こんにちは、
日本は台風の影響か、突然涼しくなったそうですね。
こちらも季節が変わるようで、風が強く吹いています。
NALU誌の取材でサーフィング遺産美術館に行くと、
ブライアン・ベントとフランスからの写真家ビンセントが来ていた。
こんな場所でそれは奇遇である。
タイラーとフィッシュの取材を続けている。
彼の意見は、フィッシュボードは常に進化を続けているので、
10年後にも違う形として残り、さらには主流になっているという。
昨日はブログを書いてから、
それら重要なフィッシュ12本をタイラーと選び、撮影してきた。
撮影後スタジオに戻ると、
グルメで知られるタイラーが、
「世界一おいしいバーガーを作ります」
そんな自信たっぷりの発言をするのは珍しかったが、
食べてみてびっくり。
レシピを聞くと、
ナチュラルビーフ100%のパテにレモンペッパーにレインボウペッパーを施し、
直火で片面9分というのがレシピだという。
なるほどジューシーで味の層が深く、そして慈悲深い味を表現できていた。
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話を今日に戻します。
フィッシュを語るには、
ボブ・ハーレーも重要な人物だというので、コスタメサにあるハーレー本社に。
ここではクリスちゃんの弟カーソンが社内を案内してくれた。
彼はハーレー社のトランクス等のメインデザイナーである。
歴史あるサーフボードの数々。
そのボブ・ハーレーのシェイプルーム。
新しいアートと、そのプロダクト。
アートルームまであった。
ハーレー社はすごい。
そしてミケランジェロの再来とされる彫刻家で知られるアリックのスタジオに。
彼は独創的で革新的なシェイパーでもあるので、
アリック独自のフィッシュ論を聞いてきた。
「これこそがコーヒーです」
そう言い切るほどのコーヒーは、
エチオピアとスマトラのアリックブレンドで、
それはそれはおいしい宝石でした。
彼のスタジオでもフィッシュの色々を取材し、
それからまたタイラー家に戻ると、
ちょうどWSLタヒチ戦の決勝だったので一緒に見た。
このWSLだが、
どこに行っても、
誰に聞いても感じるのはゲブリエル・メディーナの人気の低さ。
これはやはり彼のスタイルが関係しているようだ。
すごいのが誰も彼のサーフィングを一切評価していないことで、
そう考えると、チャンピオンは勝負に勝つだけではなく、
他のプロサーファーを納得させないと、
ケリー・スレーターやトムカレンのような偉大なチャンピオンにはなれないのだろう。
試合が終わってから、
フィッシュのフィン位置の基本を事細かに説明してくれたタイラー。
http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/65331
しかも日曜日に創った私のボードに対してだから、
とっても良く理解できた。
タイラーは教え方も上手な良い先生です。
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[お知らせ]
ビームスさんの公式ページで私作品の販売が始まりました。
それではすばらしき水曜日となりますように!
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