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嵐がやってきて、
あそこの波がいいぞと予感がした。
あそこの波は伊豆にある。
で、夕方千葉を出て、
伊豆には夜明けに到着した。
かなり時間がかかったが、
実際には5時間半くらい運転で、
あとは仮眠すると、
ちょうど夜明け頃に到着となった。
近そうで遠いのが千葉から伊豆です。
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到着すると、
萩原康司くんがやってきて、
ボンザー1973に目を入れてくれた。
彼は米国移住後、
つまりコロラド州のスシ・バー経由で、
地元吉佐美の温泉が出る実家に戻り、
開国下田みなとを代表する寿司職人となった。
さらに書くと、
ニックちゃん(西湘トニー・スターク)とも仲良しで、
そして私と直人さんと同じ歳。
直人さんの言うところの「ハギ」さんに会えた。
(巻末リンクを参照ください)
この歳になってくると、
お互いに元気でサーフしているというのが、
大きな関心事になってくるから不思議だ。
年々同年代のサーファーが減っていくのは事実だ。
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パドルアウトすると、
とんでもないほどの波がブレイクしていた。
完全にワールドクラスの波である。
伊豆はすごい。
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Bonzer 1973 / 6’5″ x 20-7/8” x 2-11/16”
.
パドルアウトするとすぐに大セットがやってきて、
そしてこのベロン波が、
目の前にやってきたというご縁をいただき、
逆さまになりながらなんとか張り付くことができた。
まるで高知のブルードラゴンかエアポート・バンク波みたい。
このシークエンス画像があるので、
それは次回ここで特集します。
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こんなベロリン波。
先々週のチバリーズ以来である。
(こちらも巻末リンク*2を)
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そのチバリーズの盟友ケイスケもやってきて、
オニューのバリ・マギ・NAKISURFコラボ76で、
勇敢にプルインを繰り返していた。
さすがフィンレス仲間なので、
レイルワークが確かだ。
朝からサーフし続けて、
4ラウンド目に入ったところで、
佐々木さんが浜に登場した。
彼は伊豆の新進写真家で、
斬れ味鋭く、
表情豊かな作品を撮る。
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2ラウンド目から一緒だったのは、
アッチーこと今村厚プロだ。
幾度もパーフェクトなプルインを繰り返していた。
@iriecoffeeandsea1
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ちなみに最初のラウンドはボンザー1973、
2ラウンド目もボンザー、
3がスキッパーフィッシュで、
このラウンドもスキッパーとしたのは、
やはりボードが折れるのを避けるためだった。
こんな波質ならボードはたやすく折れる。
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Catch Surf Skipper Fish 6’0″
Nakisurf Original Twin + Tyler Warren’s Twin(Mega Quad)
Photo by @photosmilejp
.
いつかここで、
「サーフィンは体術だ」
と書いたが、
昨日もまさにそれを実感した。
テイクオフして、
ボードを落としながら波にタックルするように左半身をぶつけた。
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腕を波の中に深く差し入れて、
フィンとレイル&テイル、
そしてもうひとつの舵というか支点にすればかなり安定する。
逆にここまでしないと、
この硬い波壁にとどまることはできないだろう。
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ラインが合ったところで、
腕を抜けば滑走が始まる。
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バレルアウトの向きは整った。
よし。
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お、誰かいますな。
ノリだ!
大野ノリくんであった。
スーパーサーファーの一人で、
日本のトップサーファーだった伊豆の英雄である。
で、
波の中の私は、
一昨日のジローくんのロケン・ロールではないが、
さあさあ ピンチだ いよいよ最後か
いやいや 見せ場は これから本番
どんでん返しで かんたん言うのさ
(巻末リンク*3をどうぞ)
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で、
どうしたかと言いますと、
まずは波側にさらに加重して、
減速しました。
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けれど、
自身の速度がありすぎてあまり減速しなかったので、
次の手段を実行した。
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それは前加重でボードを失速させて、
ノーズダイブで自分のボードは後方に排出させるというもの。
ボード2枚という危険を一つ取り去ります。
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ノリくんとの距離を良く見て、
背中に、
そして前にと加重を続ける。
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ここからは画像では見えないが、
この後私はボディーサーフして、
そのままノリくんに触れたので、
彼の肩と手をつかみ上がってきた。
お互いに無事で、
どこにも痛みもなく、
振り返ると、
スローモーションな全てに、
ちょっとした感動に包まれた。
ノリくんは、
「ナキくんやるね。カメラがあったらすごい写真撮れたよ〜」
「へへー」
「最後までコントロールしていたのがスゴイよ」
「ありがとう!」
そんなことを言ってくれました。
ありがとう。
やることは全部できて、こちらもマンライ。
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家族でやってきたドラグラ・ケイスケも念願の波に乗れて大喜び。
さすがに5時間近くサーフすると、
空腹も絶頂となった。
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這うように
ターさんの名店『オンザビーチ・伊豆』に行きつつ、
@onthebeach_izu
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こんな視界を得て、
感激しきりでありました。
和牛の切り落としに自家製野菜&ハーブのごちそう。
さらに吉佐美の海で獲れたというサザエも追加し、
完全なるランチとなりました。
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@realsurfshop_japan
そのまま直人さんのサーフショップ・リアルに行くと、
なんと!
伊東界隈では、
魚の目利きナンバーワンというボブさんが、
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「今日は大風で網を閉めたのが遅かったけど、
すばらしいブリが入ったので、
前回の約束通り持ってきたから食べてください」
そんな神発言をいただき、
本当にいただいてしまった。
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直人さんは、
「ハギがさ、フナキが来ているって言ってたからさ、
ボブに連絡したらさ、
これから持って行くよってさ、
持ってきてくれたんだよ〜」
吉佐美から伊東まではほぼ山道65km、
往復で4時間もかかる道のりをはるばる届けてくれたボブさん。
伊豆の人たちはどこまで優しいのだろうか。
早速いただくと、
「生まれて初めてこんなおいしい魚を食べた」
と断言できるほど絶品で、
上等な和牛みたいにトロリと甘く、
野趣風味があり、
そして飲み込むと、
心が桜吹雪に包まれるように溶けた。
伊東の西風逸品鰤(ブリ)にありがとう。
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朝会ったハギくんから直人さん、
そしてボブさんにつながり、
こんな伊豆のおいしいものをいただきました。
みなさん、
ありがとうございました!
□
【巻末リンク:ハギくん登場】
【巻末リンク*2:先週のチバリーズ】
【巻末リンク*3:ジロくんの楽曲】
Happy Surfing!!
◎