Canvas Arrowhead 8’4″
10フィートクラスでしかテイクオフできない遙か沖のピークから波に乗ることができる私のマジックボード。
今朝は季節の変わり目だからだろうか、
どうやっても眠く、
チェーン系では一番おいしいと感じているピーツコーヒーにやってきて、
ダークローストとブルーベリーマフィンを求めた。
霧で、寒い朝。
そのままNATION工場に行くと、
ライアン・イングルがピンクシャンパンの仕上がりを詳細確認していた。
重ねた小さなボードもピンクシャンパンだという。
ワイド系のアウトラインにウイングスワロウ。
テイルの印象だけでサーフボードデザインは全く変わって見えるという典型であります。
今日は待ちに待った私のソアリングウイングのグラッシング日。
http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/65331
インスタグラムのコメント、またはメールで、
「デイブはさぞかしこのグラッシングを楽しむだろうね」
という皮肉的なコメントを同業者たちが残したほどの、
難易度Sのグラッシングとされたが、
デイブネイラーがその超職人技を披露してくれた。
http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/47028
そのタイムラプス動画をここに。
バックグラウンドでフィッシュについて語っているのはタイラー・ウオーレン。
今回のNALU誌記事でのストーリーテラーでもあります。
サーフボードの歴史やそのデザイン概要をすらすらと語るタイラー。
こんなに詳しい人もいるのですね。
アレックス・ノスト総帥がシェイプした6’9″シングルフィンが完成したというので、
渋滞のサンディエゴフリーウエイ(405)を北上して受け取ってきた。
おお!本物だ!!
それはめずらしいボードであります。
この美しさ。
ディック・ブルーワーのアウトラインだと推測するが、
当の総帥は、「それは違うね」と涼しい顔。
ブラウン・マイクロウエーブ・テレビジョン。(茶色い電子レンジのTV)
クリアテープの上に蛍光赤のシャーピーで書かれたラミネート風のロゴ。
やはりこういうセンスが天才なのだ、と感じるに至り、
「達観的」という言葉が浮かんだ。
アレックス総帥には、シェイプ形状に特有の癖があるという。
それがどのことなのかは私にはわからないが、
ボードを撮影しようとバンの横に立てかけていると、
一流シェイパーであり、
サーフィング・ギーク(オタク)で知られるマックス・デクスターがやってきたので、
見てもらうと「これはアレックスシェイプだね!」と太鼓判。
私には何もわからないが、ものの5秒で判断していた。
そう考えると造型の世界って深いと思う。
されどサーフボードであります。
こちらごとですが、NALU誌原稿を脱稿しました。
明日から通常通りの生活に戻ります。
■