

私のノーズライドを撮ってくれた。

結局波乗りしまくりの3連休でした。

今日はフィンレスでやったけど、

沖のセクションで吹き飛ばされたときは、

ひさしぶりに「墜落の恐怖」を味わった。

波のトップから後頭部を下に降下していくのは、

スリルを通り越して怖いほどでありました。(笑)

さて、

タイちゃんこと、

タイラー・ウォーレンのストックボードが仕上がったので、

彼のスタジオに行ってきました。

ボンザーに続いて、

フィッシュが欲しくなり、

タイちゃんといろいろ話して決定したのがBullet。

古風&新時代タイラー・ウォーレンのサーフボード世界(前編)_キャッチサーフ・オディシーの来季6フィートモデル_最速パドリング_(1872文字)

名作ドリームフィッシュと、

名作バーオブソープを融合させたミニフィッシュ。

『バレッ(ト)」と発音します。

『弾丸』という意味で、

「それは乗り味の速さに由来しています」とはタイちゃん。

短いタイプより、

カービングや教会岬のために揚力を確保しました。

黄、肌色っぽいハーフオペイク、

ハーフティントのオーダーカード。

タイラーは常に最上のサーフボード工場を探している。

今回はリードという人の工場で、

彼のパーソナルボードをサンプルとし、

ちょうど2本が仕上がってきた。

NAKISURFのストックボード。

Bar of Soap 5’3″ 21″ x 2-5/8″

タイちゃんが持っているのが、

Dream Fish 5’5″ x 21″ 2-1/2″

Volan 1″ Lap Wood Fins

Tracker 6’3″ x 20-1/8″ x 2-1/2″

.

Function Hull (EGG) 6’8″ x 20-1/2″ x 2-1/2″

Olive Tint + Volan Cloth

.

Dream Fish 5’5″ x 20-3/8″ x 2-1/2″

.

Diamond Logo

Green Tint, Wood Fins

.

Dream Fish 5’6″ x 19″ x 2-5/16″

.

Wood Fins

.

「バードは縁起がいいので、

フィッシュのノーズにNAKISURFのステッカーを貼りたいデス」

そんなことになって、

さらにはベンチュラセイジ作の、

日本品種の美味ブドウ『シナノスマイル』を進呈され、

その味に驚くタイちゃん。

スラッシュグラッシングの未来について語り、

彼が乗ってきたマリブ波の良さについて、

今回の南うねりやサーフボードのこと、

尽きない波乗り話でした。

でもついに疲労困憊となったのも事実。

お水をたくさん取って、

これから書き仕事を始めます。

Blue誌の巻頭コラムと、

8ホテルのグルメガイドの締め切りが迫っている。

何を書こうか、この疲れがうれしい。

Wishing you a great week!

 

急がば回れのノーズライドとチューブライディング_CJネルソンとライアン・イングル_メキシコ・ソウルフード_タイラー・ウォーレンのウイングロゴが創られた日_(1557文字)

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Nation The Pink Champagne on Ice 6’11”

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これはシングルフィンのノーズライド。

フィンレスサーフをして、

かれこれ1500時間くらいだろうか。

レイルワークが格段と上達したようで、

ノーズライドとチューブライディングが突然自分のものとなった。

フィンレスでサーフすると、

最初は初級者に逆戻りしていたが、

「急がば回れ」

そんな格言を思いだしていた。

 

French Toast at Cafe Fabricante

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ハチミツに漬けたオーガニックストロベリーと、

マスカルポーネチーズの濃厚な味が降り注いだ全粒粉バゲット。

日本でおいしいものを食べてきたが、

最近はアメリカでも同様以上のものが食べられるのがうれしい。

さて、

毎日の日課だが、

NATIONの工場に行くと、

なんとCJネルソンがいた。

CJのボードは、

Nationのライアン・イングルがシェイプしている。

稀代の天才と言われるふたりのタッグ。

そんなライアンのボードでサーフできることがうれしい。

フルコンケイブのミッドレングス。

CANVASのミニノーズライダーで培い、

表現を続けてきたものだが、

これを進化させて、

パフォーマンス・オルタナティブ・デザインを創ろうということになった。

おそらく世界のサーファーが必要としているものであるのと、

もはやペラペラに薄いショートボードは、

誰のためのものかがわかってきた感がある。

ミッドレングスとショートボードの中間を想像していただきたい。

途中経過はここで報告しますね。

サンクレメンテ地方は、

メキシカンのおいしいお店で知られている。

この『エル・モリノ』は、

そのメキシカンでは、

“Authentic”(真正の、本物)であると言われている。

普段はあまり辛いのを好まないのだが、

たまに体が欲しくなる。

昨日のスペシャルは、

『Chicharron en Salsa』。

「チチャロンとは何ですか?」

前に並んでいるメキシコおじさんに聞くと、

なんとかわかる英語で、

豚皮料理であるといい、

「これこそがメキシカンのソウルフードだ!」

そう胸を張る。

完成して受け取ると、

まさに豚肉の皮がトマトソースに入っていた。

そしてその辛いことといったら、

汗がしたたり落ちてくるほどで、

これで月に一度程度の辛味補給ができたようです。

ライス、ビーンズ、焼きたてのトルティーヤ3枚、

ハラペーニョがたっぷりとついて5ドル程度と安いのも魅力です。

少し前になるけど、

ナウシカを劇場で見てきた証拠半券。

200人くらいが入り、

本編終了時に全員でのスタンディングオベーションが起きて、

さすが宮崎駿さん、

33年前の作品で、

しかも変な英訳の字幕でここまで人を魅了してしまうのを目の当たりにした。

これをきちんと訳してあげたいと感じた日本人は私だけではないはず。

ちなみに千と千尋の英訳は完璧でした。

ベンチュラセイジが、

マイシャローナを初めて見た日。

こちらで大躍進しているのは、

San Onofre Surf Co.というサンオノフレをベースとする会社で、

その新作はこんなパロディ作品でした。

「フィンがなければいいのに」

フィンレス好きな私がそう言うと、

「それではオリジナルと変わらなくなってしまうよ」

なるほどフィンが大事なんですね。

さあ、金曜日ですね。

タイラー・ウォーレンの新しいロゴ

『ウイング』が完成して久しいが、

その始まりを発見したので、

ここにリンクをおいておきますね。

2年半も前にアイディアがあったことにびっくり。

そして私がソニックブームに乗っていた。

【金曜日の中編】_サウスモナークの鬼師範波_ダルマくんの七転び八起き_TWイーグルロゴ草稿_(3507文字)

ウナクネボンザー、

じゃなかったソースイボンザーは無事に東京に着き、

瀧朗とサバちゃん、聖式が大喜びしているようです。

Have a great weekend!!

Seeaのカリナ・ロズンコ_体感水温_20代の私映像_(1777文字)

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こんにちは、

日曜日をいかがお過ごしですか。

台風が来ていますね。

被害なく波だけやってきてくれたらありがたいと、

サーファーたちはそう思うのであります。

この時期の台風は、

東上すれば海水温が低いので、

そこまで被害がないのもいいですね。

昨日のSeeaパーティの主役、カリナ・ロズンコ。

先日の『Surf Relik Longboard Invitational』

を制したウナクネ女王であります。

(メンズ勝者:タイラー・ウォーレン)

このコンテストは、

「カリナやタイラーのようにクラシックログで、

美しくノーズライドするという、

クラシックに伝統的にと、最近のサーフィンの風潮が現れていたぞよ」

とは、観戦に行ったアロハ・スコット。

http://www.carvemag.com/wp-content/uploads/2017/10/women.jpeg

他にはアンディ・ニエブレスのサーフィンが特筆するに値していたが、

波のサイズが足りなかったようで、

思っているより得点が出なかった聞いた。

フィンレスサーフを楽しんでいたSeeaのマケイラ。

この初夏奄美でも一緒でした。

真夏!!_奄美のグリーングッドマン緑くん_(909文字)

そのSeeaパーティの準備風景。

沖縄からYES Surfの川内夫妻がいらしていて、

シーア本社にお連れすると、そのいろいろに感激していた。

カリナとシドニー。

最近の流行はハイウエストにぶかぶかパンツだが、

少し前はローライズにスリムフィット。

流行とは不思議であります。

20年間、

そして少し前まで私はクラッシュジーンズを好んでいたが、

それが流行ってしまったので、

「通常の、クラッシュではないジーンズ」

を履くようになったという経緯もあります。(笑)

ランチ時刻となったので、

フォードアーズに行き、

渾身のチキン・ケサディーアを作ると、

川内夫妻は大喜びしてくれました。

いつもミラーたちとやっていることなので、

こういうのは楽勝なのだが、

やはり良波の前というのが最良のスパイスなのだと再確認しました。

ちなみに作り方は

1.フライパンに全粒粉トルティーヤを焼き

2.両面焼けたところにオーガニックチーズをふりかけ

3.アボカド、トマト、パプリカをのせて

4.ローストチキン(地鶏)をほぐしたものをのせ

5.サルサソース(辛)をちょっぴり振りかけたら完成です。

日本で一緒だったバネッサが上がってきた。

彼女も水着でサーフしているが、現在の水温19−20度。

競泳用プールが25度、

子ども用プールが30ー32度とされている。

ちなみに22度以下だと、

内臓が冷えるそうで、

少しすると歯の根が合わなくなるほど寒くなる。

それを数時間水着だけでサーフできるのはすごい。

しかも半数くらいは裸でサーフしているので、

人種の違いを思い知らされる。

私もトランクスにZ1サーフスーツのジャケットで入るが、

「なるべく息を止めて波を待つ」

という忍法を使っても30分が限界であります。

ちなみに私は日本人としてはかなり冷水に強い方であります。

何が違うのか、

卒論の題材にしたらとてもいいと思う。

小波幸福のためには_人種による体感温度の違いについて_キャッチサーフのクリーンナップ動画_(2178文字)

Photo by Uto Green (Green Hill)

「台風ですばらしい波がパンピングしていますよ。奄美は最高よ〜」

とは奄美大島からの緑くん情報で、

しかも水温が29−30度というのだからたまりませんね。

このチャートによると、

千葉北は今でも21度あるのでこちらよりも温かいという事実。

とすると、

みんな千葉に行くとトランクスだけでサーフするのだろう。

不思議な皮膚感覚だ。

動画編集をしていたら、

UNK-SX7に乗った映像が出てきた。

NAKISURF千葉に置いてきてしまったので、

今乗りたいと熱望している。

こちらレンタルできますのでどうぞご利用ください。

波乗りの定義が変わります。

最後に、

ウナクネ茨城支部のMさんが、

「NAKIさんの若い頃のサーフィンを発見しました」

そう送ってきてくれたので、

インスタグラムにポストすると、

あっという間に1万ビューを超えた。

20代の自分。

たしかこのボードは6’2″のエッグというか、

テイルとノーズが同じ形をしていて、

さらにはツインスタビライザーだったので、

すでに自分のルーツがここにあったようであります。

うれしかったのが、

ペラペラボード全盛時に、

ちょっぴりウナクネしていた若き自分がいたこと。

ここにその動画を。

それではすばらしい日曜日をお過ごしください。

Happy Surfing Sunday!!

サイドバイト_ペソズ道_タイラー・ウォーレンの魂の道_(1476文字)

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Ventura Sage on Catch Surf Odysea x DFW Pro 7′

.

先日、

“ベンチュラセイジがフォードアーズにやってきた”

とはここに書いた。

そのとき彼が乗ったのが私のバリー・マッギーのサイドバイト、

2017DFWモデルだった。

あのレイルバイトを直接感じるグライドが独特で、

それはまるで浮遊しているかのようで、

それでいてトラクションがあるという不思議なもの。

そのグライド感覚に私のように魅せられた彼は、

「サイドバイト欲しいです」

「11月末まで売り切れですぞ」

そう諭すと、その大きな肩を落としていた。

【テクニック思想編】[必読]新サーフィン時代到来記念!_DFWフィンレスで無尽蔵のエネルギーを得た日_(1656文字)

彼は河合さんと同じで、

2016DFW、

つまりシングルフィンボックスバージョンを所有するひとり。

お!それにサイドバイトを付けたらいいと帰結し、

こんな発言となった。

「キャッチサーフでサイドバイトキットを発売したらいいのに」

「あるよ」

「え、あるんですか?」

「ボックスとフィンは別売りだけど、

それぞれ2つと、1セットを買えばサイドバイトは完成するよ」

ということで、セイジ用に本社で手に入れてきた。

セイジがこれをインストールするときに撮影しますので、

取り付け方法などはその動画をお待ちください。

そのバリー・マッギーたちが参加しているという

『クラブフィンレス』。

「という」と濁さなくてはならないのは、

DFWの精神からくるものだろうか。

しばし考えてしまった。

【テクニック思想編】[必読]新サーフィン時代到来記念!_DFWフィンレスで無尽蔵のエネルギーを得た日_(1656文字)

.

ペソズがニューアルバムをリリースするそうで、

プロモーション用のマッチをいただいた。

ペソズの首謀は

ここでも登場するヤーンくん谷田くん(中央、Yaan)だが、

彼を見ていると、

『おそ松くん』のイヤミと、

ダヨーンを足して2で割ったような気がしてならない。

彼の才能は、

新世界の発見をもたらすことで知られている。

さらには世間の慣習すべてに対して真っ向から相対しない。

クネクネとかわして、

ーーそれはまるでウナクネ式のサーファーのようにーー

すぐれた構想力を発揮し、

それは音楽だったり、アート、

そしてサーフィンという文化的道具として表現している。

これこそがヤーンが目指す真の自己表現であり、

『道』のコミュニスムの最初の萌芽だと気づいた。

ということで、

『ペソズ道』認定。

海に目を落とすと、

タイちゃんこと、

タイラー・ウォーレンがクルーズしていた。

海から上がったタイちゃんが、

「自分用のクアッドを削ったから見にきてクダサイ」

というので行ってきた。

これは短い方で、

これは長いバージョン。

それぞれ

5’9.5″ x 18-7/8″ x 2-3/8″

5’11” x 18-7/8″ x 2-5/16″

というサイズだった、

「少しだけ樹脂が残れば重くなるでしょう」

と言って、

エントリーロッカーのデッキ付近にあった溝を見せてくれた。

ここに樹脂が入り、重くなれば、

テイクオフのときにさらに押し込めるようになるおまじないだそう。

当たるも八卦当たらぬも八卦という感じだが、

彼のサーフボードはこうした些細の上に成り立っていると知った。

なぜ彼がシェイプしたボードが速いのか、

こちらの思い通り、従順になるのか?

なぜマジックボードなのか?

そんな疑問の塊が少しだけ解けた気がした。

タイラー・ウォーレン、

彼は今日もサーフボードを誕生させ、

こうして1本1本に魂を入れているのだろう。

魂は道とも転用できる。

巷の合併ブームもあるので、

合わせて『魂道』としてみると、

なかなか迫力がある単語となった。

波乗道も険しいので、

魂系と相通じるものがあるのだろう。

Happy Surfing!!

 


カイル・アーネットとサバ手_きんちゃんと台風ミッドレングス_ツナくんとヘアカリフォルニア_(1403文字)

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こんにちは、日本時間の月曜日、正午です。

列島に台風が上陸していますね。

どうぞ被害少なく、無事でありますように。

Alex Knost on the nose

.

Kyle Arnett do the Saba hands

.

大人気のサバ手ブームに乗って、

突然私たちのシーンに現れたカイル・アーネット。

彼の動画を巻末にリンクしておきました。

カイルは特別なサーファーなのは間違いない。

それは彼の高度なサーフ技術に裏打ちされている。

だが、普通のサーフスタイルではないので、

私たちは驚かされたり、感動する。

表現力とはよく聞くが、

彼の場合は企画力だったり、

表現力がとても優れているという一例だろう。

特別の画像は、

誰の車がどこに停めてあるかがわかるインデックス付き。

こうして車の目の前でサーフできるのは、

鎌倉七里ヶ浜の正面のようです。

「この台風で鎌高前の新階段が壊れてしまった」

とインスタグラムで知った。

また波が大きくなってきた。

少し風が入っているが、こんなパーフェクション。

しかもほぼ無人。

Brian Miller on Catch Surf Odysea 7’ (FINLESS)

.

Brian Miller on Tyler Warren’s Bonzer 6’11”
.

昨日の湘南には台風からのうねりがあったようで、

サーファーズ岬でサーフしたきんちゃんから連絡があった。

「波良かったよ〜!今回ね、言いたかったのは、

ツナくんのさ、7フィートを借りたら新境地というか、

はっきり言って完全に驚かされたよ」

「シャンパンですね」

「そう、それそれ。シャンパン。

それにしてもなぜあのサイズ、ミッドレングスだっけ、

今までなぜあれに乗らなかったのかとさえ考えさせられたな」

「そうでしょう!ぼくもそうでしたから」

「テイクオフは早いし、逆に早いから怖いほどで、ターンも重いから、

あの速さと重さはまるでジェット機を操縦しているみたいだったなぁ」

「そんなに!」

「まあ、サバ読んで大げさに言ったけど、そんな気持ちだったのは確かだな」

NATION CHAMPAGNE 6’11″(ツナくんのと同型)

.

「キンちゃんたちにもサバはブームですか?」

「そんなことはないけど、金曜日に京都で絶品のサバ定食食べたよ」

「絶品サバ!サバー!!」

「今井食堂って知ってるでしょ。あそこのはやたら上手いね」

「噂には聞いてます」

「今度行こう!あれ、何の話をしてたっけ?」

「ミッドレングスですか?」

「そうそれそれ」

「きんちゃん、新時代ですよ」

「そうだね。食わず嫌いはサバも食べないっていうね」

「さすがです(笑)」

—–

ツナくんは、

海上がりに念願だったヘアカリフォルニアに行ったようで、

「ついに聖式カットを施されました。うれしかったです」

というメールが届いた。

新作サバTのサンプルを着ているツナくんの、

うれしそうな顔にこちらまでうれしくなった。

それにしてもウナクネカード。

これは30番ですね。

さすがヘアカリフォルニアの聖式カルちゃん。

珍しいものを持っています。

で、噂のカイル・アーネットの動画作品。

さきほど海で本人に見せたら、感涙して喜んでくれました。

作ってよかった〜!

また作りますね!

サバー!

【ハッピーサーフィンデーの特大号】タイラー・ウォーレン_サンオノフレ・サーフカンパニー_ウナクネ界の内部情報とサバ号各種_Seea新素材_(2808文字)

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Happy Surfing day!!

今日はハッピーサーフィングデーです!

そのお祝いに特大号としました。

Tyler Warren’s  “EDGE Board”

Bullet 5’0″ x 20-1/2″ x 2-5/16″

.

昨日はタイちゃん家に行って、

友人が購入したアート作品にサインをしてもらったり、

次のトリップ先の手配をし、サーフボード談議をしていた。

タイちゃんの本名は、タイラー・ウォーレン。

その名でサーフボードを少数だけ作っている。

上記した新作Bulletが、

エッジボードとして登場した日は、

サンオノフレ・サーフカンパニーの新作映画の試写会だった。

これには、

日本帰りのウナクネ総帥ことアレックス・ノストもやってきた。

(ちょうどVANSのNの下、椅子の上に立たれておられる)

【特大号】アレックス・ノスト個展が金曜18時より品川区で_さよなら藤沢『久昇』8ホテルのフーディガイド_(3159文字)

そしていつものサンオノフレのメンバー全員がいて、

前出のタイちゃんも来ていた。

タイちゃんはウナクネ界では影皇帝という役柄であるが、

「それがスターウオーズのエンペラーに由来している」

ということはあまり知られていない。

要は彼が影で糸を引く指導者のように若者に接していて、

トランクスの腰の位置から、

ワックスの塗り方、フィン位置まで細かく指導している。

だが、その現場を見たものは少なく、

当事者しか知らないことでもあります。

なので影皇帝。

サンオノフレ・サーフカンパニーのパーティの詳しくは後日。

さて、話は変わり、

サバちゃんが乗るのはホンダサバットと知られているが、

このウナクネ界では、

数々の名サバ車が産み出されている。

1969 Mazda Chantez EV

これはマツダ・シャンテ。

この車のことを少し調べると、

昭和44年の東京モーターショーでEV車として出展されていた。

そんな昔にEV車を開発しようとしていたマツダ社に最敬礼。

名車であることがサバちゃん号の条件でもあります。

テイルについた尾っぽは、

駐車するときにバンパーの役目をしたり、

これを強く振ると、その反発力で加速できるという。

(ウナクネ幸式清水さん調べ)

背びれはFMアンテナで、

駐車等で必要であれば、平らにたためる。

ANAもサバ機を持ち、

これはサバ号オリジナルであるマツダ・鯖ンナRX-7。

NAKISURFのステッカーも貼ってあってうれしい。

これは今年の鎌倉極楽寺でのサバちゃん&総帥。

この名店ハレノバの壁には、

『サバラ』のポスターが貼られていたことを多くの読者が見逃していた。

癒ハレノバ_ヘアカリフォルニア_久昇_下田への黄金ルート_(774文字)

サバラポスターが貼られる前のハレノバ。

マスターヒロシさんは旅に出たという。

諸行無常。

これがそのサバラ。

ランボルギーニ界では無敵の噂がある。

でもサバちゃんが言うには、

さらなる出力が欲しいらしく、

次は、

このランボルギーニをサバ化しようとしているという噂。

かっこいい。

サーフボード業界では、

超ラミネーターのデイブ・ネイラーに宝くじが当たり、

念願のスーパーカー各種を購入したということは密かに知られている。

仕事を辞めないのが彼らしい。

Photo by Tomomi Mizuguchi

.

伊豆の巨匠水口さんが、

この春に撮ってくださった私の写真。

UNK-S 6’1″だが、全てのフィンが抜けていた。

だが、このカットバックは完全にメイクしているので、

グラブレイルの重要性がこの画像からわかった。

サバついでに、

何人かの読者とマックスに「あれはどんな意味ですか?」

そう聞かれた画像がある。

これはいつかどこかの動画にたった1秒挿入しただけだが、

わかる人にはわかってしまった。

『かっこいいスキヤキ』

(絶版、青林堂/泉昌之さん著/1983年)内の、

最後の晩餐」での一コマ。

この単行本は、

私が18歳のときに横山泰介さんからお借りして以来の名作。

内容は鍋仲間たちとスキヤキを食べる際には、

しいたけ、とうふ、春菊、しらたき、

ネギと食べて、そして肉を食べるというローテーションではならない、

という主人公(本郷くん)と、

そんなのは全く関係ない仲間との葛藤を描いた涙なしでは読めない珠玉作品であります。

すばらしい作品です。

ハッピーサーフの種子がここに焼き付いている。

Tyler Warren’s Dream Fish 4’10”

.

最近はこうした少年少女たちが、

ショートボードではなく、フィッシュに乗っている。

すばらしき時代を感じるは私だけではない。

彼がちょうど上がってきたので、

体重を聞いてみると、85パウンドであるという。

これをキログラムに換算すると、

なんと38kgで、ここにもサバが潜んでいたという不思議。

(あまり関係ありませんが)

サバ手コンビ。

サバちゃん近影。

近影なのに私が映っているのは、

近影ということをサバ読みしたから。(笑)

サバは便利ですね。

この日はサバちゃんと、

レトロ玩具探訪していました。

このオバQシリーズのトコトコ模型は私も持っていたものだが、

再販品を購入しようとすると、

こんな価格になっていることに驚く。

サバ手のマネキン。

サバー。

Seea Rhea One-Piece Swimsuit

.

これはシーアのスイムスーツでリア。

薄いウエットスーツ素材。

なので、ちょっぴり温かいのが特徴。

水温18度なのに水着でサーフという不思議。

ウエットの下に着ると暖かいです。

これを現在の日本の水温で見ると茨城が18度。

そう考えると、

白人の皮膚感覚というのは寒さに強いということを再実感した。

これはウナクネSX7のシェイプ後むき出し画像。

また乗りたくなったのでここに。

本機はNAKISURF千葉にあり、

レンタルできるようにしましたので、

この宇宙的感覚なるマルチファンクションを実感してください。

お問い合わせ: shop@nakisurf.com まで

.

【ハッピーサーフィングデー記念のおまけ】

これはナッキーの脱出キックアウトだが、

それではなく、

後ろの波に乗っている人に注目していただきたい。

おもしろいのが、

沖と手前の波が同時に、

ほぼ同様にブレイクしていること。

二人とも違う波なのに、

同じ瞬間にボードは波トップに引っかかっていて、

人だけが波から外れている。

アントニオ猪木さんではないが、

「ダー!」と聞こえてくるようだ。

後ろでは宇宙遊泳みたいになっている。

サバー!

ぎゃー!

アハハ!

(横にいるクリスちゃんことクリスチャン・ワック)

当人たちは決死なんだろうけど、

見ている方としては微笑ましいのでありました。

そのクリスちゃん。

彼が言うには、

「サーフィンで大切なのが、こういうレイルトリムです。

波に合わせて一直線にレイルラインを合わせましょう」

その通りです。

そうすれば、サーフィンの次なるレベルが到来します。

長く踏み付けるレイルからの加速。

ここにも書きました。

特大号【テクニック編X2】『スピニング・ローリング・ボードホールド』『ミッドレングスでの加速その1』_総金剛石_(2529文字)

それではすばらしいハッピーサーフィングデーに!!

Happy Surfing day!!

直滑走はサーフィンの醍醐味_サーフマニュアル_(800文字)

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Tyler Warren’s Bonzer 6’11”

Photograph by Brian Miller

.

ノーズに乗りながら、

波壁が丸まっていくところを滑っていった。

レイルロックして、

さらにグラブレイルすれば、

もうほとんどマリオのスター状態となる。

こうした波に合わせての直滑走は、

サーフィンの核となる醍醐味。

TWボンザーが切り裂いたトラックが秋の陽に透けていた。

最近のマイブームは、

海上がりのサーフボードを鑑賞すること。

ボードから駈け上った斜面が蘇ってくる。

海水は拭き取らないようにしているのは、

海水がしみこんだサーフボードが好きだから。

サーフマガジン誌短期連載の『テクニック』、

「テイクオフ2」脱稿。

2830字。

2というのは、

前回「緩い波でのテイクオフ編」だったので、

これが「その2」。

その反極というか、掘れた、

しかもえぐれた波に乗るためのHOWを書いた。

発売日は12月頃だろうか。

編集者は、

「文字数を3000字より少なく、

されば写真が大きく載せられます」

とあって、目指したのが2000字。

書き終えてみると、4000字。

減らしてこの文字数というのが今回。

実際には12000字は必要だろうか。

波乗り百科事典というか、

波乗りマニュアルみたいなのがあればいいのに、

そんなことを思いついた。

感覚的なものを文字にするのは楽しそうだ。

動画と対にすればロゼッタストーン超えだろうか。

ちょっと違うか。

今銀行、

その昔ハリウッドビデオという大きなレンタルビデオ屋の駐車場から、

レッドフォックスという老舗バーを見た画。

クリスちゃん(クリスチャン・ワック)と夕食に行くときは、

ここに駐車することが多い。

この乾いているはずなのに湿ったような作品になっているのは、

ネオン灯だとか、照明効果のおかげだろう。

San Clemente, Califronia

【新シリーズ】サーフィンの未来を考えてみた_その1_(1656文字)

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ベンチュラセイジから紹介された新しいウエブサイトを登録して閲覧できるようにしていた。

どのサイトとはここに書かないが、

車関係のものであるとだけ書いておく。

波に乗るいつものサーフィンではなく、

電波に乗るという意味でのネットサーフィン(もはや死語か)していると、

「未来の車社会」という項目に

「カーシェアリング」というのを発見した。

これはご存じのように、

登録を行った会員間で、

特定の自動車を共同使用するシステムのこと。

ならば私も業界に先がけて

「サーフボード・シェアリング」

というアイディアを着想した。

これも登録を行った会員間で、

特定のサーフボードを共同使用するシステムのこと。

概要としては、

全国のサーフブレイク近辺の加盟店、

または民家、駐車場等に特筆すべきサーフボードがあり、

会員サーファーたちは、

時間制でそれらを借りられるというもの。

まずは全国に行き渡らせるためのサーフボードが必要なのだが、

それを簡単に実現できる青写真もある。

それはユーザーがサーフボード供給まで負担すればいい。

概念としては、

自分のサーフボードをサーフボード・シェアリング(以下SS)に加え、

メンバーにシェア(借りてもらう)と、

その使用時間に合わせて寄贈者、

または賃貸者はそのポイントを決められた%を得られるというもの。

さらにランク設定をし、

例えば、

一ヶ月当たりのシェア量の1位にSS50%のポイントを付与し、

2位から10位までを20%、

11位から50位までを15%、

51位から100位までを10%とやって、

101位以下は5%としてみたらどうだろうか。

具体的には、自分のタイラー・ウォーレン・ボンザーを

千葉のアトランティックコーヒーさん(勝手に加盟店)に置き、

そのSS量によって、毎月ポイントが自分に還元されてくる。

加盟店さんにもポイントが寄与され、

それをフィンやワックス等のインフラに使用してもらう。

自分のボードが全国で一位になれば、

そのSS代金の50%のポイントを得られる。

さらには細分化して、

2位は何パーセント等とすればいい。

または自分が会員となる必要がない、

つまりボードを借りないのなら、

〈供給〉だけに参加して、課金を待つ等の使い方ができます。

乗ったユーザーによる同一ボードの多彩な感想も寄せられて、

サーフボードの情報が一気にそこに集まっていく。

とすると、

メーカーが口コミのために協賛するということにもなれますね。

修理ということもありますが、

これは使用ユーザーが自己申告して、

(しないと次のユーザーが見つけることになる)

保険でまかなうという考え方です。

使用頻度に応じて、

【サーフボードメンテナンス】が入り、

各サーフボードは最善の状態として、

またはコメント欄に波質による最上なるフィンセッティングもあり、

加盟店同士のコミュニケーションによって、

「このボードはこの波の方が良い」として移籍も可能とすれば、

ユーザーは、そのエリアでは、

どんなデザインが最も評価が高いのか、

またはマッチしているのかを知ることができる。

ユーザーの体重やパドリング能力というのもあるので、

履歴ユーザーたちの評価や意見、

感想によって自動判別できれば、さらに良い。

登録時点で自身のサーフ能力を入力すれば、

自身のサーフ履歴記録にもなりえる。

とにかく最良、または奇天烈、珍妙な、

歴史的なサーフボードに乗ってサーフできるようになる。

しかもサーフボードはいらないので、

公共機関で海まで行ける。

加盟店は、全国から多くの新規サーファーたちが集まるので、

付近にコミュニティが出現し、

その根幹を私たちが提案する『ハッピーサーフィン』とすれば、

それこそ新時代になるんだけどなぁ。

ここまでの話は最初にも書いた通り、

まだ種にもなっていないけど、

種になる前にここまで具体的なのだから、

さらに良いものになるだろう。

すばらしいサーフボードがつなぐ、サーファーたちの輪。

平和で楽しいサーフィン未来に憧れよう。

Happy Surfing!!

 

カレンダー作品_ミッド・ショートという新概念_(1214文字)

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自然からは、

偉大なるメッセージを受けるときがある。

この日は天気が悪く、朝から真っ暗だった。

正午になっても曇。

南風も強く、冬嵐の予感のような気候だった。

それでもミラーがやって来るからと、

フォードアーズまで行くと、やはりというか無人。

私たちは何本もの美しい波に乗り、

ふと気づくと、

普段は大混雑しているオールドマンズが、

たった数人しかサーフしていなかったので、

「あっちに行こう!」

そう言ってパドルアップしていった。

陽が沈んで、ウエットスーツを着替え終えると、

この信じられないような視界が拡がっていた。

周囲には件(くだん)の嵐もあって、

ほんの少数しかいなかったので、

現場にいた人全員が立ちすくんでしまった

こうして稀な夕陽もある。

波乗りが、友が見せてくれた宝石のような日。

再来年(来年のは決定済み)カレンダー候補決定です。

先日、

私のオフィスにCJネルソンがやってきたと、ここに書いた。

急がば回れのノーズライドとチューブライディング_CJネルソンとライアン・イングル_メキシコ・ソウルフード_タイラー・ウォーレンのウイングロゴが創られた日_(1557文字)

その後、

キャンバスのサーフボードを支えるライアン・イングルという博士が来た。

何の博士かと言いますと、サーフボードの博士です。

自称でもなんでもなく、

かなり昔からそんなニックネームが付いたようです。

似ているのにドクター、先生とありますが、

それはハンティントンのドックのことも同じ意味で使われています。

(彼の本名はジェフ・ラウシ)

さてライアンに話を戻しますと、

彼はコンピューターシェイプ創始期から、

肯定的にオペレーターとして関わっているシェイパーでもあります。

ハンドシェイプ歴もあるので、

タイラー・ウォーレンたちとも話が合う。

彼が来たときに話したのが、

「ターゲット浮力のこと」

私がミッドレングスに乗るようになり、

波を滑る浮力体の速度が増すばかりか、

攻略できていなかった海賊岬の波が突然見えた。

これはミッドレングスさまのおかげだと、

ボンザー明神のお告げに感謝を捧げたことも話した。

「取り憑かれるほどの魅力を持つボンザーとは?」

「回頭性と加速度の関連」

「ミッド・ショートレングスのボードという概念」

ミッドショートボードは、

ミッドショーと略せるので発音しやすい。

これが定着すれば、現在のミッドレングス派と、

ショートボード派のギャップを埋められる。

「CJネルソンのこと」

「ロングボードのこと」

「3ストリンガーのこと」

で、その翌日ライアンは、

こんな同一ボードを2本作り、

1本は7’0″、

もう1本は、6’5″程度のミッドショートだという。

これらはまだプロジェクトの域を出ていないのだけど、

モデル名が『Connector コネクター』となりました。

完全にコンセプトボードですが、

完成したら私とライアンが乗って、

その感覚をみなさんにお伝えいたします。

北に向けて移動中です。

あと700km行けば最初の目的地です。

Have a wonderful Tuesday!!

すばらしい火曜日をお過ごしください!

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