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【特大号】タイちゃん祭_タイラー・ウオーレン_サーフボード@ミドルス・トレッスルズ_マンライたくさんの永遠セッション_グル集合の図_波乗りの新しい扉がいま開く_(2812文字)

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こんにちは、

1月最後の月曜日をいかがお過ごしですか?

こちらサンクレメンテは、

3ft at 14s W (271°)
2ft at 14s SSW (205°)

という波間隔14秒越えの西、

そして南南西うねりが入り、

頭サイズのお祭り状態となっている。

そこでタイちゃんことタイラー・ウオーレンに相談すると、

「ミドルスに行きましょう。きっといいです」

ということになり、

冬波の聖地ミドルストレッスルズにやってきました。

このパーフェクション。

長い波は200mは続き、

コンディションが良いときに、

ローワーズからチャーチの河口まで400m以上乗ったことがあります。

リンコン岬のように掘れ上がりはしないが、

緩いトレッスルズ系の斜面が、

遙か長く続くミッドレングスーログの桃源波であります。

201401_Middles_2001

サンクレメンテの南に位置するトレッスルズ。

大きく分けて、

コットンズ

アッパーズ

ローワーズ

そしてこのミドルスの4ブレイクがあります。

最も長い波がブレイクするのはこのミドルス。

マット・ハワードや

ハービー・フレッチャーが愛するブレイク。

IMG_1399

夜明け前にタイちゃんの家で待ち合わせて、

この朝焼けと共にフリーウエイを8分南下していく。

201401_TW_1418

「この時間にパドルアウトしていたらよかったです」

この夜明け色に焦るタイラー。

待ち合わせ時刻が夜明けの30分前だったので、

次回は60分前としようということを話しながら、

レッド・ツエッペリンのロックと共に時速70マイルで走っていた。

IMG_1441

この線路を越えたらほぼミドルスに到着です。

201401_TW_6385

タイちゃんが師匠である故テリー・マーティンを偲んで削った9’8″

その初乗り記念日でありました。

201401_TW_6450

朝陽色が薄くなってきました。

201401_TW_6414

軽くハングファイブして、

チャーチに向かって滑っていく。

201401_TW_6440

カットバック・フェイディングで、

ログボードをここまで寝かせることができるタイちゃん。

渋く、

そして新次元のサーフィングを拝見させていただいた。

201401_TW_1943

そしてハングファイブの安定度は世界でもトップクラスだろう。

このままのポーズで揺らぎもせずに100mくらい突っ走っていった。

横で見ている人たちが「あれを見ろ!」

と叫び、

タイちゃんの完璧なるノーズライドの長さに唖然としていた。

IMG_1525

俺はというと、

タイちゃんが「NAKIスペシャルです」

と削ってくれたスペースシップ5’5″でふわりとクルージング。

ボードの出生については以下のリンクに少し書きました。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/50169

IMG_1565

タイちゃんが近寄ってきたので、

「これに乗る?」と聞くと、

ニヤリと笑って彼の9’8″がやってきた。

タイちゃんの初ログ。

しかも渾身シェイプのニューボード。

スペースシップに乗ったら、

突然アグレッシブサーファーに変貌したタイちゃん。

IMG_1596

フルレイルのカービング・カットバック。

スクエアに寝かせたボトムターンから、

オフザカーブのシークエンス。

201401_TW_sq_1915

前出した横にいた人たちが

「あれは誰だ、トム・カレンか?」

と推測しているのを聞き、

少しにやついてしまった。

とにかくこの本格的なカービングはやけに目立ちます。

俺が乗ったログというか、

この手のボードのおもしろさは、

ターンで波を切り裂いていくことだと思う。

IMG_1731

上の写真を見ていただけたらわかるのだが、

自分で切り出した波のトラック溝が後ろに残っていく。

重い音が「ブオッ!」とフィンから出て、

そんなことがうれしく、興奮してしまう。

201401_naki_1547

『門前の小僧習わぬ経を読む』

ではないが、

タイちゃん、そしてクリスちゃん

(クリスチャン・ワック)譲りのノーズライドもできた。

201401_naki_1716

パラレルスタンスで長い波をグライドしていく悦楽、愉楽。

それは豊かで幸せな気持ちとなっていった。

IMG_1798

タイちゃん渾身のピンテイル。

もちろんリーシュプラグなどはない。

1960年代風でも、

現代シェイプのすばらしきサーフボード。

マンライ(=満足ライディング©オガマさん)をたくさん得て、

このミドルスセッションはタイムレス(永遠)となりました。

201401_TW_1700

アグレッシブとプログレッシブなる崇高ターンのタイさま。

201401_TW_1834

自分の世界のボードを創造し、

歴史と伝統も尊び、

ブランクスからハンドシェイプで削りだして、

ミニからショート、

そしてミッドレングス、

ロングにログまで、

それは自在に操ることができるサーファーがここにいる。

世界は広いし、そしてすごい。

タイラー・ウオーレンが、

ここまで美しいサーファーだということを認めた瞬間でした。

201401_TW_1980

彼のサーフィングに注目していた人たちの羨望のまなざしを浴びて、

タイさまが悠々と上がってきました。

やはり291お人であります。

201401_JJ_1811

よく見るとJJも入っていて、

このシグネチャ−・ハングテン。

IMG_1802

そしてJJ印のハングヒール。

すごい。

シグネチャーフィンの効き目あり。

IMG_1884

スコッティ・スプトニックもロググライドしていて、

彼らしいハングテンを決めていた。

IMG_1984

「全てを動画に収めたよ」

とは同行したジョン・アーマン。

彼は有名なロック歌手だとタイちゃんが言っていました。

そう見えます。

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帰ろうとするとキャプテンフィン、

またはキャプテンヘルムの親玉&大ボス、

元締め、大将、頭領、親方、総司令官、取締役、

そして首領のミッチー・アブシャーが上がってきた。

2月7日から始まるインスピレーション展の話と波の話。

もうすぐハワイに行くというタイちゃんは不参加。

リンタロウさんがっかり。

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前出した朝焼けの道も午前10時となると、

こんな乾いたカリフォルニアの空が遠くに拡がっていた。

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みんなでSCカフェに行って、

俺は目玉焼きとハムのセット。

野菜がなかったので、

サルサソースをかけてみたらマンライ味となりました。

201401_TW_Spaceship_0745

今日はスペースシップにとって、

すばらしい滑走日だったので、

サンワンの山に行って記念撮影。

うれしそうなボード。

201309_Tyler_8323

スペースシップが誕生した日の写真を見つけました。

201309_Tyler_8513

COLEたちと同じようにマシンカットからシェイプする場合もあれば、

ブランクスから削り出すハンドシェイプもできるタイラー。

201309_Tyler_8507

彼は、

巨匠故テリー・マーティンの遺産でもあります。

そしてサーフ業界にとっても。

NAKISURFでは、

全てタイラーがハンドで削ってくれるというので、

こういったスペシャルシェイプや特別デザインのオーダーをしてきました。

毎月10本だけの限定も限定ですが、

それは美しいオルタネティブボードから、

コンセプトモデルをここでご紹介できたらと思っております。

どうぞよろしくお願いします。

201309_Tyler_8350

スペースシップ、

俺にとってもそしてタイラーにとっても初めてのデザイン。

そんな驚きがこの作品に詰まっている。

これがシェイプサイン。

201309_Tyler_8340

想像でも現実でも波に乗る。

ブレイクが空いていたり、

空想に耽ることができる冬は、

サーフィンの季節であると思います。

タイちゃんありがとう!

新しい波乗りのドアを開けてもらった気持ちです。

Enjoy Da Ride!!

すばらしい波乗りを!


ロッキーショア_タイラー・ウオーレン@ミドルス&家_ミスターイワイとミスターオサナイ_NATION/CANVAS工場_デイブ・ネイラー_ベストセットに乗っていったフラッフィーCANVAS POMPADOUR SLIM_(1522文字)

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ロッキーショア。

ついに地形が決まりました。

昨日の夕方に

「そろそろだろう」と予想した通りになりました。

このうねり群は、

夏の南うねりでグラブルズにたまっていた砂を

ロッキーショア岬に沿って大量に移動したようです。

俺は沖でーー1本釣りではないがーー

ひとり波を待っていたらものすごい波がやってきて、

それに入り込むと、

前出のサンドバーからの切り立ちがすごく、

スタンドアップバレルとなったのです。

ということで、

これから波が出たらロッキーショア通いとなりそう。

今決まったので、

きっと3月いっぱいまで良さそうですよ。

こちらに来られる人がいたらぜひご連絡ください。

オーバーヘッド程度あれば最高にいい波です。

誰もいないので、

ぜひ一緒にサーフしましょう。

IMG_1460

こちらはタイちゃんこと、

タイラー・ウオーレン@ミドルス。

西うねりのサンクレメンテ周辺は、

本領発揮というほどに波がいいです。

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タイラー本人用のスーパーソープのサイジング。

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4’11.5″ X 19.5″ X 2.38″

これはバー・オブ・ソープの進化版ですね。

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”ディスク・クアッド”と、

ピンテイル・ログ。

ティントとグロスが美しすぎます。

タイちゃん家経由で、

ロスの貴公子の聖さん改めミスター・イワイと、

英国紳士ミスター・オサナイとサーフしてきました。

ミスター・イワイこと聖さんについてはこちらを↓

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/45449

IMG_1516

あれ、ミスターイワイは、

こんな色のルースキャノンも持っていたのですね。

IMG_1521

デルマー通りの入り口にあるキャッチサーフ主宰ジョージ御用達の

『サウス・ニック』に。

ここは飲み物の持ち込みが自由なので、

おふたりは近所のセラーで渾身の2本(赤、泡)を選んで持って来られました。

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俺はいつものビーフ・ロメインをいただき、

そのおいしさに感動しつつも、

波乗り話に花を咲かせたのでありました。

ミスター・イワイ、そしてミスター・オサナイ、

ごちそうさまでした。

NATION/CANVAS工場に行くと、

ライアンが真剣な顔で検品していて、

「レイルの仕上げが気になります」

とファインサンディングしていた。

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彼はこうして細かいのがすばらしいです。

2階のデイブ・ネイラーの部屋に行くと、

ティントボードを仕上げているところだった。

Dave_Naylor_1584

これはストライプド・ライトブルー・ティント。

IMG_2869

デイブの止まらない手の動きは、

まるでブルースリーです。

IMG_2883

次はオレンジとイエローの中間色。

「硬化剤を入れると、

色が変わるから見ておいた方がいい」

と言われ、

樹脂の色を見ていたら本当に濃く変わっていった。

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こうして硬化剤による変化をも考えて、

デイブ・ネイラーによるティントカラーが仕上がっていく。

IMG_2898

クロスに黄色が染み込んでいく。

ちなみにティントは樹脂が透けるもので、

透けないのはオペークと呼ばれています。

IMG_1481

クリスちゃんからのボヘミアン・ラミネートの指示書。

読んでみると、

普通のオペークはもちろんのこと、

セミ・オペーク、濃い目のオペーク、

全開(Solid)オペークの指示の詳細さが、

オーダーカードにあった。

こちらもオーダーするときに真似をさせていただきます。

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陽は沈んでいきます。

Michaelがグリーンフラッシュを見た瞬間。

そして、

ベストセットはフラッフィーが乗っていきました。

2014_Fluffy_1561

CANVAS

POMPADOUR SLIM

5’9″ X 18-3/4″ X 2-5/16″ QUAD

波の状況に応じて、

シッポが第5のフィンとなるのでしょうか(*´◡`*)

2014年の1月も明日で終わりですね。

どうぞすばらしい日をお過ごしください。

また明日ここで!

ALOHA!!

アメリカ模様のSURF RX_動画作家Max Houtzager_NATION mfg_ツナくん危ないですよ_(1488文字)

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Surf RXのドッキー師匠が、

彼のマジックボード

“THANG”を持って登場しました。

しかもアメリカカラーのティントカラー。

全てドッキーの自作なのだそうで、

さすがオルタネティブボードの先駆者であります。

彼はもうすぐカナリー諸島に3週間行ってしまうので、

そろそろボードオーダーの締め切りが近づいております。

シェイプして出発するというシステムなので、

超速で仕上がります。

201401_Calafia_6312

これは昨日ポストしたカラフィアの夕陽波。

それは美しい波でした。

【お知らせ】

才能溢れる動画作家のマックス(Max Houtzager)が、

NATIONサーフボードムービーの制作に着手しました。

IMG_3399

若く、才能溢れるマックス作品の完成が楽しみです。

彼のインスタグラムでは、その過程がご覧になれます。

@maxshralp

 

maxshralp

彼が初めて見たデイブ・ネイラーのグラッシングスタジオ。

マウンテンバイク、スノーボード、

料理、そしてサーフィングを専門とした新鋭アーティストです。

IMG_3410

映像はシリーズ化いたしますので、

どうぞお楽しみに!

IMG_1398

http://www.nakisurfshop.com/SHOP/7440.html

ファッション界で人気超爆発しているDENIS。

そのラミネートをまとったギャラクティックレーザー。

さらには軽量ラミネートbyデイブ、

かなり攻めたサンディングを施したライダー仕様のザ・スティック。

もうすぐ完成です!

IMG_1400

これは、

NAKISURFショールームスタッフのヤスのNATIONロスドス。

深いスワロウテイルで波に舞うのが今から見えるようです。

しかもクアッド&ティント仕様のすばらしきデザイン。

こちらももうすぐ完成します!

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ログボードにゴールドティントを施しているデイブ・ネイラー。

ティントカラーは、

こうしてクロスが重なった箇所の色の違いが美しいのです。

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スクエアテイル。

このデイブのクロスカットラインの美しさ。

カットラインがきれいでないと、

ここまでのシャープさはでません。

こうなってくると、

15年前のドナルド・タカヤマボードの再現でしょうか。

美しい。

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さらにマリングリーンという色の

ティントグラッシングを施すデイブ。

右端にテイルパッチの色が濃くなっているのが見える。

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これはアジャスターのチャンネルボトム。

アレックス・ノストたちが好む

「スロッピーティント」

風のエアブラシというひねり技。

FCSIIのプラグからこれは2014年モデルだとわかる。

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アジャスター2014のシングルボックスのインストール。

こうしてストリンガーごと切り出して、

ボックスとEクロスを一緒に埋め込むのです。

波乗り時にとても力がかかる場所なので、

しっかりとした作業が必要です。

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シングルボックスの日は、

こうして一日中ボックスを埋め込むペドロ。

真面目で器用な若き工員です。

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メンタワイのボートトリップ用としてオーダーいただいた

『NATIONスコアボード6’0″』

これでアパッチ亮太の故郷HTや、

ランスズライトの波に乗るのですね。

一緒に行きたいです。

突然届いたこの衝撃的なツナくん作品。

Tunakun@Tunatunatantei

本当に怖い。

このオブジェクトは星形だから、

ここに来るまでを考えると息が止まる…。

これをD先輩にメールで送ると、

「合成だよ、ゴーセー」

と返信があった。

「ゴーセーでしたら名糖食堂で、

豪勢にワンタンメンの特盛りはいかがですか?」

と返したが、やはり何も返ってこなかった。

IMG_4102

これからグリーンファズの連中と、

ブラ師匠(ブライアン・ベント)のアートショーのオープニングパーティに行ってきます!

それではすばらしい日曜日をお過ごしください。

 

2014スーパーボウルサンデーは、タイラー・ウオーレンがトム・カレンにサーフボードシェイプをした日_ブライアンベント、グループ展ライブ@ラグナビーチ_Brian Bent x Green Fuzのコラボハンドメードケース_マコさんNATION8’6″ミッドレングス・フィッシュが完成しました!_(1177文字)

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こんにちは、

いかがお過ごしですか。

こちらはアメリカ全土でスーパーボウルサンデーと大騒ぎでしたが、

タイラー・ウオーレンは、

シェイプルームにこもりっぱなしで、

トム・カレン用のシェイプに没頭していた。

201402_Tyler_3952

この斬新なスワロウテイルか、

ツーステイルというムーンテイル系の選択があって、

タイラーは、

「どっちがいいと思う?」と俺に聞く。

「トムはきっと直線の方が好きだからこの角張ったテイルがいいと思う」

そんな意見を言うと、

「僕もそう思ってました」

俺のアイディアが参考になって、

サーファーにとって、

永遠の大師匠トム・カレンのサーフボードとなっていく幸せな夜。

201402_Tyler_3865

アウトラインとベベルレイルも削り出さた頃、

すっかりと、そして深く夜も更けた。

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タイラーはそれは真面目な青年なので、

こんな全国民が浮かれている日もシェイプしていて、

彼との歴史的な日をお祝いしたのでした。

201401_TW_1897

タイラーがトムカレンにものすごく憧れているのは、

この写真からも感じていただけると思うが、

このボードは究極の究極、

頂点の頂点というシェイプになった気がします。

昨日ここで少し書いたが、

ブラ師匠ことブライアン・ベント個展があった。

IMG_3581

アートの聖地でもあるラグーナビーチ。

オークとブルックストリートのあいだ、

PCH沿いにこのギャラリーはあります。

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このギャラリーのタイトルは、

“Never Fast Enough”(もっと速く)

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ブライアンベントと娘エスターのロックバンド。

今回からさらにロック調のクリスプサウンドとなった。

今までのブラ師匠のライブで一番良い内容と、

最高のサウンドでした。

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会場にはグリーンファズの三人組も来ていて、

さらには、

Brian Bent x Green Fuzのコラボハンドメードケースが6枚完成していた。

IMG_4119

ブライアンのアートはハンドプリントなのだそうで、

その唯一無二のデザインにうっとり。

サンオノフリー三兄弟のひとりである、

マコさんの、

NATION8’6″フィッシュの特製ボードがついに完成しました!

IMG_0502

このツイン、またはクアッド、

はたまたシングルという長めのミッドレングス8’6”

製作へのバックグラウンドはこちらのブログをご覧ください。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/49870

IMG_0513

大々満足のマコさん。

こちらもうれしいです。

渾身のライアン・シェイプもさることながら、

デイブネイラーによるボランクロスの切り返し、

グロスフィニッシュ、

ターンしやすいようにVeeボトムから、

スワロウテイルに抜けていくラインがすばらしいです。

気が付くと、

あっという間に2月3日となりました。

ということで、

一年の1/11が過ぎ去ったところです。

どうぞすばらしい2014年の二月としてください。

今日もお越しくださって、

そして最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

 

ライトニングキッカー・オリジナルTシャツが完成しました_キャッチサーフの2014_一度だけの波_(778文字)

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201401_RockyShore_CW__3001

クリスチャン・ワック@ロッキーショア

Canvas Pomp Slim

5’9″ x 18-3/4″ x 2-5/16″ Quad

COLE不朽の名作となりつつあるライトニングキッカー。

そのオリジナルTシャツが完成しました。

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ビンテージ仕上げ生地、

そしてドライグリーンという組み合わせ。

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大好きなコレクターズTシャツとなりました。

IMG_3492

背中内側にあるタグもコールオリジナルです。

Made in the USA

Printed and Shaped

in San Clemente

の文字に胸を打たれました。

IMG_1610

キャンペーン中にライトニングキッカーをオーダーされた方には、

コールがサインしたものをプレゼントいたします。

どうぞ楽しみにお待ちください!

今週便に封入しましたので、

今ごろは成田で通関中だと思います。

キャッチサーフの長い歴史上初めて、

ビーターのプロモデルが登場しました。

R0012885

アップグレードフィンがついて、

ジェイミー・オブライエン、カラニ・ロブ、

スミス兄弟(ノースハワイ)、

そしてジョニー・レッドモンドモデル。

2014年モデルは3月発売予定です。

R0012898

サーフィング誌には、

そのジェイミー(JOB)がキャッチサーフに乗って、

エアドロップをしていた。

インスタグラムでは、ジョーズの大波に、

オディシーライムで乗っているのがポストされていた。

JPB_Jaws_Odysea

ものすごいというか、

なんというか、

2014年はすでに感動的です。

201401_Inaris_4783

そんな感動波を

NAKISURFインスタグラムでポストしました。

こんなキャプションとしました。

“A wave only break once,

but if the wave break right, once is enough.”

翻訳すると、

「波は一度しか崩れない。

もしそれが正しく崩れるのなら、一度で十分だ』

 

2014年COLEが今なお究極を求めていることについて_デールのスカイショット_完璧なセッション@グラブルズ_(3505文字)

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こんにちは、

関東地方は積雪だそうですね。

春に向けて季節は進んでいるようです。

先ほどノースハワイの写真ファイルをバックアップしていたら、

手つかずのフォルダーを発見し、いくつかの作品を得た。

201401_Inaris_7376

これがその一枚。

朝陽のふくよかさ、ノースハワイの美しさ、

そしてイナリーズ波の重さが表現できている気がします。

波写真は大好きなので、

こういうものを自分で撮ることができる、

そしてここにいた幸せを感じていました。

これからしっかりとCOLEサーフボードの話をします。

なぜならば、

今日はオーバーヘッドのグラブルズで、

COLEのカーブボールに乗って、

まるで夢のような完璧なセッションを得たからです。

そして、コールとの出会いから、

自分がサーフィングを始めたときまで記憶は鮮明に蘇り、

そしてそれがたっぷりとあふれてきたのです。

それでは、書き始めます。

1980年になりたての頃、

私はサーフボードで、波に初めて乗った。

確かその頃はロングボードというものはあまり見ず、

「ほぼ全員がショートボード」

という時代だったのだろうか、

誰もがショートで、

そのチョイスもショートボードしかしなかった。

これについて、

アメリカではどうだったのかを確認したかったので、

ハービー・フレッチャーにインタビューしたときに聞いみると、

「あの頃はな、みんながショートボードに乗りはじめたんだ。

あのドナルドでさえだぜ。

ファー!それならオレはロングにこだわるぜ。

しかもロックンロール系で激しいのでな。

そんなことを決心した時代だったね」

こんな答えが返ってきたのを思い出した。

ドナルドとは、

故ドナルド・タカヤマのことで、

ハービーたちは創成というか、

サーフィング時代の膨張というか始まりを見てきたのですね。

そのハービーの一万字越えのインタビューは、

こちらのリンクからどうぞ↓

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/42772

Thrill is Back. Life is Surfing._ハービー・フレッチャー2012

昔のサンクレメンテ写真を探すと、

デルマー通りから手前がオラビスタ、

そしてエルカミノ通りを見上げているものを発見しました。

山の上には一軒の家もない。

今度この位置から同じように写真を撮ってきますね。

old_san_clemente

車が詳しい人ならこの年を推定できるのでしょうが、

私はそこまで詳しくないのですが、

銀行のロゴやお店からきっと1960年代と推測してみました。

ハービーは、

こんなゆるやかな時代からアバンギャルドを貫き通し、

『そして今なお輝き続けている大師範』

だということに感動させられてしまった。

話を戻すと、

私が波に乗り始めて

ーーその1980年代からずっとショートボードに乗ってきた。

ちょっと前に

『フィッシュデザインから派生したミニボードブーム』

が自分にやってきて、

ごく最近にロングやミッドレングスにも乗るようになり、

先日「ショートボードの究極」

という触れ込みのライトニングキッカーに乗ったら、

その扱いやすさ、速さ、激しさに驚かされた。

その動画はここにあります。

http://youtu.be/lkebfn42ZLY

そして、

初めてコールボードに乗ったときのことを思い出していた。

1996年のことであります。

いつもマジックボードというものを探していた。

そのマジックボードが見つかると、

またさらにその後継を探していた。

当時はシェイプデザインコンピューターも、

マシンカットという概念もないから、

全てがハンドシェイプだった。

テンプレットでアウトラインを描いて、

ノコギリでクラークフォームを切りだし、

それからプレーナー(電気カンナ)で剥くように削っていた。

削りすぎないようにキャリパーという厚みの計測ハサミと、

テープメジャー、

そしてルーラーと呼ばれる金定規が頼りだった時代。

その中からすばらしいシェイパーは、

ことごとくマジックボードを誕生させて、

そうでないシェイパーは、

マジックボードの現れる日を祈ってブランクスと格闘していたのだろう。

さて、

私にとって、

コールのマジックボードと出会うことは突然始まった。

彼への最初のオーダーボード。

今では考えもつかないが、

私は1990年代にPSAA(現在はASP/USA)

というアメリカプロサーフツアーがあって、

それに参戦していたときに知り合ったジョー・マクナリティ、

そしてディノ・アンディーノ(コロヘのお父さん)たちが口を揃えて、

「世界一のショートボードを削るのがいる。

彼はちょうどサンクレメンテに戻ってきた。

一度でいいから彼のボードに乗ってみろ」

そんな案内と賛辞があって、

彼らの計らいで5’10″をオーダーした。

今思うと、それは現在で言うHPSだったのに違いなく、

スキップ・フライではないが、

かなりの時間が経ってから完成して、

ありがたく受け取り、

ボードキャリア付きの自転車でトレッスルズまで降りていった。

アッパートレッスルズの長い斜面の奧からそのボードに乗ると、

その比類ない速さと、切り返しの愉快さに驚かされた。

伸びるターン、その足へくっついてくる接着力は、

永遠に感じられるほどの熱いセッションだった。

「もう1本、もう1本」

と中毒的になって上がれなくなり、

予定よりも3時間も遅れて上がってきたときには、

干潮の玉石を踏みながら、

これこそがマジックボードの中のマジックボードだと感じ、

駐車場からコールのシェイプルームに直行し、

その興奮と感動を伝えに行ったことがまざまざと思い出された。

COLE_3069

あれから20年近くの時が経つけど、

コール自身は何も変わることがなく、

ただサーフボードシェイプの究極にたどりつこうとしている。

COLE_3036

「ライアン・イングルやタイラー・ウオーレン

という新進気鋭のシェイパーが出てきていますが、

それについてはどう思いますか?」

という質問を浴びせてみると、

「サーフボードで大事なのはフォルムとデザイン、

そしてラインなんだ。

才能ある彼らから学ばせてもらっているけど、

自分にできるのはこのラインをさらに突き詰めていけば、

きっと究極があるだろうし、

そこに行き着いたらまたさらなる高みもあるだろう。

とにかく体が動かなくなるまでシェイプし続けて、

ひとつの究極を得たい」

そんな熱い言葉が返ってきた。

それを聞いたとき、

自分が閃いたり、煌めいたり、

または昂揚するのかと思っていたけど、

そうではなく、

ただ淡麗な満足感が足の下からやってきて、

全てを満たしていくような感覚となっていった。

コールシェイプが今なお完成を求めていること、

そして今が2014年ということを確認すると、

小さな電撃を受けたようになり、

期待と決心、そして希望にあふれてきた。

たかがサーフィング、

つまり波に乗ることだけど、

真剣にやってみると、

サーフボードには深い世界があります。

COLE_0922

A man who works with his hands is a laborer;

a man who works with his hands and his brain is a craftsman;

but a man who works with his hands and his brain and his heart is an artist.

IMG_4334

上記した本日のソルトクリークに行くと、

孤高の写真家デール・コベティッチがいた。

デールはめったに外に出ないので、

こんなところで会えたのは、

天才マックスが呼び込んだ偶然だろうか。

IMG_4337

彼は自作RCヘリコプターを飛ばして、

ソルトクリークとグラブルズを空撮したのだそうで、

これがその彼の作品です。

s creek

photo by Dale Kobetich 2014

グラブルズは右側に見えます。

今日吹いていた南東の風はサンクレメンテだと横風ノーグッド。

ソルトクリークならほぼオフショアというコンディション。

この風の強さと向きが、

ノースハワイのトレードウインドみたいで、

かなりうれしいセットアップとなった。

昨日の夕方から届き始めた新しいうねりが幾方向から入ってきて、

いくつもの美しいピークを作っていた。

s creek

photo by Dale Kobetich 2014

そして終了してみると、

これまでにないほど完璧なセッションで、

無傷も無傷、

どこにも傷も、

ワイプアウトもないセッションでした。

マックス、ロボ、そしてアンディにありがとう。

そしてこれはみんなのセッションでもありました。

201401_Inaris_alt_6081

バレルこそING、

つまりサーフィングの究極だと思います。

全てにありがとうと感じている寒い夜です。

さあ、今日はお酒を飲むとしよう。

ツインスタビライザー・フィン_りょうさん登場_キャッチサーフとプロサーファー_しんちゃんのボード_(1326文字)

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20131225_Calafia_3708

こんにちは、

南に向かうペリカン8羽。

これはどんな示唆があるのだろうか?

そんなことを考えていました。

こちらもかなり寒いです。

IMG_0750

NATIONギャラクテックレーザーと、

COLEツインスタビライザーのマッチング。

この大きなサイドフィンは、

短いレイルラインのボードに対して、

最善最良のセッティングだと気づいた。

センターの抵抗が少ないからかテイクオフが速く、

ボードをねじる力が倍増し、

ツインだと抜けてしまうセクションでさえも安定度が高い。

小さなバックフィンとのコンビネーションが重要です。

フィンは総表面積が重要で、

トライなら3枚、

クアッドだと4枚の総表面積の合計を同等にしていくのがポイントです。

ボードサイズが6フィート以下で、

18インチ幅以上あったらこのツインスタビがばっちりのマッチングです。

どうぞお試しになってください。

yo san

NATION工場に突然現れたりょうさん。

ご自身が主宰されている

リユニオンのステッカーを見つけてご満悦でした。

IMG_1445

オーストラリアのアッシャ・ペーシーのビーターバレル。

アッシャーは、

フィジー未踏島ボートトリップを一緒に行った仲間であります。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/column/column-02

グレイトサーファーで釣りが大好きのオーストラリアン。

お次はジェイミー・オブライエンと、

カラニ・チャップマンのジョーズセッション。

JOB_Kalani

もうこうなってくると、

すごいを通り越して笑ってしまいます。

ちなみにふたりのボードは、

Catch surf Odysea 7′(フィート)です。

お問い合わせが多かったので、

ここに載せておきますね。

みなさんが、

ボードの種類まで気にかけていることがうれしいです。

IMG_3519

「デイブネイラーのグラッシングで」

というメーカーを越えたリクエストがありまして、

ネイラーが巻いたライトニングキッカー。

サンディングを終えたジェイソンのうれしそうな顔。

究極のショートボードだと自信を持って言えます。

スクリーンショット 2013-12-12 18.38.36

あれだけあった波だが、

今日になったら突然下がってしまった。

ーー波情報でも予想できなかったーー

自然相手だからこういうことになるのだが、

じつに現実的であります。

オレはというと、

タイちゃん(タイラー・ウオーレン)

のスペースシップ5’5″で、

重力に逆らうように乗る練習。

波のトップで加速する愉楽を感じていました。

201402_Greenflash_4388

今日はグリーンフラッシュを見ました。

しかもその写真を撮ることができたのです。

IMG_4403

ひさしぶりに見たグリーンフラッシュ。

望遠レンズで近づくと、

太陽の沈む箇所のほぼ全量が緑色に浸されていた。

とっても珍しいものです。

shinchan

クレヨンしんちゃんの波乗り画像を手に入れました。

これによると、

しんちゃんってグーフィースタンスだったのですね。

しかもスクエアテイルとツインは、

まるでバターゾーン改造版のようでありました。

上の画像はフィンレス、

しかもエアドロップのようなトラックが波に刻まれている。

とすると、

しんちゃんはかなりのチャージャーだと推測できる。

shinchan_kickout

NATIONロスドス?

NAKISURFのヤス仕様はクアッドだが、

しんちゃんは伝統的なツインなんですね。

それではまた明日!

 

ネイラースタジオ_クリスチャンはニュージーランドに_キャッチサーフ・オフィス_D先輩の机291_明日からインスピレーション展_(1032文字)

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こんにちは、

こちらは寒く、風も悪かったです。

今は氷雨みたいなのが降っています。

201402_Dave_1692

今日はサーフボード工場の写真からですが、

レジン(樹脂)の匂いが立ちこめるこの場所こそが、

サーフボード好きが満足する場所ではないかと感じ、

ポスター作品となることを意識した画角を拾ってみました。

けれど、

その職人の顔と手こそが主役になり得るのかも、

そんなことも考えてデイブ・ネイラーを撮っていたら

クリスくんこと、クリスチャン・ワックが現れた。

201402_CANVAS_4245

天才職人デイブ・ネイラーとハッピー系の2ショット。

クリスくんは、

完成したボードをたくさんボードバッグに詰めて、

ニュージーランドに飛び発っていった。

そしてこの作品には、

サーフボードの魅力が詰まっている気がしました。

NATION工場を後にし、

サーファーマガジン誌のスタジオへ。

IMG_1747

このスタジオマネジャーであり、

私の大好きな写真家のひとりであるJPが、

彼が編み出したスペシャルセッティングの位置決めをしていた。

とてもクリエイティブな仕事です。

こうして彼から写真術を教わって、

すでに17年となります。

午後はCatchsurf社の

インターナショナル・ミーティング。

デザイナーのジョンが、

ーー日本から届いたばかりのーー

リユニオン・ウエットスーツの新作を持ってご満悦。

IMG_1752

グリーン好きの彼は、

今日のTシャツも、

そしてウエットの色もこのグリーンで、

そんなこだわりがこの笑顔となるのだろう。

これがビータープロ2014年モデルのサンプル。

IMG_1762

まだサンプルの段階ですが、

フィンボックスや耐久性にこだわっていた。

やはり世界一のソフトボードメーカーは、

進化の度合いがすごい。

IMG_1764

キャッチサーフ主宰ジョージ・アルゼンテと、

広告担当のフェデ。

撮影を終えたフェデは、

これからアルゼンチンのブエノスアイレスまで帰るのだそうで、

フェデにとっては、出張先がカリフォルニアだったのですね。

IMG_1758

寒いと毛並がふさふさになります。

人間もそうだったら暖かいでしょうね。

dodoge_office

D先輩とツナくんの仕事風景。

こんな机でお仕事するのはどんな気分でしょうか?

いいね!

IMG_2957

それではすばらしい週末となりますように!

明日からロスアンジェルスでインスピレーション展です。

http://inspirationla.com/

Executive discussing his idea

今年から場所はLAマートですので、

お近くにいらっしゃる方、

お時間がお合いするのでしたらぜひお越しください。

それではまた明日!

冷たい雨はまだ降っています。

 

 

 


思い出奄美_CANVAS2014ニューモデルRACE CAR_(2222文字)

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以前にクリスチャンと一緒に行った奄美写真が出てきた。

201205_Amami_CW_7562

ここはサニーサイドのそばで、

スモールビーチ美香ちゃんの生まれ育った集落だという。

そんな静かで、

のんびりとした時が流れる場所に俺たちは行き、

ローカルたち、

そしてビジター全員でそれは楽しくサーフすることができた。

クリスチャンはというと、

それまで日本はトーキョーとシズナミ、

そしてショーナンとチバしか知らなかったのだが、

奄美に行き、

そこが夏のように暖かいことと、

ウエットスーツがいらないこと、

まるで水がないかのように透き通っていること、

そして島の人たちが運転に至るまでのんびりしていることから、

「ここはジャパンですか?」と驚き、

そのインプレッションから

彼のベストトリップのひとつとなった美しい日々を過ごした。

多くのピークがあるブレイクに行き、

彼は人のいない南端ピークの波に乗り、

レイルをセットし、

ノーズに向かって歩きノーズライドが始まる。

そのままグライドは続き、

斜面が切り立ってくると速度を上げて、

まるで飛ぶように波を滑っていく。

しかもクリスチャンからすると、

遙かなる東の地ジパング。

さらにはその南の果てのおとぎ話のような島波。

そんなところに行って波に乗るのもサーフィングの魅力で、

そこには発見と誕生と、夢と希望が詰まっている。

世間は俺たちサーファーのことを

「ただ波に乗る人」だと思いがちだが、

じつのところ夕焼け色の波を思い浮かべるだけで、

ロマンたっぷりの燃料をあふれさせて、

それは大きな虹の架け橋を渡ることもできるのがサーファーでもあります。

そろそろ旅に出たい頃であります。

まだ見ぬ波を求めて。

IMG_2061

クリスチャンがライアンと新作を完成させたという。

R0012907

.

R0012904

それは短く、速く、

どこまでも楽しいボードで、

最近流行のミニシモンズタイプをクリスチャンと、

ライアン・イングルがブラッシュアップした最新鋭デザイン。

IMG_3385

ブランクスがもったいないが、

大きなもののフラットな部分を削りだして、

IMG_3363

こんな感じで剥き出しました。

IMG_3364

それを削っていくという。

カラーデザインがもうできていた。

2014_canvas_race_car

クリスチャンからのモデル紹介文章も届きました。

Hi! This is Christian!

こんにちは、クリスチャンです!

Here is the Race Car Model

これがレースカーモデルで、

we will be adding to our line up of Canvas boards

this year along with a couple other new models.

キャンバス・サーフボードの

今年の新作に加わります。

This is a mini Simmons inspired twin keel fin,

ミニシモンズからインスパイアされたキールツインフィン、

or quad model.

またはクアッドモデルです。

It is meant to be ridden in fun, fast surf.

乗って楽しく、そして速く、

The idea behind this model is

このボードは、

to feel free from drag

引っかかりをなくし、

and able to slide down the line with speed and grace.

より速く波を滑り、優雅なラインを描くことです。

It will ride similar to a fish

フィッシュボードのように

but meant to be ridden in the -4’10″ range.

でも短く4’10″程度の長さから。

It’s super wide outline and thickness

超が付くほどの広いアウトラインと厚みは、

will make this board super easy to catch waves even though it is so short.

短いボードなのに波に簡単に乗ることができます。

The bottom contour will have single concave through the tail and a slightly bellied nose.

ボトム形状は浅いシングルコンケイブがテイルまで抜け、ノーズ付近はドームです。

Standard Recommended Sizes:

標準的なお勧めサイズ:

4’10″ x 22″ x 2-1/2″ (~58kg+-)

5’0″ x 22-1/4 x 2-1/2″(~62kg+-)

5’2″ x 22-3/8″ x 2-1/2″(~65kg+-)

5’4″ x 22-1/2″ x 2-1/2″ (~68kg+-)

5’6″ x 22-5/8″ x 2-1/2″ (~72kg+-)

6’0″ x 22-11/16″ x 2-1/2″ (Mid length)ミッドレングスのように

6’2″ x 22-3/4″ x 2-1/2″ (Mid length)ミッドレングスのように

今週ライアンのシェイプが空いたら私のレースカーを削ってもらいます。

その模様は写真か動画に撮ってきます。

2013_Oxnard_2737

オクスナードで見たなぜか気になるペリカン。

DSC_6267

夕陽をたっぷりとたくわえたピカピカの斜面。

冒頭に書きましたが、

波乗りには夢が詰まっています。

乗れば乗るほど波は美しくなり、

いつまでも夢を見られるのがサーフィング。

Enjoy!

Happy Glide!

NATION_新境地、全方位モデルのThe Pink Champagne On Ice_マコさんの全部盛りスワロウモデル8’6″_(1209文字)

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201312_Pier_1981

こんにちは、

年末に撮った夕陽サンクレメンテピアを見つけて、

その美しさにしばし見とれていた。

クリスマス頃は、

夕陽がとっても美しかったです。

201312_pier_1951

IMG_1745

NATIONの新作は、

オムニディレクショナル(全方位、omnidirectional)モデルの

『The Pink Champagne On Ice』。

IMG_1839 のコピー

ライアンが全てのフィンに機能するカーブを発見したようで、

なんとトライでもクアッド、ツイン、

さらにはシングルフィンでもという新境地であります。

IMG_1842

ジェイソンとデイブがレジンバレルを交換していて、

これは200リットルなので、

235キログラムと外装には書いてある。

およそ成人4人分の重さを持ち上げるのだから、

ジェイソンは怪力であると言える。

これぞサーフボード作りの舞台裏ですね。

IMG_2881

フラッフィーラミネートのオーダーが思ったよりも入り、

予期せぬ増刷となりました。

さすがのフラッフィー人気であります。

IMG_7277

NATIONのニューロゴ。

『ウイングラバー(Wing Lover)』

上り調子のブランドはデザインがどんどん増えていきます。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/49870

NATIONのオリジナルカスタムを作られたマコさん。

彼がサーフするというので、

カメラを持ってサンオノフレ岬に行ってきました。

IMG_3730

サンクレメンテではTストリートと、

サンオノフレだけがこのサイズで、

あとのブレイクはこの半分サイズ。

IMG_3795

ツインセッティングがマコさんのお気に入りです。

この波ならフィン最小面積とするといいでしょうね。

IMG_3732

マコさんがライアンに望んだお題は以下の通りです。

1.8’6″サイズで9フィートと同等の浮力。

2.フォードアーズの弱いセクションでもふわりと乗れること。

3.テイルはスワロウ。

4.クアッド+シングルボックス

5.とにかくターンが軽く、しかも安定度もあること。

6.パドルスピードの向上。

7.レベルアップの手助けとなるボード。

8.冬のオフショア風に負けないようなデザイン。

全てを入れこんでの全部盛りモデルの

完成したおめでたブログはこちらです。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/51465

スワロウテイル、

そしてVEEボトムのコンビネーション。

さらにはライアンのロッカーと、

レイルフォルムのバランスが良いようで、

マコさんは今まで見た中で一番アグレッシブなターンをされていた。

IMG_3719

この低速位置でフルレイルのボトムターン。

レイルが喰いすぎずフロウしていくのがすごい。

IMG_3775

大満足のマコさんで、

記念にマリーカレンダーの

『ジャーマン・チョコレートパイ』

をカウアイコーヒーと共にみんなでいただいたのでした。

めでたしめでたし。

201312_Pier_1942

冒頭のサンクレメンテピア。

明日の夕陽はどんな色になるのでしょうか。

暖かくして良い夢を見たいです。

それではまた明日!

 

 

アワード金賞受賞カーブボール@サンクレメンテ・ピア_REUNIONネックエントリー到着!_アンディ・アイアンズ_マックス動画_キャッチサーフでスケートボードブーム到来の予感_(1580文字)

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IMG_5167

COLEカーブボールが、

『NAKISURFサーフボード・アワード金賞』

を受賞したというので、

そのカーブボールを持って、

大好きなサンクレメンテ・ピアに向かった。

駐車場でインスタグラムを見ていると、

故アンディ・アイアンズのポストだらけで、

彼をよく見かけたイナリーズ、

そしてトムクンズを思い出していた。

.

andy irons

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/17298

彼の追悼セレモニーのブログポストを見ると、

アンディがいなくなって、

すでに3年以上が経つことを知った。

あれからもずっと時計の針は進んでいる。

サンクレメンテピアに戻ると、

こんなカワイイ犬がいた。

201402_Dog_5210

猫のフラッフィーもそうだが、

こうしてふわふわ系に癒される自分がいます。

IMG_1758

話がそれました。

サンクレメンテピア。

波を俯瞰するので、

こうしてうねりがS字になっていた。

IMG_5189

ボトム地形の影響でこうなるのだろうけど、

本当ならうねりは一直線なのだろうから、

不思議なことであります。

IMG_5389

そのカーブボール。

小波満潮で、

ほぼブレイクしないようなコンディションだったけど、

軽くターンして、

どんどん加速していく愉楽。

小波での楽しさを再確認。

IMG_5461

やはりすごい。

フィンはツインスタビのセッティングでした。

あと、REUNIONのネックエントリーが届いて、

それは温かなサーフセッションとなりました。

詳しいレビューは後日書きますね。

その後は天才マックスがライアン・イングルの動画を撮るので、

NATIONシェイプルームまでアテンドすると、

カメラ三台を持ち込んで本格的なロケとなっていた。

マックスはやっぱりすごい。

IMG_5484

ライアンは[シェイプ界のスポークスマン]と、

履歴書の職種に書けるほど、

ライアンは風味豊かで、語彙多く、

そしてマックスの質問への回答返答、

そして内容がすばらしかったです。

動画が完成したらここに共有しますね。

IMG_5493

その後、

キャッチサーフにカタログ用のイラストレーターファイルを依頼しに行くと、

オフィスは空で、社員全員が倉庫でスケートボードをしていた。

IMG_5581

写真は社長ジョージ。

オーリーからのグラインドで、

まさか(失礼)やたらと上手で、

プロ級の滑りを彼がするとは夢にも思わなかった。

そういえばK1ゴーカートも彼が一番速かったし、

もしかするとジョージは天才系なのかもしれません。

ということで、

スケートボードに熱くなったジョージは、

ハーフパイプを倉庫内に作ることを公言したので、

これからのキャッチサーフ社は卓球ではなく、

スケートボードがこれからのブームとなる予感がする。

俺も練習しないといけません。

【お知らせ】

前出したサーフボードアワード2013受賞ボードです。

topbanner08

【アワード受賞モデル発表】

ゴールデンプライズ(最高金賞):CURVE BALL

ハイパフォーマンス部門:LIGHTNING KICKER

オルタナティブ部門:The Butter Zone

ハッピーグライド部門:Mini Noserider (5’12″、6’12″)

アップ&カマー部門:GALACTIC LASER

この各モデル受賞を記念しまして、

“サーフボードアワード受賞記念フェア”

開催しております。

詳しくはこちらを↓

.http://www.nakisurf.com/blog/showroom/archives/67166

当たり前だが、

全てのボードに乗ったことがあるので、

感慨深い賞であります。

この機会をお見逃しなく。

201402_Cole_5126

前出したアンディ・アイアンズはコールシェイプも好きで、

何度も弟ブルースとオーダーしてきたことを思い出した。

今度コールにアンディ・アイアンズシェイプを再現してもらって、

そのボードで波に乗って、彼を偲びたくなりました。

アンディは永遠です。

いつまでも。

ALOHA A.I..

St. Valentine’s day_愛のサーフボード工場_(1026文字)

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one heart_8x10_V9348

こんにちは、

雪のバレンタインデーですね。

日本のチョコレートの年間消費量のおよそ2割が、

この日に消費されると言われています。

私は日本で育ったので、

日本型バレンタインデーを知っていて、

アメリカに引っ越してくるとその違いに驚かされた。

こちらでは、

*ギフトはチョコレートだけではない

*両性からの贈答ごとである

*女性の愛情表明の機会ではない

*ホワイトデーは存在しない

日本とはずいぶん違いますね。

なので私からのギフト(写真)をここにポストしました。

201312_Dolphin_2713

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/49779

俺を待っていてくれた愛のあるイルカと、

冬の始まりの夕陽。

201311_Calafia_1585

美しく、クリーンな夕陽波をどーぞ。

http://www.nakisurf.com/blog/showroom/archives/67166

アワードゴールド賞、

つまり最高金賞受賞モデルとなった

COLE CURVE BALLの記念写真を撮ってきました。

2014_Cole_Curveball_5018

新品のボードもいいけど、

こうして使い込んだボードもとても好きです。

2014_Cole_Curveball_5023

スタンスのワックスの跡、

汚れ、はたまた傷とか、

少し日焼けしていることも全てすてきです。

2014_Cole_Curveball_5034

道具は使い込んでこそ輝いていく気がします。

こちらで波に乗る道具を作る人は、

選ばれた人で、

それはプロフェッショナルそのもの。

201402_Cole_5118

シェイパーは日夜マジックボードの進化、

再創造を目指している。

ユーザーの体格や波質を思い浮かべながら

サーフボードを誕生させている。

R0012907

サーフボード工場では、

シェイプされたボードにラミネートを施し、

R0012904

ここから

ホットコート(両面)

フィンプラグ、リーシュプラグ埋め込み(両面)

サンディング(両面)

グロスコート(両面)

ポリッシュ(両面)

という果てしない作業があって、

そしてサーフボードが完成するのです。

R0012908

デイブ・ネイラーの美しいラミネーション。

愛と夢があるグラッシングは、

世界広しと言えども少ない事実であります。

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アレックス・ノストではないが、

スロッピーなティントカラー。

R0012913

デイブの作業を見ていると、

ボトムグラッシングを終えた後、

ラウンドスピンサンダーで1本1本サンディングしていた。

しかもボード1本につき、

2枚の3M製のサンドペーパーを使用するという贅沢さ。

良い職人は消耗品をじゃぶじゃぶ使っています。

IMG_5523

愛というのは男女のことだけではなく、

こうして仕事に対してもたっぷりと存在することを知った2014年です。

ハッピー・バレンタインデー!

それではまた明日ここで!

「I’m working. You should come see laminated The Pink Champagne On Ice Yours」_土曜日のNATION工場_ピンクシャンパン_ディスク_シェビィ_ワイド・ロスドス_ギャラクティックレーザー_(1298文字)

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IMG_5175

プレジデントデーという三連休初日の本日。

トムカレンが、

ジェフリーズベイで乗った最初の波動画を見つけたので、

ライアン・イングルにSMSで送ると、

「I’m working.

You should come see laminated The Pink Champagne On Ice Yours」

(働いてマス。

あなたのピンクシャンパンがグラッシングされたので見に来るといいです)

とあったので、NATION工場に向かった。

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ライアンは現在サンクレメンテで一番忙しいシェイパーとなっている。

プレシェイプ、

カット、そして本シェイプをこなしているのだが、

毎日早朝出勤から残業しても終わらないので、

こうして週末も働いている。

201402_Nation_5992

「今日も朝早くから来て、これだけシェイプしました」

デイブ・ネイラーへのラックに託されたボード群。

そして、

私のパーソナルボードである

『ピンクシャンパン5’5″』

が昨日ラミネート(グラッシング)されていた。

IMG_5937

しかも完成したばかりのNATIONニューロゴが入っていた!

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デイブは、

シンプルでクラッシックな位置にラミネート(デカール)を封入してくれていた。

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究極的にフラットなロッカー。

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ボードのフォルムもスーパーカーのようです。

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サーファーは持った感じでボードを理解する。

不思議だが、なぜか感じてしまうのです。

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シェイプサインと、

ニューロゴの詳細。

IMG_5959

ライアンもうれしそうで、

「フィンは何になるの?」

と聞くと、

「(きっぱりと)シングルフィンです」

そんなライアンの自信に受けて立つ形になりました。

↓これは、

ピンクシャンパンのカスタムであるトライフィンモデル。

IMG_5960

アウトライン、ロッカー、

ボトムデザイン全てシングルフィンと同じユニバーサルな、

オムニディレクショナル(全方位、omnidirectional)モデル。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/51667

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↑FUTUREフィンシステムのトライ。

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これもピンクシャンパンだけど、

5’10″の体重88kgモデル。

厚みとレイルフォルムで調整したそうです。

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キャンバスのディスクスタイル。

トム・カレンのボードからのインスパイアであります。

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シェビィ。

私のボードにも入っているテイルパッチはリネンパッチ。

これは繊維なので柔らかく、

そして密度が高く、

軽く強度があるのが特徴のNATION流。

IMG_5980

カスタムの5フィンセッティング。

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これはライアンが自分用に作ったロスドス。

ノーズ幅を広くするアイディアがあって、

これはそのテストモデルとなります。

IMG_5987

これにもリネンが入っていた。

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ギャラクティックレーザーの大きめサイズは5’11″。

NATIONボードの魅力は、

こうして各モデルの個性が際だっていること。

なので、

こうして風味豊かなのですね。

201312_Gravels_naki_1565

Nation Galactic Lazer

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/49148

雪解けの東日本ですが、

ツナくんは「こたつでモバゲー将棋の日」だそうです。

ゴキゲン流中飛車と、ツナ流ミレニアム矢倉囲いで、

羽生名人は弱いですとSMSがありました。

それではすばらしい日曜日を!

 

タイラー・ウオーレンのオープニングページが完成しました_タイラー・ウオーレン個展@グリーンルーム・ギャラリーワイキキ_COLEボードのブルース・アイアンズ_(1165文字)

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201402_TW_1642

こんにちは、BLUE誌のコラム脱稿しました。

発売は3月10日頃なので、

どうぞお楽しみに!

上の写真は、

タイちゃん(タイラー・ウオーレン)のボードコレクションの一部。

タイラーは、自身でのシェイプももちろんだが、

ボードの歴史からシェイプデザインの多様化までじつに造詣が深い。

もうすぐNAKISURFでも彼の創造ボードの展開が始まります。

オープニングページが完成しました。

http://www.nakisurf.com/brand/tylerwarren/about.html

IMG_1180

これはタイラーの最近のシェイプ。

ディスクシリーズとソープシリーズコレクション。

ミニボードから11フィートという

大きなログまで乗りこなすタイちゃん。

クリスチャン・ワックの親友で、

今やオルタナティブサーファーたちのあこがれの人であります。

IMG_0002

創造的なサーフボードデザインは、

知的な彼らしく、確かな論理に基づいていて、

さらには実際にフィールドテストしてのモデル展開だから心強い。

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彼の家に行くと、

ラウンドスクアッシュのダブルエンダーと、

バーオブソープ系の新作があった。

これも要チェックですね。

【タイちゃんからのお知らせ】

グリーンルーム・ギャラリーワイキキで、

タイラー・ウオーレン個展が始まります。

Tyler_Warren

お近くの方はどうぞワイキキ、

ウエスティンホテル向かいのグリーンルームギャラリーまでぜひ!

2350 Kalakaua Ave. #A6

Honolulu, Hawaii 96815

Open: Daily 9AM – 11PM

Tel. 1-808-924-4404

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俺はというとタイちゃん個展を記念して、

彼のボードでサーフしてきました。

こちらの波は、ごらんのように小さくなってしまった。

スクリーンショット 2013-12-15 18.10.48

Tyler Warren’s “Spaceship”

回転半径が小さいのに、

しっかりとGも感じられる、

つまり遠心力があるターンができるのがすごい。

詳しくはまた書きますね。

201312_pier_1920

キャッチサーフクリスの引っ越しが始まります。

これからお手伝いに行ってきます!

201312_Dolphin_2717

クリスマス前に見たイルカ。

超広角でこうして撮ることができたのは、

どんな意味があったのだろうか?

そんなことを思っていた日です。

bruce

最後にブルース・アイアンズのエアで本日の〆とします。

これだけ完璧なインディグラブはもはや伝説ですね。

これはライトニングキッカーの前身アウトラインでしょう。

http://www.nakisurf.com/brand/cole/detail-lightningkicker.html

どうぞすばらしい週末をお過ごしください。

今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございます。

それではまた明日ここで!

 

サンオノフレのちキャッチサーフ、NATION_天才マックスのサーフボード製作ムービー_(720文字)

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IMG_7197

こんにちは、

こちらの南うねりは続いていて、

暖かく、夏みたいな日でした。

今日は映像作家のマックスがサンオノフレにやってきて、

オルタナティブボードでハッピークルーズしていました。

IMG_7487

FLOWがなんとなくわかってきたセッションで、

すばらしき渦浮力ボードのサーフィング。

IMG_7507

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/51736

キャッチサーフに行って、

スケートランプの製作過程を撮ってきました。

予想していたより遙かに大きなボウル。

さすが職人3人、

あっという間に形になってきた。

さすがキャッチサーフ、さすがジョージ。

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NATION工場に行くと、

主宰のライアンがフィンボックスをチェックしていた。

2014_TPCOI_7511

個人(私)用のThe Pink Champagne On Ice 5’5″

このモデル詳細について調べてきました。

紹介ページの完成をお楽しみに!

IMG_1691

シェイパーを頂点として、

サーフボード職人は、

それぞれの役割分担を担っていくのです。

201402_Jason_Jermy_6405

サンディングマンのジャーミーと、

工場長のジェイソン(右)。

NATIONはいま、

英国人デイブ・ネイラーを中心としたすばらしいチームが完成していて、

それはサーフボード作りの頂点に達しつつある。

そんなNATIONのライアンの、

熱いフィルソフィを表現させたムービーが完成しました。

前出のマックス作品です。

ぜひご覧になってください。↓

http://vimeo.com/87457372

NATION SURFBOARDS – Ryan Engle Interview(ライアン・イングル インタビュー) from nakisurf on Vimeo.


私のギャラクティックレーザーを試乗用に送りました_2014キャッチサーフモデルのラインナップ発表_冬のサーフボードはスローフード!?_(1026文字)

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IMG_7498

こちら南カリフォルニアは、

冬が雨期なのですが、

今年は干ばつで、

雨が降らない日が続いていて、

そろそろ給水規制が始まろうかとしています。

このタイミングで天気予報は

「今週末に雨が降る」と発表したので、

いよいよ空から水が降ってくる日がやってきそうです。

雨は大切ですね。

IMG_7803

少し古い写真ですが、

これは新品時代のNATIONギャラクティックレーザー。

デモボードとして千葉に送りましたので、

体重が合う方(〜60kg)は、

ぜひNAKISURFにて試乗(無料)してみてください。

インバースVEEの加速を体感していただきたいです。

IMG_9703

サンクレメンテピア。

IMG_9742

去年から続いている、

子どもたちのキャッチサーフ人気がすごい。

IMG_9743

あの子もこの子も、

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そしてこの子も。

大ブームですね!

IMG_9759

キャッチサーフは、

今年モデルが発表となりました。

2014_CS

なんと、ジェイミー・オブライエンモデル、

カラニ・ロブモデルもラインナップされ、

オディシー(5月発売)には、

5’0″トライ&クアッドと、

6’0″クアッドモデルが加わりました。

ここ最近のプロたちへの流行も考えると、

4月上旬の発売がとっても楽しみです。

ちなみにUSAでは、

「3月入荷分の6000本がすでに予約完売している」

というモノスゴ人気です。

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さて、

画像投稿アプリ『インスタグラム』では、

それぞれが画像編集しての投稿に忙しいようです。

スクリーンショット 2014-02-25 19.58.26

こちらはおなじみキャッチサーフの国際営業部長ジョエル・マナラスタス。

@joltyjoel

4V!

スクリーンショット 2014-02-25 19.43.29

@catchsurf

WCTのネイくんこと、

ネイト・イヨマンズは、

スキッパー5’6″でバックサイドエアを軽く決めていた。

スクリーンショット 2014-02-25 19.42.00

@whoisjob

カラニチャップマンと、

ジェイミー・オブライエンは、

オディシー7′モデルでジョーズを軽々と乗っていた。

良く考えるとすごいことです。

IMG_6731

ボードが続々と完成しています。

この乾燥気候で硬化させるのがサーフボードにとって最良のこと。

なので冬のボードは人気があります。

そして工場も繁忙期ではないので、

「しっかりと完成させていく」

というスローフードみたいなところもあります。

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ショーケンくんの始めてのオーダーボードは

6’0″のギャラクティックレーザー。

どんな波乗りになるのか、とっても楽しみです!

20131225_Calafia_3608

週末はこんなバレルとなりそうです。

いや、なってほしい。

Two headed Raven

かなり昔にアレンジされたNAKISURFレイバンのデザイン。

©麗翠せんせ

それでは、すばらしき日となりますように!

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伝統と熟成、そして円熟のタイラー・ウオーレン_波乗り、という冒険をする歓びの卓越性_(1986文字)

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201401_TW_6462

タイちゃん、

いやタイラー・ウオーレンは、感動的な波乗りをする。

ショーン・ステューシーを感服させる繊細なファインアート。

そしてサーフボード・メイキング。

「インスピレーションースケッチーデザインーシェイプ」

という流れをしっかりと綴じ込めたまま、

シェイプまでをしっかりと手がけ、

そこからはウエスというグラッサーにバトンを渡す。

タイラーの命を受けたウエスは、

グラッシング、ホットコート、サンディング、

グロス、ポリッシュを突き詰めていく。

すばらしいタッグである。

タイラーは、

持って生まれた才能があふれている青年だ。

というか、

あふれすぎていると言っても過言ではないだろう。

そして常に絶えずハードワークで日々を送っているプロフェッショナル中のプロ。

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彼が最も好きなのがサーフィングで

流れるような、そして気品あふれる滑降。

それを表現すると、

「伝統と熟成、そして円熟」

そんなコピーが浮かんでくる。

タイラーの生まれた年1986年は、

彼の功績によってダナポイント、

サンクレメンテ地方が輝かしいヴィンテージとなった。

もしあなたが1986年に生まれであるのなら、

「タイラーと同じ年に生まれた」

と胸を張れることでしょう。

その性格は固い決意、

揺るぎない哲学の持ち主。

そして完璧主義で、楽しく、豊かでまろやか。

波乗りのスタイルは、

ログやミッドレングスに乗ると優雅華麗で、

ショートボードは力強くアグレッシブで高速。

201308_Tyler_0323

彼がシェイプをはじめて、今年で14年目となった。

すでに熟成していて、

かぐわしく調和したテンプレットと、

起伏が溶け合って長い余韻を残す美しいシェイプライン。

アートの極地のハンドサインが施され、

そしてタイラーカラーと、

彼のデザインしたフィンが選択されてくる。

これこそが「冒険をする乗りもの」の極みだろう。

俺はずっと『タイちゃん恐るべし』と感じていた。

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オルタナティブ・サーファー/シェイパーでは、

現代最高峰とされるタイラー・ウオーレン。

彼の思想と哲学の深みに触れてしまったが最後、

それは密教に似た秘めやかな教えと悟りがやってくる。

そうして考えると、彼のハンドサインは先見の明があり、

誓いの印を結ぶものかもしれない。

201401_TW_1594

とすると、そのサーフセッションは、

現世利益を心願成就するものであり、

その祝宴の重要な役割を担うものであろうか。

波乗り、という冒険をする歓びの卓越性(エクセレンス)。

201402_TW_6882

さて、そのタイラー・ウオーレンボード。

IMG_7030

渾身シェイプを終ったサーフボード・ブランクスたちは、

それらはウエスのグラッシングファクトリーで、

誕生までのプロセスに入りました。

この工場は看板はもちろんのこと、

さらにはステッカーなども何もなく、

秘密の工房だとわかる。

実際に1週間も前にアポイントメントを取って、

限られた時間に電話をして、

それからようやく住所が送られてくるという念の入れかた。

これはウエスが偏屈や奇人というわけではなく、

彼ひとりでやっているスタイルということと、

全ての工程を流れとして没頭し、

集中して駆け抜けたいということだと教えてくれた。

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5’6″ドリームフィッシュと5’0″ソープ、

5’5″ディスク、5’3″ダブルダブル、

クアドラティック・フォーミュラ5’10″

クアドラティック・エッグ5’11″

7’0″ファンクション・ハルというミッドレングス、

9’6″サリナス(ログ)ボードが一堂に会している貴重なシーンであります。

下の画像で水を飲んでいるのがウエス。

全ての工程をひとりで仕上げる超職人。

201402_TW_6890

↑このカーボンストリップが、

ストリンガー代わりになっているのはスーパーソープ。

21世紀の名作バーオブソープの2014年版であり、

私のオーダーボードです。

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ティントカラーのミッドレングスとフィッシュ。

いいね!

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ロングボードの長さがあり、

美しきストリンガーとボランクロスの逸品。

こちらも芸術そのものであります。

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↑クリアー仕様のボランクロス。

IMG_6987

ディープブルー・ティント。

IMG_7014

追加パッチの色の切り替わり方もすばらしい。

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カットライン、パッチ、

そしてクロスと樹脂のハーモニー。

IMG_7060

グラッシング作業で、

一番難しいとされているのがこのディープスワロウ。

ウエスはふわりと、

ブランクスにティントグリーンを巻き付けていた。

やはりタイラーが選んだ職人は、

味も技術も最高峰ですね。

そして、

もうすぐタイラー・ウオーレンボードがNAKISURFに届きます。

http://www.nakisurf.com/brand/tylerwarren/about.html

彼の真なるファインシェイプができる時間の関係で、

入荷は毎月10本だけという状況です。

すでにカスタムオーダーを4本いただいているので、

残り6本が弊社にラインナップされます。

モデルページ完成までお待ちください。

Kukuiura_7920

“2014 North Hawaii Sunset Splash”

それではどうぞすばらしい週末をお迎えください。

今日もお越しくださってありがとうございました。

 

 

【NATION】インバースVEE搭載、世界初のオムニディレクショナル・ボードThe Pink Champagne On Iceの誕生ストーリー(2101文字)

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Naki Surf presents up and coming shaper Ryan Engle.

Usually companies outsource pre-cut board production overseas,

but put in the hands of a guru,

using a cutting edge machine like the Aku Shaper enables accurate fine tuning of designs and shapes.

Ryan’s approach using a machine just for an initial ‘Cadillac’ cut on his boards

allows him to take design and production to the greatest level of performance and creativity.

Also meet world renowned laminator, Dave Naylor.

Please enjoy a peak into the magic and wonder that is surfboard production at Nation MFG!

http://vimeo.com/87457372

NATION SURFBOARDS 2014 – Ryan Engle Interview(ライアン・イングル インタビュー 2014)by Max Houtzager from nakisurf on Vimeo.

この動画でフィーチャーされているのが、

現在最高峰とされるAKU SHAPER。

プレシェイプのためにブランクスを初期カットするマシンであります。

IMG_7079

このマシンを使いこなしているライアンは、

これを通常のプレシェイプと考えてはいない。

究極のファインシェイプの下地となるべく、

コンピューター上でディテールデザインとし、

通常の10倍精緻なる完成品としている。

IMG_3397

それはハイパフォーマンス・ショートボード『スコアボード』から始まり、

カルト人気の小波ボードであるニュートゥモロー、

ツインフィッシュの宝剣ロスドス、シングルフィンの究極型アジャスター、

そしてキャンバス・サーフボードのデザイナー&シェイパーとして、

数多くのオリジナルボード、ログボード、

ロングボード、ミッドレングスを手がけてきたライアン。

IMG_5929

先日、偶然発見されたNS1のボトムカーブ、

そこからインバースVEEのアイディアが発生して、

ギャラクティックレーザーが誕生した。

このインバースVEE搭載のミッドレングスの圧縮版は『シェビィ』、

計測設定のアンカーポイントは増えていき、

この時点で50カ所程度の指定がされていた。

そして現代はフィンシステムが多様化されている。

各デザインには、

トライフィンモデル、そしてクアッド、

ツインまたはシングルフィンモデルとして設計されている。

ある日ライアンは、

クアッドとトライの数字、

つまりロッカーやカーブの数値に法則性があることを発見した。

numbers_7769

15.42

1.52

0.53

という数字が見えるが、

この前後の数字が酷似していることに気づき、

その間にアンカーポイントを加えることによって、

クアッドもトライもひとつのデザインとして可能になることを断定した。

さらには、シングル、

そしてツインまで全てのフィンに対しての法則に気づき、

インバースVEEがボードボトムを貫いた

世界初のオムニディレクショナル・ボード、

(全方位、OMNIDIRECTIONAL)

The Pink Champagne On Iceがここに生まれました。

OMNIDIRECTIONAL

前出しましたが、

通常ボードは

「ひとつのサーフボードに30から40箇所の数値」

(NATIONモデルは50箇所程度)

が指定されている。

これは通常アンカーポイントと呼ばれる点で、

線を変形させていくことだが、

この設定数値の位置300から400箇所まで増やし、

さらに数値の中庸を取って、

カーブをよりまろやかにさせていくと、

ひとつの究極のアウトライン、

そしてロッカーラインが合わさって、

このピンク・シャンパン・オン・アイス

(通称:シャンパン)が登場したのです。

IMG_5935

それは珠玉なる美しいサーフボード。

マジックボードの数値を

400箇所もまとったサーフボードは他にはない。

IMG_7534

CANVAS/NATIONの旗艦となるシャンパン。

そして、私の5’5″シングルフィンが届きました。

美しすぎるサーフボード。

ちなみにイーグルスの『ホテルカリフォルニア』

の歌詞からのモデル名であります。

2014_TPCOI_7511

この嵐が去ったら初乗りしてきます。

どうぞすばらしい3月最初の週末としてください。

春はもうそこまで来ています。

それではまた明日ここで!

 

恐怖のカリフォルニア・ジャイアントケルプ_ストーミーだが、16年ぶりのパワフルサーフ_シャンパン5’5″初乗り@ロッキーショア_(1555文字)

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おはようございます。

こちらは大雨、または曇天の一日でした。

嵐が抜けていくときに風が南西方向に巻くように抜け、

風速12m。

ブイは12ft@14秒 / W (261°)をマークした。

ピークは今日の正午。

ストーミーだけど、

真実の波に乗るのは今日しかないと思い、

ロッキーショアに行ってきました。

201401_RockyShore_CW_3084

こんな波を想像していたのですが、

実際には雨の後、

そしてガストで12mも吹くサイドオンショアなので、

かなりワイルドな海面だった。

このあたりの大波スポットであるモナーク岬までもがブレイクしたと、

サーファーたちはその話で持ちきりだった。

IMG_7965

ソルトクリークは軽くクローズアウト。

完成したてのNATIONシャンパン5’5”と、

タイラー・ウオーレンのスーパーソープ5’0”。

(ピンクシャンパンだと、

多くの方がピンク色のボードだと錯覚するようなので通称を短くしました)

降りていくときに何人かのサーファーに

「そんなので乗るのか〜」

と半ば呆れ、半ば嘲笑された。

大丈夫、乗れますから。

IMG_7917

さきほどのロッキーショア。

ちょうど中央の波の下、

人がひとりいるが、

点のように見えるのでサイズがちょっぴりわかります。

波はまあまあいいのだが、

ソルトクリークの沖にはケルプ(海藻)が密生していて、

それがこの大波で大量に剥がれて、

ラインナップやインサイドにたくさん浮いているという状態だった。

kelp_wrack3

テイクオフすると、目の前に10畳敷きサイズのケルプ群が拡がっていた。

それでもテイクオフするのだが、

フィンが当たってしまい、強制終了。

波待ちしていると、

水平線が揺れて、

突然倍サイズのセットがやってきて、

メタリカの曲のようなパウンドで叩きつけられた。

くー。

次の波は少し岸側だったのでそこまでヘビーメタルではなく、

ハードロックのようなビートでボードをつかんだまま深き海中高速回転。

3本目は慣れてきたので、

楽勝だとリラックスしながらダックダイブすると、

その圧力で前腕部が折れそうになった。

南カリフォルニアでは、

1998年以来の大きな波だろうか。

その後もセットは止まらずに喰らって喰らって、

また喰らって演歌のようになり、

ロッキー岬からストランズ岬中間くらいまで流されてしまった。

giant-kelp

あげくの果てには前出したケルプ群に突っ込んでしまい、

そのまま絡まって脱出できなくなり、

危なく溺死するところだった。(本当)

引田天功のように出られたらいいのだが、

茎の太さがロープくらいあるので、

硬く、切れず、あんなに恐ろしいものはなかった。

目を開けても海藻の他は真っ暗で、

海藻の切れ目すらわからずにあきらめかけた。

だが、幸運だったのか、

海面まで顔を出すことができて、

次の波が来るまで念願の呼吸をし、

絡まったまま10本もの波を喰らっている間中、

また絡んで海中から上がることができない恐怖と、

いつまでも終わらない波の恐ろしさで、

波が去ったときには、

全身から力が抜けてしまっていた。

海面に詰まった泡が、

風に吹かれて散っていくのが目に焼き付いている。

また沖に戻ったのだが、

ちらちら見える海藻群が恐ろしく、

波乗りに集中できないので上がることにした。

IMG_7869

前田さんが撮ってくれたインサイドの一枚。

目線が海藻に注意しているのがわかる。(涙)

スーパーソープの出番なしで本日終了。

IMG_7913

まあ、こんな日もあります。

収穫はシャンパンの滑りが最高峰によかったことで、

それは感動的なシングルフィンでありました。

やはりインバースVEEと、

微設定複合カーブが大好きです。

あのマニア的な設定はライアンの情熱がなし得た完成形でしょうね。

IMG_7891

また寒くなってきましたね。

ネックエントリーのスーツ本当に動きやすくて暖かいです。

Beautiful Sundayとなりますように。

また明日ここでお会いしましょう。

嵐の最後にパーフェクト・ロッキーショア_NATIONシャンパン5’5″の本日_インバースVの__(1704文字)

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こんにちは、

昨日の嵐は台風一過のように去り、

青空が拡がったと思ったら、

一瞬で曇天、そして雨となってしまった今日です。

けど、11時頃から雨は上がり、

ブイは昨日の半分程度ながら、

うねりはなんとか残っている状態です。

キャッチサーフのインスタグラムには、

オーシャンビーチのすごい波がポストされていた。

CSOB

キャッチサーフのプロライダーに就任したカラちゃんこと、

カラニ・ロブは、

ズマでこんなにすばらしい波に乗っていたというポスト。

kalani

ズマ波って、ここまで大きくなるのですね。

しばし感動です。

今回のこのうねりは真西に近いこともあって、

かなり広範囲にうねりが届いたようです。

またもやロッキーショアに行くことにした。

201403_Creek_8113

ロッキーショアを擁するソルトクリークに降りていくと、

グラブルズと、

ミドルスの中間の地形エリアががめちゃくちゃ良いようで、

こんなブレイクをしていた。

IMG_8095

丘の上から見たのがこの風景。

大きくってしっかりとした強いうねりです。

IMG_8103

すてきなライト。

天才マックスと、

マックスご学友のアレックスはこのグラブルズで入っていて、

初志貫徹の俺はやっぱりロッキーショアに。

パドルアウトしようとすると、

マンライ連続で終了したマックスが歩いてきたので、

しばし波の情報交換。

ロッキーショアも干潮に向かっているので、

かなり良くなるだろうと、

アレックス共々誘うと、

彼らもロッキーショアセッションに参加してくれた。

今日もNATIONシャンパンのシングルフィンモデル。

昨日の怒濤のようなコンディションとは打って変わり、

セットで3mくらい、

弱いオフショアのすばらしいコンディションだった。

シャンパンボードは滑らかで、

インバースVEEの速い乗り味、

そして足に付いてくる操作性を極限まで味わい、

マックスたちと共に感動的なセッションを刻みこんだ。

ひさしぶりの全力疾走のような波乗りに体が悲鳴を上げているけど、

気分は満たされて、そして沸々とした歓びに満たされているのです。

この感覚が大好きなので、

自信を回復できて、そしてうれしいことなんです。

昨日のシャンパンに乗った画像が出てきました。

これは左のインサイドセクションですね。

IMG_7863

この位置でレイルが入っているのが、

テイクオフの速さと、安定度を証明していると思う。

けど、左下に海藻が見えて怖い。(笑)

詳しくは昨日の投稿をご覧になってください。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/52091

さて、

このNATIONシャンパンの正式名称は、

“The Pink Champagne On Ice”。

そしてその由来は、

Eaglesの名曲【ホテルカリフォルニア】の歌詞からなんです。

Youtubeを検索していたら歌詞付きのがありました。

TPCOI_YT

やはり歌詞そのものなんですね。

http://youtu.be/h0G1Ucw5HDg?t=3m31s

すでにこのシャンパンの先行カスタムオーダーがいくつか入っております。

ありがとうございました。

二つのことをご案内しております。

1)

ソフトダウンレイル設定なので、レイルが薄く落ちています。

なので、厚め数値でオーダーされることをお勧めします。

ちなみに私は、普段のボードは2-1/8の厚みですが、

シャンパンの薄いレイルで浮力を合わせますと、

2-1/4″のセンター計測で、2-1/8″の厚みと同等です。

2)

ボード幅ですが、

ライアンが推奨するやり方は、

まずは長さを決めていただいて、

そこからライアンは目的体積を割り出します。

シャンパンモデルは美しいアウトライン円弧が重要です。

もしこの幅を指定してしまうと、

円弧半径が変わってきてしまい、

さらには、

「詳細設定してあるいくつかの数値を無視する結果」

となってしまうのです。

ということで、

できたら幅を書き入れる覧は空白、

つまり最初から設定しないほうがより良いシャンパンボードとなります。

現代最高峰のデザイン、NATIONシャンパンについて、

ちょっと夢中になりつつある長い嵐が終わった日です。

みなさんもどうぞすばらしい3月の始まりとなりますように!

明日またここで!

 

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