おはようございます。
台風一過、いかがお過ごしですか。
19号がまた同様のルートで北上しているようなので、
どうぞご注意ください。
Canvas Racecar 6’8″ Volan Cloth 6+4, 6oz.
Halfmoon Glass-on fins.
Sanded Gloss.
自分用のレースカー、
しかも渦浮力のミッドレングス、
ドラッグレーサーバージョンがようやく完成したので、
大好きなフォードアーズに。
http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/53596
私にとっては珍しい正午頃という時間。
太陽が海の真上にあった。
一昨日から水温が上がって22度。
この南西と南南西うねりに乗って暖流がやってきた。
最初はタッパを着たが、あまりにも暑いので、
すぐにインナースーツだけとしてパドルアウト。
レースカーはボブ・シモンズ最大の創作
『シモンズ・デュアル・フィン』の系譜を豊かに継いだモデルです。
http://www.nakisurf.com/brand/canvas/detail-racecar.html
そのシモンズ・デュアルフィンの歴史は、
なんと1949年(65年前!)にさかのぼります。
そのオマージュは、タイラー・ウオーレンのソープシリーズや、
さらにはCANVASバターゾーンのインスピレーションとなっているほどの究極デザインなんですよ。
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レースカーは発売以来、
たくさんのオーダーをいただきました。
現在も人気ボードランキングで7位という順位であり、
かなりのベストセラーモデルであります。
ただ、レースカーは工程が多く、
グラスオンのハーフムーンフィンの供給が間に合わなかったり、
グラッシングの難易度からどの職人でも設置できるわけではなく、
熟練者だけがこのフィンを立てることができること、
さらに真ん中を貫くセンターストライプ。
これはエアブラシではなく、
「パネル」といわれる樹脂に顔料を混ぜたもので仕上げていくので、
納期が長くなってしまうのが悩みの種であります。
サーフボードはご存じのとおり表と裏があるので、
レースカーは、
通常のサーフボードより7工程も多いプロセスが存在しているのです。
Nation/ Canvas Factory Manager Jason Arbizu.
Right before gloss work.
サーフボードというのは、
遊び道具であり、
工芸品でもあるすばらしい作品です。
そんな機能性と、
美術的な美しさを融合させた魂道具で海に漕ぎ出していくサーファーの愉しさ。
そんなことをジェイソンの作業を眺めながら感じていました。
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