こんにちは、
夏真っ盛りですね。
そして今年の7月も今日で終わります。
いかがお過ごしですか。
こちら(カリフォルニア)と日本の夏の違いは、
蚊がいないこと、セミが鳴いていないこと、
スイカ、浴衣、盆踊り、台風、
ラジオ体操がないことでしょうか。
後は同じですね。
さて、こちらNAKISURFブログでは、
【夏特集、サーフボード考シリーズ】
第一部合計4弾が終了しました。
第1弾『ショートボード論2014』
http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/56376
第2弾『トイ・ミニボード考』
http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/56396
第3弾『ミッドレングス考』
http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/56418
第4弾『ミニボード』
http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/56505
よろしければまとめてお読みください。
合計8400字程度となっております。
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さて、サンクレメンテのピコ山の上では、
ライアン・イングルがニューモデルというか、
レースカーとサンオノフリーを融合させて、
「誰にでも乗れます」
というミニシモンズデザインを完成させました。
詳細は試乗して、
本当にその通りだったらここでレポートします。
ライアンはいつもに増して上機嫌でした。
それもそのはず、
このキャディラックをオークションで競り落としたのだそう。
オリジナルペイントの『エルドラド』。
これは大航海時代にさかのぼり、
アンデスの奥地に存在するとされた伝説上の土地のことを指していて、
黄金郷という翻訳がなされている。
「その黄金とこの黄色がかぶるでしょ」
と本人は大喜び。
NATION工場エアブラッシャーのトムも出てきて大興奮していた。
彼は60代なので、青春の車であるのでした。
なんでもオリジナルオーナーのおばあちゃんが亡くなって、
遺産相続した孫が手放したという大切な車なのだそう。
こうして大切なものを継いでいくというのもいいなぁ、
などと思いながらシャッターを押していました。
トニー大谷さんのシェビィDLXのシェイプが完成しました。
ずいぶんと待ちましたね。
シリアルナンバーがNATONYとなっているのを見逃さなかったです。
サンファン・キャピストラノのフリーウエイから見える大看板がドノバンで、
ずっと写真を撮るのを忘れていて、
ライブが終わって「しまった」と撮りにいったら、
まだ撤去されていなかったので、ここにパシャリ。
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閑話休題。
ロスアンジェルスに行く用があったので、
ジョー兒玉さんと一緒に行ってきました。
http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/55725
兒玉さん主演の
「あしたのジョー」話で盛り上がりたかったのだが、
「じつはあしたのジョーはあまり詳しくないのですよ」
とは当人のジョー兒玉さん。
「え、それでは金竜飛やカーロス・リベラ、
ホセ・メンドーサも知らないのですか!」
「はい、すいません」
「ホセ・メンドクサとふざけたことすら」
「はい、すいません」
「ホテルカリフォルニアは知ってますよね」
「はい、イーグルスのですよね。でも何の関係があるのでしょうか?」
「何もありません。ただ思いついただけです(笑)」
という会話が車内でされていたのは、
ふたりしか知らない事実であります。
サンクレメンテは田舎なので、
車だらけのフリーウエイを時速120km以上で駆け抜け、
90分くらい走るとそこは大都会。
景気が良いのか、
ロスアンジェルスのハリウッドは高級車ばかりでした。
日本で言うところの青山や六本木でしょうねきっと。
「ランチを」ということでチェックしたのがここ。
私の二日酔いがひどく、
軽いものを求めて自然食屋さんに行こうとなったのだが、
ビーガンとか、
ハムスという言葉にジョー兒玉さんが拒否反応を示し、
ここで食べるのは取りやめとなった。
でも、
私の写真のウオーターマークにも使っているフォントが、
このお店のロゴになっているうれしさと奇遇を感じたのでいつかまた。
そこで、私の好きなジェラート屋があるので、
軽いデザートランチとしようと目論み、
そのままメルローズ通りをラブレア方面に移動していった。
都会なのに路上駐車のメーターが、
1時間1.25ドルという親切な街にふたりで感動する。
まずは2時間250円を入れる。
ロスなので、こんなお医者さんもあって、
いったい何を治してくれるのかが気になった。
(ちゃんと『Doctor』と表記されていたので、
間違いなく医者のドアであります)
このフェラーリに気を取られていたら、
ジョー兒玉さんが、
「あ、ここ大好きなレストランです!こんなところにあるとは知らなかったです!
いつもはカーナビで来てしまうので土地感覚がなかったです!」
と珍しく感嘆符だらけで言うので、
「ここにしますか?」と伺うと、
「ぜひ!!」
ということになり、
入店すると、それはお高そうな作りになっていて、
さらにはゲストのほとんどがシャンパンを飲んでいて、
ウエイトレスとウエイターはあちこちでポンポンとボトル開封に忙しかった。
ランチでシャンパンをボトルで入れて、
それもどのテーブルもそうなっていて、
お代わりだらけにも見える。
アメリカはそこまで景気が良いのですねすごい。
そんな会話をしながらメニューを見ていく。
先ほども書いたが、
重度の二日酔いだったので何も食べたくはなく、
とりあえずコーヒーをいただきました。
お店の名前が入ったすてきなカップ。
メニューを見て悩んでいるあいだも通りを名車が走っていく。
店内はこんな感じです。
ファインダイニングに見えるが、
実際はそうではなく、やたらとカジュアル。
それはうれしそうな兒玉さんによると、
ここはやたらと料理がおいしいという。
周りのテーブルを見渡して、
ジョーさんとも相談して、
ふたりでお肉を分けて食べることにした。
胃の中に何も入れたくないのだが、
なんとなく食べられそうな気になっていたのはこの店のすごさだろう。
注文して待っているあいだ、
エンジェルス戦に行ったジョーダンがジマンのインスタグラムをしていて、
それはこんなうらやましいマイク・トラウトが映っていた。
ダグアウトスイートの6番からの視界ですね。
「一生ものですぞ」とコメントを置くと、注文した料理が届いた。
ローストビーフプレートと、
ケールサラダを一品ずつ、
これをふたりで取り分けるスタイルが大正解でした。
そしてこのお肉がおいしく、
たまらなくなって「迎え酒」ということでシャンパンをグラスで注文すると、
「カヴァなのですが、一杯ですと9ドルで、ボトルを入れますと15ドルです」
という仕組みになっていて、
これでみんなシャンパン(カヴァ)を
ボトルで飲んでいる理由がわかったのでありました。
生まれてはじめての迎え酒はやたらとうまく、
料理もおいしく、かなり酔っぱらってしまった。
2時間以上いて、
途中でジョーさんが駐車代金を追加しにいくほどでした。
ウエイターもフレンドリーで料理も全てすばらしく、
値段も安かったので、チップを25%近くおいて(重要です)
大マンライウナクネを決めた一生もののランチとなりました。
このお店のリンクはこちらです。
メルローズ通り付近に行くことがありましたらぜひ。
http://www.villageidiotla.com/
ジョーさんに送ってもらう途中で見たフリーウエイ夕焼けがやたらと美しく、
こうしてパシャリと撮ったのがこれです。
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キャッチサーフの6’0″スキッパー(ライム)を日本に持っていった際に、
NAKISURF試乗用に置いてきたのです。
先日再入荷したので再購入しました。
アメリカでは、
1000本が1日で完売になるほど売れています。
それを持ってフォードアーズに行くと、
カラちゃんことカラニ・ロブが来ていたり、
さらにはヤオハン内ベーカリーで、
カリスマベーカーの和田さんがいらっしゃいました。
これはライアン謹製の最高安定で乗れるミッドレングス。
びしりとマンライを決めた和田さん、
これに味をしめて明日もお越しになる気がします。(笑)
シングルフィンの乗り味は最高ですよね。
これは3日前にインスタグラムにポストした作品だが、
かなりの人気で、
あちらこちらでリグラム(再投稿)されている。
ありがとうございます。
この道はサンオノフレからの帰り路でして、
マンライ日の風情たっぷりに表現した結果だと自負しています。
今日はなぜか長くなってしまってすいません。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
それではみなさんもすてきな日にしてくださいね!
また明日ここで。
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