とてつもない週末だった。
先日アレックス・ノスト総帥の家に行き、
シングルフィンコレクションを見せていただいた。
http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/65397
そのとき、レインボウフィンが付けられたボードが気になり、
これについてジャスティン(フィッシュゴッド)と、アル(総帥)と話し込んだ。
なんでもこれは魔力を持つほどのマジックボードで、
あまりのすばらしさに
『PUNK GIRL(不良娘)』とインスピレーションが浮かび、
そのままの勢いでボトムに揮毫したそうだ。
ジャスティンはこのボードに出会ってから、
いちどきも離れられず、なんと40日間もこれだけに乗っているという。
やはり今日もそのようで、パンクガールのセッション日だった。
なるほどこれに乗ると、
良い波が来て、さらには足に吸い付くようになり、
ワイプアウトする、という感覚はなくなったと言う。
それはすばらしいライディングを繰り返していった。
あまりにも奇妙なので、
このパンクガールの写真を撮りたかった。
ジャスティンもこの気持ちがわかるようで、
こうしてアウトラインをカメラに披露してくれた。
この写真は土曜日にも掲載したのだが、
パンクガールに乗る機会が与えられた。
「うー、乗ってみるかい」
「いいよ、大事にしているんでしょ。流すかもしれないし」
「あー大丈夫さー。パンクガールはワイプアウトはしないからな」
ジャスティンはそう言うのだが、こういうレトロ系のシングルフィンは、
ターンをしようとすると、海面に吸い付いてしまったかのように重く、
とにかく乗りづらいボードだと私は知っている。
でもせっかくの機会なのと、
アレックス・ノストとジャスティン・アダムスが、
このようにサーフボードを絶賛するのは珍しいことなので借りてみることにした。
乗ってみると、その逸話群はどれも本当のことだった。
あまりの乗り味に魔法というか、
もしかすると狐系、または夢なのかと思ってしまったほどである。
世の中には不思議なボードがあるのですね。
また乗ってみたいナンバーワンボードとなりました。
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さて、向こうから「NAKI!!」と大声で歩いてきたのは、
ショーン・パーキンとショーン・ペズマンだった。
ふたりともサーファーズジャーナル誌のスタッフで、
ペズマンはスティーブとデビーの息子。
つまり創業者の跡継ぎということになる。
パーキンはアライヤ、ペズマンは重いログ。
こういうのを見ると、さすがというしかない。
ふたりともグレイトサーファーでありました。
最近流行はハンセンズ(Hanson’s AVE PICO)のベジタブルサンドイッチ。
新鮮で味の濃い野菜、こだわり抜かれたチーズ、
その甘酸っぱいパンと相まって、
おいしいを通り越してうっとりとするものであります。
甘味には限度量があって、
だから小さなヨウカンが好きで、
これはセットでいただいた最後のもの。
甘い紅茶味の菓子を食べると、純露という紅茶キャンディーを思い出す。
砂糖味に感動していた昭和時代。
最近の朝陽は雲一つなく、
「真夏の朝です!」という主張がある。
この後すぐに暑くなるのもあとわずかの日々だろう。
楽しまなくては。
最後はマーク・マシューズの『ボード・トランスファー』。
これはJOBもバックドアでやっていたけど、
大きなボードでテイクオフし、
それから適正サイズの小さいボードに乗り換える。
恐ろしい波世界トップ5のタズマニアのシップスターンズ・ブラフでやってしまった。
誰も一度も考えたことすらなかっただろう。
けれど、本日それが現実となったようです。
ただただ、すごい。
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831は「やさいの日」だそうで、
当て字にもほどがあるが、
普段脇役になることが多いやさいにお祝いしましょう。(笑)
それではどうぞすばらしい日をお過ごしくださいね。
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