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コーリー・コーラピント&クリスチャン・ワック@王子邸前サンクレメンテ_Corey Colapint & Christian Wach @Prince Beach, San Clemente_(1073文字)

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おはようございます。

こちらは今日も真夏日。

昨日が34度、

いまは朝8時ですがすでに25度もあります。

明日の予報が36度。

熱中症に気をつけましょう。

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さて、

コーリーとクリスちゃんの

CANVASコンビが王子邸前でサーフするというので、

写真を撮りにきました。

いつもの朝のリビエラ/王子邸前入り口。

多くのヤングサーファーが波チェックしているいつもの風景。

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「朝ココです」

ココサンシャインスティックをクリームの上から塗るコーリー。

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「朝ココとは、なんてすてきな一日のはじまりデショウカ!」

朝サーフできることに喜ぶクリスちゃん。

(というのは彼は夜型であって、

自分が起きられたことに感動していました)

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ノーズにワックスを塗るとき、

足を乗せる瞬間を予感させるので、

この一瞬もまたいいですね。

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コーリーはパーチェスと試作『FLOW』。

FLOWはピンテイルのシングルフィンモデル。

クリスチャン・ワックはパーチェスとレースカー。

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海へのエントランス歩道。

大好きなサーフブレイクなので、

1000回以上も通った入り口。

17歳のコーリーはここで生まれたので、

彼もきっと同じくらいここで過ごしているのだろう。

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いまクリスちゃんは親の家を出て、

この上のストリートにハンナと住んでいる。

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ーー サーファー誌でも特集されていたーー

有名すぎるトンネルを抜けると海に出る。

右(北)に行くとリビエラ、

そしてローセン(COLE家)、ホールインザウオール、そしてTストリート。

左(南側)が王子邸前、スーパーチューブ、

カラフィア、ステートパークというブレイクが続く

サンクレメンテのハブ・エントランス(Hub Entrance)がここ。

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満月満潮に近いので、

ログ(ロングよりも大きなもの)でやろうということになった。

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コーリーのテン(TEN)。

サーファーズジャーナル誌に持っていけるクオリティの作品が撮れた。

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クリスチャン・ワック流ファイブ。

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コーリー・ファイブ

Corey’s Five.

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トリムラインバレル。

Trimline Barrel

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半端ではないハングヒール。

Heel

どんなスリルなのでしょうか。

逆真流が掲げ、目指す滑走がここに。(笑)

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コーリーの歳のときにノーズライド世界チャンピオンとなったクリスちゃん。

老舗の技と匠。

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コーリーのグライドファイブ。

速度があってもそのままノーズに行くのが、

最近のログライドのすごいところ。

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テイクオフしてそのまま、

つまり最初のスタンスでファイブに持っていくのも、

アクセントとしては最高ですね。

(今日はここまでですが、すぐに続きます)

 


OH MY ODYSEA!_3mエアのODYSEA/Catchsurf!_スタンプくん初乗りの巻_熱く焼けた砂浜に寝っ転がって温まる至福を具現化するサーフウオッシュ_ものすごいですやはりという感想のオディシー動画_(1977文字)

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Screen Shot 2014-05-15 at  のコピー

ジェイク・デイビス Jake Davis

「ものすごい3mエアを見た」

「波のトップから2mは飛んでいた」

「キャッチサーフの新作ボードだった」

「しかもたった5フィートのスポンジボードで」

そんなニュースがサーフタウンに伝わり、広まっていた。

ネイト・イヨマンズも絶賛して、

こんなにも楽しく、

史上最高のボードはないと言っている。

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Nate Yeomans

AM-9796

Simon Hetrick

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Jake Davis

Catch Surf Odysea Stump surfboard Jake Davis Nate Yeomans Simon Hetrick Vanderblast

左から

ネイト・ヴァンダガスト Nate Vandergast @vanderblast

ネイト・イヨマンズ Nate Yeomans

ジェイク・デイビス Jake Davis

サイモン少年 Simon Hetrick

これが伝説となったキャッチサーフ・

オディシーシリーズ末弟スタンプくんの初乗り、

または2回目セッションの参加メンバーでした。

NAKISURFでも先行予約を開始したところ、

メーラーがパンクしそうになり、

一晩で売り切れモデルが続出したスタッフブログの投稿がこちら。

http://www.nakisurf.com/blog/showroom/archives/70460

そんな中、

私用の支給ボードにそのスタンプくんが、

新しい6’0″スキッパーくんと共にカスタムスタンプされて届きました。

スクリーンショット 2014-05-17 6.19.09

ソフトボードの粋。

トリプルストリンガーだから、

しっかりと重く、

そしてスクエアテイルバンパーの逸品。

初乗りは王子邸前としました。

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201405_Stump_8515

到着すると、

サンディエゴの山火事がこちらにも飛び火したのか、

サンクレメンテの裏が大変なことになっていた。

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サンディエゴに続き、

こちらも避難勧告が出されてしまうのか。

とにかくこのスタンプくんを乗りたいとパドルアウトすると、

その全体を貫く浮力にびっくり。

だから体重85kgあるジェイク・デイビスが乗れるのだと納得。

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王子邸前は無人でこのサイズ。

真夏日が続いているので、

白い砂浜でさえも焼けてしまって歩けないほどの灼熱日。

で、この夏初めてのサーフウオッシュを実行することに。

水温17度は息を止めていたら寒くはないが、

気を抜くと体幹が振動するほどの冷たさ。

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このようにボードの上に立って、

冷えない波待ちを考案した日であります。

避暑というか、

身体&精神の冷却を完了し、

「熱く焼けた砂浜に寝っ転がって温まる至福」

を再確認したサーフウオッシュでした。

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満潮の緩慢斜面。

でもちょんとターンをすると、

速度が軽く出て、

そしてスポンジボードとは思えないほどのターン性能。

なるほど、

これならみんながエアしまくっていたのがよくわかる。

「水キレ」が良いボードで、

しかもこれだけ重くてあんなに飛べてしまうのは、

さすがキャッチサーフの新製品であるということに他ならない。

ジョージはすごい。

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フェイドターンからスイッチスタンスまでも。

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サーフィンの愉しさが満杯詰まってます。

安全だし、ユルキャラで、

かっこよくて、やさしくてトレンド。

ナウイローラコースター(ダブル死語)も可能です。

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サーフウオッシュしたのは、

渋谷区で6月に開催する個展記念の

”WAVE” Tシャツのサンプル。

(この個展ですが、

まだ正式にはアナウンスできないのでちょびっとお待ちください)

新技術DGPという生地に直接彩色するスクリーンでもなく、

もちろんアイロンプリントでもないそれは柔らかくて発色も良く、

しかも耐久性もあるフロントプリント。

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上がってくると、

「これが噂のキャッチサーフですか」

うれしき質問攻めにあう。

ビーチで目立つ板、しかもスポンジボードですから、

誇らしいことこの上ない。

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王子邸前の北に位置するリビエラ。

ベンジ・シバーソンは誰もが認めるリビエラキング。

300mのバレルをメイクしたり、

それはいくつもの伝説を作ってきたベテランサーファー。

しかもCOLEとNIKEのプロライダーでもあります。

向こうからこちらのピンクボードが見えていたようで、

俺が上がるのを待ち構えていてボードチェックしていた。

お返しに彼のコールボードをチェックすると、

伝説のファイヤーフライ改造のスクアッシュテイル6’0″だった。

ベンジが望むマジックボードは、

「とにかく速く、そしてルース」

ということ。

だからCOLEなのですね。

このアイディアをいただきました。

早速これからコールに会いに行ってきます。

それではすばらしい週末をお過ごしください!

と、ブログを書き終えて、

メールをチェックすると、

上記したセッションのできたてホヤホヤ動画が、

キャッチサーフからちょうど届いていた。

「ものすごいですやはり」

と句読点がなくなりました。

 http://vimeo.com/95563811

THE ODYSEA STUMP SESSIONS PART 1 from Catch Surf on Vimeo.

ラグーナの秘境ショアブレイク_電車止めや高速道路の衝撃緩和材にも使えそうなソフトボードの魔力_キャッチサーフ天国_(1456文字)

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ソフトボードの楽しさは

「やわらかいこと」

そしてキャッチサーフのボードは、

トリプルストリンガーという、

ものすごい耐久性を持っている。

「これなら電車止めや高速道路の衝撃緩和材にも使えそうだね」

とみんなで話している。

激しいショアブレイクで知られるラグーナ。

ここでサーフすることとなり、

『Thousand steps(1000段)』

と通称が付いているいつまでも続く階段を降りていくと、

レッツパーティ社主宰のスティーブがいた。

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Steve Taylor’s Catchsurf Stump 5’0″

「グワハハー」

ランドした瞬間にはじけ飛んだスティーブ。

彼の叫ぶような笑い声がそこから聞こえてくるほどの距離。

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水深がほとんどない浅いセクションを高速滑走するスティーブ。

ピンク色の閃光。

シャア専用、じゃなかったこれはピンキー。

見た目はゆるく、中身は強靱なソフトボード。

こんな浅瀬だと、

普通のボードなら10本も乗ったら折れてしまいます。

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トニー大谷さん、ヤス、

そして私の撮影&サーフトリオが、

長い階段を通過して到着しました。

Let’s Party!

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このネコT、

サンクレメンテーダナポイント地方で一番人気だそうで、

ものすごい数のTシャツが、

入荷するとあっという間に売り切れてしまっている。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/52521

こちらNAKISURFでもすごい人気で、

初版はあっという間に売り切れてしまいました。

さてさて、

お待たせしていました。

NAKISURFにネコT第二版が到着しております。

http://www.nakisurfshop.com/SHOP/7720.html

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6’0″ Skipper Model

初乗りとなったトニー大谷さん。

しかも生まれてはじめてのショアブレイクセッション。

最初は緊張されていましたが、

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1本巻かれて砂だらけになってしまえばこの笑顔。

ショアブレイクバンザイ!

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ヤスは5’0″モデルで、

ワンフットボトムターンの大技を見せ、

これを真横で見たマスタースティーブが、

「WOW!ウナギクネクネ!!」と叫んでいた。

(スティーブは語感が好きなようで本当に言うのです)

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私もトムカレンの新島時代を真似て、

ネコTをウエットの上から着てサーフウオッシュ。

スティーブの絶叫を受けながらのレイトドロップのスリルと興奮。

まるでジャンクなパイプラインみたい。

しかも海底はやわらかい砂だから、

まるでトランポリンみたい。

波乗りの新しい楽しみ方ですね。

ああ、おもしろかった。

笑いが止まらないセッションの記憶。

さて、こちらキャッチサーフチーム。

DCIM€102GOPRO

Johnny Redmond 5’0″ Stump

ジョニー“レッドモンドのスタイリッシュなバレル。

ボードがソフトだから、

バレルに入る恐怖感が全くないのがいい。

DCIM€102GOPRO

きれいな色です。

DCIM€103GOPRO

DCIM€103GOPRO

普通のフィンが付けられるので、

こんなタイトなスラッシュもできる。

DCIM€103GOPRO

ジョニーがピンキーを愛でている構図。

このソルトクリークの芝生で転がりたい。

DCIM€102GOPRO

Chris Monroe 5’6″ Skipper

クリス・モンロー。

サーフィン歴がたった2年でここまで上手になるのがすごい。

クリスはハードボード(普通のボード)は一切乗らずに、

キャッチサーフのみの日々。

すごい。

 

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それでは、そろそろ日本に出発するので、

これから荷支度をしていきます。

どうぞすばらしい日になりますように!

Have a wonderful day!!

 

 

なにこれ、やばいでしょのグリーンルーム・フェスティバル2014_(2380文字)

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おはようございます。

凄い嵐でしたね。

嵐の合間に千葉でサーフしてきました。

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グリーンルーム10周年記念展示用に持ってきたレースカー。

時間がないので30分だけのセッション。

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まとまりがない波でしたが、

かなりおもしろかったです。

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ときにはこんな波も。

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パワフルと緩慢が混在していて、

それはまるで辛いのと甘いのを一緒に食べるような感覚だった。

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浜にはこんな花が咲いています。

素朴で純粋、

そしてやさしい色と大きさがいいです。

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カメラを大西と交代したら、

いきなりこのオフザカーブ。

D先輩が電話の向こうで「291」と悔しがっていた。

ボードはNATIONシェビィDLX。

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こちら5’5″のシェビィを駈る山田さん。

いい波に乗りまくっていました。

ブレイクには私たちだけ。

サイズが上がると本当に空いています。

沖に向かうカレントがあるので、

パドルアウトも簡単だし、

これならサーフする価値は十分にありました。

この後強風が吹いてきて、それは今も続いている。

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NAKISURFに行き、

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グリーンルーム用の梱包材等々を大西号に詰め込んだ。

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店内にある私のアートコーナー。

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ネコTが見えます。

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正面。

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の反対側。

そうこうしていたら宅急便が届き、

自分宛だったので開けてみると、

なんとドノヴァンの新譜だった!

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しかも待ちに待ったライブ盤です。

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ディスクはいいですなぁ。

当のドノヴァンは日本に到着したようですね。

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ドノヴァンとグランディとダフィの3人でのライブ。

しかも4ヶ月ちょい前の音源なんですね。

こちらNAKISURFオンラインでも取り扱います。

オンラインストアへのアップをお待ちいただくか、

shop@nakisuf.com までお問い合わせください。

【お知らせです】

Print

http://greenroom.jp/

いよいよグリーンルームフェスティバルが、

横浜は赤レンガ倉庫で始まります。

今年は10周年記念ということで、

ドノヴァン、ジミー・クリフという大物に加え、

東田トモヒロさん、Caravanという常連組、

はたまた小野リサさん、

杏里さんという歌唱系もラインナップされています。

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私たちが常駐する赤レンガ倉庫2階のギャラリーブースには、

横山泰介さんを始め、10年ぶりの来日となった

サーフソウルアート総帥のアンディ・デイビス、

おなじみU-SKEさん、ハナイくん、豊田さん、

クラーク、スーザン、土屋さん、ハイダッチさん、

さらにはスケートボードフォトの伝説グラントまであり、

もはや世界一のサーフ&スケート美術館超えの様相を呈している。

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これがグラントのスケートボードアート。

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なんと、

(上のマルの中)

絶版だと信じこんでいた大野薫さんの名著『snaps』が新品であり、

慌てて購入したら残り数冊と聞き、全部買い占めたくなった。

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U-skeことユースキーさん。

西湘のピースマンギャラリーを詰め込んだブースにするようです。

松風王国。

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ハイダッチさんの品のあるブース。

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サンディエゴ&サンフランシスコ会談。

ジョーシュ、ダニー、アンディ。

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私ブースも完成してきました。

花井祐介さんのお隣、

アンディ・デイビスの向かいです。

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隣部屋のUSKEさんのブースが完成したようです。

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グリーンルームフェスティバル主宰総帥のかまやちさんがいらして、

「すごいです。ついに両日共に完売しました」

WOW!

それだとのべ16万人もチケットを持っているのですか?

「いやいや〜そこまではいませんよ」

でもここはチケットなしでも入れるのですよね。

「はいギャラリーブースや各催会場、

出展ビレッジエリアは無料で入場いただけます」

それなら最高です。

音楽は桟橋から聴けますしね。(裏技)

グリーンルームフェスティバルも10年目となり、

いよいよ巨大フェスティバルの様相を帯びてきました。

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カラーズマガジン主幹のYogeさんがブースにやってきて、

「WOWこれがレースカーすか!」

「まじかっこいいっす」

「やべ、このボード速そうっす」

といつものように矢継ぎ早にまくしたてて、

レースカーをチェックしていた。

Yogeさんは私の好きなサーファーであり、

元サンクレメンテ住民であり、

さらには彼の書く文章も大好きなのであります。

yogeさんから見た詳しくは、こちらです。

http://www.colors-magazine.com/cblog/?p=33189

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次に昨日ここでご紹介したコーストライン誌の松下さんと、

奄美の琴さまがやってきました。

手に持っているのは伝説のクレイグ・ステシックのアート。

Raven V2

「あの、ブログで見たアメリカンレイバンは今日購入できますか?」

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「こんなに柔らかくてすてきな生地だとは思いませんでした」

はい、オルタナティブのラグランです。

「ぼくもオルタナのブランクス大好きです」

そんな洋服好きの会話がなされ、

やはりコーストライン誌の編集長は、

ハイファッションに長けていると再確認しました。

目の付け方がすごいです。

「これはユニセックスですか?」と琴さま。

はい、Sならきっと着られますよ。

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「まるで着ていないみたいに軽いです」

と大喜びされていました。

かわいい&かっこいいです。

うれしいです。

わかる人にはわかるのですね。

そしてそして、

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人生の師、最も好きな写真家&サーファー、

名釣り師でもあり、

スタイルマスターでやさしくおおらかな大師匠

横山泰介さんがいらしてくれました。

「これさ、回っちゃったりするやつ?」

違うんです。

これは新作でかなりのすごいターンができるのです。

とこのフルバックサイド360風のモノスゴターンをお見せすると、

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「なにこれ、やばいでしょ」

「新時代だね」

と大喜びされていました。

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NAKIブース完成しました。

スタッフ一同、

みなさまのお越しをお待ちしております。

NAKISURFステッカーもたんまり持っております。

それではどうぞよろしくお願いします。

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アメリカン・レイバンT日本分完売御礼_USA分が6月8日に限定数入荷するお知らせ_ターボブースト・ターボブースト・ターボブースト!_CATCHSURF(キャッチサーフ)新技コンテスト開始_スタンプくん初乗り日初波連続写真公開_新橋平木商店にぜひ_(1984文字))

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DCIM€101GOPRO

おはようございます。

日本列島のどこもすばらしい快晴ですね。

良い日にしましょう!

ここでお知らせがあります。

_MRH1501

昨日オンライン発売を開始したアメリカン・レイバンTですが、

ほぼ一瞬にして完売してしまいました。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/54321

ここまで人気が出るとは思っておらず、

入荷数が少なくて申し訳ありませんでした。

MRH_0864

というのもこのオルタナティブ社製の生地が、

USAのみで限定製作されたもので、

弊社で仕入れられた数も同じく限定数でした。

あまりの反響と、

そしてその必要性を感じまして、

本日、USA NAKISURF分に確保していた製品を

(少量ですが)送る手配をしました。

Raven V2

 

通関等に問題がなければ、

来週(6月7日頃)に千葉NAKISURFに到着します。

検品して、

発送予定日が6月8日、9日となっております。

先行予約分のページはこちらです↓

http://www.nakisurfshop.com/SHOP/7777.html

【次回入荷分予約受付中】

AMERICAN RAVEN

ラグランTシャツ

*6月10日前後お届け予定

各サイズ別の入荷数を下記しました。

どうぞご確認ください。

S x 30

M x 40

L x 10

XL x 3

完全に最後の入荷です。

なるべく多くの方に着ていただきたいので、

5枚以上のまとめ購入はNGとさせてください。

どうぞよろしくお願いします。

今回の完売で、

NAKISURFファミリーの方から、

そして大切なお客さまから

「こういうアパレルは、

必要としている全員が購入できるように受注製作としなさい」

というありがたいご意見をいただきました。

これからはなるべくそうしていきます。

先にご購入いただいた方々、

誠にありがとうございました。

決済順に本日より発送していきますので、

いましばらくお待ちください。

話は出発前に戻ります。

ラグーナのショアブレイク。

スティーブ・テイラーとブラッドが、

「ターボブースト、ターボブースト!」

と大声を上げていた。

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なんだろうと思って見ていると、

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ふたりでテイクオフして、

(ちなみにブラッドが7’0″

スティーブ・テイラーが5’0″オディシーです)

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スティーブ「おし、行くぞ!」

ブラッド「おう!」

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「ターボブースト!」

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えー!

セクションの後から押し出す技があるとは思わなかった。

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速い速い!

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ブラッド、抜けちゃいました。

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プッシュによる押し出しで、

波をメイクできるとは!

「ボード同士がぶつかっても壊れないキャッチサーフ」

ならではの楽しみかたですね。

NAKISURFやキャッチサーフでは、

こんな魅力を紹介していきますので、

もしみなさんも何か新しい技を見つけましたら

shop@nakisurf.com まで、

題名を「キャッチサーフ」としてお寄せください。

優秀者には、キャッチサーフUSAより賞品を差し上げます。

写真(1MB以下のJPEGで)でも

動画(YouTube等のリンクで)でも、

または絵やイラストでもかまいません。

ワタクシのODYSEAスタンプくん初乗り日。

快晴真夏日でありました。

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そして記念すべき一本目はこんなチビバレルでした。

やはり運と歓があるボードなんですね。

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トリプルストリンガーの剛性がコントロールとなり、

その全体を貫く浮力とバランスで、

それは速いボードになっています。

ソフトだから

バレル内でボードが当たることが怖くないのと、

こんな水深激浅ショアブレイクでも

ボードが折れないのも花マルです。

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昨日のブログでAKIRAみたいな車を大阪で見かけ、

今日はこんなスクーターを新橋駅前で発見した。

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大好きな平木商店にDセンパイ(手前右白シャツ)と行き、

「あのよーみんなお前のこと、肉も食べないと思ってるぞ」

「なんでも食べますよ。お肉も大好きです」

「だよな。オレは今食事制限中だから辛いね」

「いいじゃないですか、だったら野菜系を食べましょ」

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しいたけ焼き、ネギ焼き、ししとう焼き、

豚焼き(私だけ)、ねぎま、

きまぐれサラダ(シーザー風でした)

そしてこんなフルーツトマトのカプレーゼの夜となりました。

炭火で、ようちゃんが本気で焼いた逸品の数々、

世界一OEC(おいしい)焼きものでした!

平木商店 (バル・バール、焼鳥、イタリアン)

TEL・予約   03-3432-0771

※お問い合わせの際は、

「Dセンパイ関係です」

とお伝えいただければ、

店主ようちゃんが理解されます。(笑)

東京都港区新橋3-14-1(新橋駅から218m)

営業時間  [月~金] 18:00~翌4:00(L.O.翌3:00)

[土] 18:00~22:00

定休日:日・祝

¥4,000 (私たちが実際に使った金額です)

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すばらしき初夏日になりますように!

今日もお越しくださってありがとうございました。

千葉北早朝セッションでイランマとオヒルクネクネ_(1026文字)

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こんにちは、

今日はNAKISURFも定休日。

個展も一段落、

ひさしぶりに朝から波乗りできました。

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千葉北。

ここは東浪見周辺です。

弊社で一番早起きとして名を馳せている萩生田(はぎうだ)。

「朝サーフしよう」

という呼びかけに夜明けから応えてくれました。

「ふたりでボードを持てるだけ」

5本を持って堤防脇のショアブレイク狙いでした。

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まずはNATIONシェビィデラックス。

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フォーフィンの円弧風ターンを活かしたじつに美しいライン。

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次にフィンレスビーター54インチ。

フィンがないので、

前後左右全ての方向に滑ります。

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そしてCANVASサンオノフリー7’6″

今日の波高&波質だと、

このボードが一番楽しかった気がします。

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この笑顔。

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SURF RX謹製デルタ。

小波用としてチューンされたモデルだけあって、

小回り良く、トルクばっちり。

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最後にCOLEカーブボール。

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「ひさしぶりにCOLEに乗りました。やはりすごいです」

カメラ係後のフリーセッションでもカーブボールに乗っていた萩生田。

選手&カメラ係交代。

まずはビーター。

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フィンレスの解放的な愉しさをひさしぶりに味わった。

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マンライはマンゾクライディングの略だが、

これは『イランマ』。

何かというと、

逆滑走してのマンライなので、

反対から読んでみた。

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昨日に引き続きのCOLEカーブボール。

速さと軟らかさ、

そしてそのキレにうっとり。

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こんなクヌヤロ系のターン、

ひさしぶりにしました。(笑)

次はNATIONシェビィデラックス。

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こちらも小波モデルだけあって、

わしわしと波斜面を進んでいきました。

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やたらと軽快で、

本能で滑ることができるボード。

シェビィデラックス。

Surf RX謹製デルタに乗り換えると、

その少ない浮力の割にはテイクオフが早く、

一本目からマンライでした。

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ほぼ膝波ラウンドハウスカットバックでございます。

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マンライ。

最後にサンオノフリー。

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私は、

ウナクネ総帥(アレックス・ノスト)に感化されている。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/54596

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これが私のウナクネ流。

お昼ク寝クネ(オヒルクネクネ)。

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ちゃんと波にも乗れました。

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多くの初心者たちにサーフを教え、

ラインナップは一体感があり、

とてもすばらしいモーニングセッションとなりました。

もっと多くの人が楽しんでサーフできたら最高ですね。

みなさんも良い日となりますように。

それではまた明日!

 

 

 

タイラー・ウオーレン、クアドラティック・エッグやざわのマンライ東浪見北セッション_週末はサーフ体験セッションを実施するかもです(1273文字)

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201406_Chiba_Jun_4676

こんにちは、

昨夜寝る前に弊社やざわが、

「明日は北東風(オンショア)で雨のようです」

そんなことを言っていたので、

「前線を伴う低気圧は波が出ないから期待していないから大丈夫」

と言いながらベッドに入った。

夜明け頃に目が覚めて、

気が逸るというかそわそわする感覚に

「もしかしたら波が出ている」

はね起きて玄関掃除をしていると、

すでに波を見に行っていたやざわが興奮して、

「波最高です!風も問題ありません」

叫ぶように戻ってきた。

慌ててウエットスーツを着て、

カメラを持って海に向かう。

201406_Chiba_Jun_4445

やざわのクアドラティックエッグ(タイラー・ウオーレン渾身シェイプ)に乗りたく、

これに交代で乗ることにして、東浪見北の堤防に行くと、

IMG_4637

海は荒れて、

サーファーの顔がキリリとする状態となっていた。

201406_Chiba_Jun_4600

すばらしいトップターンとボトムターンのやざわ。

一本目から推定超マンライで、

早く予定数5本になって交代してほしいと切に願う。

201406_Chiba_Jun_4580

ここの地形はレフトがいいのだが、

東うねりなので、流れの下流に乗っていくこととなり、

その後のパドルアウトが苦行となることを思い知らされたやざわ。

IMG_4601

弊社大西も登場。

「こっちこっち〜」

と呼び寄せて、

「そこのテトラ20m横のピークがいいから」

とパドルアウトするものの、

IMG_4641

ストーミー系のうねり、急浅となる地形、

さらには沖へと吸われる流れのトリプルコンビネーションで、

テイクオフはかなりワイルドでした。

IMG_4654

頃合いの波を掴む大西。

やざわほどの超波は乗ることができなかったようだ。

波運は紙一重と言えばそう思える。

201406_Chiba_Jun_4686

マンライ詰め合わせ&盛り合わせを胸に抱いたやざわが戻ってきて、

このマンゾクライディング笑顔。

IMG_4694

ボードを交代していざ参上つかまつる。

201406_Chiba_naki_4713

この波に乗ったら堤防工事が始まったようで、

やざわは写真撮影を強制終了させられた。

でもいい波に乗りましたよ。

パワフル千葉北バンザイ!

NAKI_flyer_B5.ai

【お知らせ】

ディーゼルジャパン主催のマンライ個展、

東京原宿で今日も開催中です。

IMG_3408

連日11時から夜8時までオープンしておりますので、

ぜひぜひお越しください。

私もたまに顔を出しております。

【もうひとつのお知らせ】

この週末、千葉北JR一ノ宮前のNAKISURFでは、

波が小さくなること

嵐(強い雨、強風どちらか)でなければ、

私流の「サーフ体験」を実施しようと思っております。

ただ、ご存じのようにこんな天気と波、そして気候なので、

ご希望の方は明日金曜日(20日)の午後3時までに

何名さまで来られるか、

そして土曜日と日曜日のどちらかを希望されるか、

携帯番号とお名前(ふりがな)を明記して、

shop*nakisurf.com

(メール前に*を@に代えてください)までメールしてください。

こちらからの情報や開催情報をお知らせいたします。

または体験希望者ではなくてもビーチで一緒に過ごしたい、

サーフや写真、文章、

カリフォルニアとノースハワイのいろいろを聞いてみたい、

というご参加も大歓迎です。

どうぞふるってご参加ください。

お会いできますように。

どうぞよろしくお願いします。

 

究極の波情報アイディア_トム・カレン x タイラー・ウオーレン_松下さんと加藤さん_「都会経由海」へ_(1455文字)

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昨日はサーフできない朝で、

所用で千葉駅に弊社やざわといた。

お昼頃に一段落したので、

毎朝3時半に起きている弊社はぎうだに波はどうだったかを聞くと、

「朝一は最高でした!4時間もサーフしちゃいました」

昂揚していた。

この波に波情報サイトは45点も付けたのだそう。

「なんだ45点か」と思ったのだが、

40点超えはかなり良いのだそうで、

それなら90点とすればいいのにと思いつつ、

高得点が付いたときは海がやたら混むので、

それは良いことばかりではないことに気づいた。

さらに言うと、

波のスコアは一見すると便利なようで、

前出したように混雑指数が必然的に高まるもの。

なのでこれが最良に見えてそうではない。

きっと近い未来は、「違う表記方法が主流になる」

とまで思ったのであります。

IMG_4531

Cole Curve Ball NAKISURF試乗用5’4″

.

例えば、

スマートフォンの持つグラフィック表現方法を活かして、

サーフスポットを俯瞰図解し、

ブレイク本数とうねりの角度と傾向、

波の強さ高さ、速度を色分けしていく。

そうすることによって地形、

つまり浅いところと深い箇所を知ることになり、

パドルアウトするための案内と、

ブレイク履歴がわかる。

風の概念、水温。

そして最後にサーファーを表示し、

さらには個々のブレイク距離の履歴と頻度を表示していけば、

どのくらいの波で、

それが現在どのくらい乗ることができるのかを知ることができる。

ただこれはハイテクすぎるほどハイテクで、

しかも実現するためには膨大な情報を整理するシステム、

マンパワー、インフラなどが必要とされるので、

現時点では実現が難しいのだろう。

だが、これが究極ではないだろうか。

けれど、

ーーこれはいつも言っていることだがーー

既存概念を超えるものを潜ませているのも海だし、

情報を持たないで波に乗ることもサーフィングの醍醐味であると思える。

なので、

波情報が全てだと思わずにグレイトサーファーたちはハッピーサーフをし続けて欲しい。

この話は以上です。

さてさて、

タイラー・ウオーレンの

トム・カレン(TC)モデルが完成したようであります。

http://www.nakisurf.com/blog/showroom/archives/71502

201402_TW_3869

このボード群はシェイプ完成まで一緒にいた。

タイラーが、

トム・カレンのためにシェイプデザインした究極のフリーシェイプです。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/51465

千葉到着をどうぞお楽しみに!

IMG_3933

昨日は都内をうろうろし、

COASTLINE編集長の松下さんとお会いしていました。

IMG_3923

松下さんはカリスマサーフ&ファッションマガジンを主宰するだけあって、

さすがさすがのすばらしいファッションセンスでした。

オリジナルの輝きがあります。

IMG_3930

駄菓子バーというマンガみたいなホンモノを発見しつつ、

恵比寿と名古屋でRr Salonというヘアサロンをクリエイトする加藤隆一さんにもお会いしてきました。

http://www.rr-salon.jp/

IMG_3927

深く清いサーファーとしての物腰、

芸術肌、起業家の信念、

そんな全てのことに共鳴しました。

ということで、

これから加藤さんと一緒にサーフしてきます。

IMG_3935

「都会経由海」は、

都市サーファーの姿であると思うけど、

そんな想いを共有してきます。

どんな波がやってきているのでしょうか。

少し晴れてきました。

梅雨の終わり、夢の始まり。

今日に乾杯。

みなさんの佳き日に。

 

 


タイラー・ウオーレン印のファンクション・ハルは、軽く、柔らかく、そして速い_天才写真家が撮った『マンライmanRai個展』の今_辣腕と名写真家が訪サンクレメンテ_(1126文字)

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こんにちは、

梅雨ももうすぐ出口のようです。

最後の雨になるといいですね。

こちらはも例によって曇天日ですが、

新しい南うねりが上がってきました。

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これは少し前になるけど、

みんなで同じ波に乗るシェアライドとか、

IMG_8763

グラブグライドして楽しんでいました。

このタイラー・ウオーレン印のファンクション・ハル(別名EGG)は、

”センターコントロールなのが特徴です”とここに書いたら、

「私には扱いが難しいですか?」

という質問をいただきました。

IMG_8282

センターコントロールというのは、

直感的に立ち上がった場所がその位置なので、

わずらわしいステップバック等が必要ないボードデザインで、

それは簡単に誰でもーー初心者も含めてーー扱えるのです。

むずかしいボードが増えている中、

やはり王道はこのようなボードだと思う。

「軽く、柔らかく、そして速い」

このような要素が強いサーフボードはじつに楽しい。

さすがタイちゃん。

IMG_3692

そのタイラーのTHINMINT。

スーパーソープでオーダーしたのだが、

なぜかTHINMINTとボードに記されている。

間違えたのですか?と聞いてみると、

「同じなのです」

「え」

「ふたつは同一で、私の気分によって名前が変わります」

「ええ!?」

少しうろたえるほどの答えだったが、

これも稀代の天才タイラーならではのもので、

すでにそれを受け入れている自分がいるのも事実です。

さて、東京原宿のディーゼル55の

『マンライmanRai個展』の今。

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あの天才写真家が、

このマンライ個展を撮ってきてくれました。

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こう見ると、

自分の視点とは違うので、

とても新鮮なのであります。

ありがとうございました。

NAKI_flyer_B5.ai

現在も開催中ですので、

ぜひお越しください。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/54811

さきほど下のメンバーとディナーを求めにダウンタウンに行くと、

クリスちゃんことクリスチャン・ワックが、

山盛りのフローズンヨーグルトを求めていた。

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http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/54996

鎌倉編にも登場した辣腕編集者MIOさん(右)と、

鎌倉が誇る写真家三浦安間(みうらやすま)さんが日本からやってきました。

IMG_3736

彼らの今回はサーフィンライフ誌の取材チームで、

明日はカラニ・ロブやキャッチサーフ社で内容を求め、

さらにはアストロデッキ社に行き、

ハービー・フレッチャーから説教を聞き、

さらにはサンオノフレで禊(みそぎ)をするのだと聞きました。

いくつかはご一緒できそうなので楽しみです。

ふたりともロングボーディングマニアなので、

フォードアーズのすばらしさを感じていただけると思います。

その詳しくはまた明日書きますね。

【ちょっぴり特大号】ハッピー・キャッチサーフミート@ソルトクリーク_ふなっつー!?_ラツワンコンビのサンオノフレ、フォードアーズ_(2888文字)

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こんにちは、いかがお過ごしですか。

こちらは長い一日でした。

201407_Catchsurf

今朝はサーフィンライフ誌の取材があり、

カラちゃんことラニ・ロブを撮るというので、

ネイト(・ヴァンダガスト)&トニーとで現地集合し、

カラちゃん合流便乗サーフとなりました。

IMG_3746

自分の5’0″StumpをNAKISURF試乗用として寄贈してきたので、

ネイトに借りました。

デフォルトフィンのあまりのシャープさに驚いて小石で刃をつぶしていたら、

ネイトに「危険がいいんだよ」と指摘されるも、

「これじゃヌイグルミにむきだしのナイフが付いているようで、

まったく意味がないよ」

と言いながら安全仕様としました。

みなさんも小石はもちろん、

紙やすり等でフィンに付けられた刃を丸めてください。

「遅くなる」という人がいますがそれは100%迷信です。

安全に楽しくサーフできないと波乗りではありません。

Empty-tube-Salt-Creek-Chris-Monroe1-580x434

ソルトクリークの今日は、

ひさしぶりにほぼ晴れというコンディション。

あいにく膝腰波だったけど、

深みから浅瀬にぶち当たる小波はマイクロバレルとなっていた。

チューブはいいね。

IMG_0436

元WCT選手だけあって、

カラニの波選択には全員が驚かされた。

的確でそして正確であります。

しかもビーター54のプロモデルのフィンレス。

IMG_0467

ネイトはスーパーワン。

そして一本目からこのロックンロールフローター。

彼の性格がハードロックなので、

波乗りも激しいものになります。

IMG_0415

たまにこうして宝石みたいな波が来て、

これはまるで伊豆の白砂青波の印象で、

さらには新島のカジヤベーカリーのコロッケパンの味を思いだした。

吉デー。

DCIM107GOPRO

photo: Catchsurf.com

GoProで写真を撮っていたクリスの横でサービススラッシュ。

IMG_0480

ネイトのフィンアウトエア。

IMG_0286

たまにやって来る大きめのセットは、

もれなくバレルとなって、

メイクできないと膝程度の水深底に叩きつけられる。

かなり硬いし、

所々岩もあるので見た目よりも怖いのです。

IMG_0354

フィンレスビーターのカラちゃんは、

こんなダウンザラインのハイスピードトリム。

やはりすごいサーファーです。

Kalani-Robb-Superman-580x434

photo: Catchsurf.com

完璧なセッションに見えたカラちゃん。

でもこんな目にも遭っていたのですね。

攻める姿勢がやはりすごい。

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マイクロミニバレルのすすめ。

IMG_0532

ケリー・スレーター、ロブマチャド、

シェーン・ドリアンたちと同列だったニュー・スクーラーズのカラニ。

その筆頭株主の今はビーター・シュレッディング。

すごい。

IMG_0390

こんなテイルアウトも魅せてくれ、

カラちゃんがハワイから引っ越してくれて、

本当にうれしく感じた日です。

Kalani-Robb-Beater-Original-54-Pro-580x434

photo: Catchsurf.com

フィンがついていないとは思えないターン。

聞いてみると、

「ボードのテイルを対角線上に踏むといい」

そんな指導をいただきました。

やはりトッププロは簡潔でわかりやすい。

IMG_0511

本日最大のセットはやはりカラニがキャッチサーフ。

IMG_0622

ショビットも軽く決めます。

スケートボードみたい。

IMG_0520

オディシーログの長いレイルを活かして、

体全体で波にレイルをかませる愉楽。

DCIM106GOPRO

photo: Catchsurf.com

クリスが水中から撮った画角はこうなります。

やはり水中写真は立体的ですね。

201407_SanO_Mio_kun_0560

辣腕編集者のMIOさんは、

ちゃんと取材対象のボードに乗ります。

しかも5’0″モデルを選ぶところに彼の味があります。

こうして記事を書くからラツワンなんですね。

さすがです。

IMG_0541

最近はずっとサンオノフレだったので、

こうして小粒ながら掘れる波はパワーがあり、

その滑走速度をボトムターンのバリエーションとしてみた。

こんなアジャストもまた楽しい。

DCIM106GOPRO

photo: Catchsurf.com

カラちゃんとシェアライド。

柔らかいボードが特徴のキャッチサーフ。

そんな魅力のひとつであります。

DCIM106GOPRO

photo: Catchsurf.com

クリスはかなり近づいてくれるので、

こんな画角になります。

膝腰波とは思えないほどの迫力。

IMG_0582

カラちゃんとボードを交代。

なんと一本目からスイッチスタンス。

クラシック。

IMG_0592

今日の一番はこれで、

レフトとライトでの交錯クロスオーバー。

これでもプロ同士だとぶつかりません。

Surfboard-collision-wipeout-580x454

photo: Catchsurf.com

岸から見ていると近いけど、

実際はカラニがボトム側に逃げていた。

こういう技術があるからさらに安全なのです。

IMG_0639

最後に大技『お昼寝クネクネ』を完全に決め、

インナースーツ+トランクス&Tシャツのセッションおしまい。

ちなみに水温は22度です。

裸でも30分くらいなら大丈夫。

だけど今日のセッションは長そうだったので、

冬のインナーを着て2時間OKとした裏技です。

背中温かで、動きやすいという特徴を得た。

ふなっし_0694

Tシャツでふなっしーならぬ

「フナッツー」を表現してみました。

キャッチサーフにはゆるキャラが似合います。

ぷぷっ。

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カメラを置き、

いよいよ自分がサーフする番となり、

カラニが投じるおじゃまビーターを避けながらサーフするクリス。

彼こそがキャッチサーフが誇る「やられキャラ」です。

IMG_0666

日本から来た編集者と写真家も

底抜けに楽しいキャッチサーフ・セッションの魅力に感動していました。

このUSAキャッチサーフ版は以下のリンクに。

http://www.catchsurf.com/blog/2014/07/small-wave-fun/

マンライ終了で駐車場まで戻ってくると、

こんなにかわいいNATIONガールを発見した。

IMG_3749

NATIONボードが増えていますね。

「ワックスはノーズまで塗りなさい」

ネイトに指導されていました。

実際にノーズ部分をつかみますからワックスは必要ですよー。

そのままキャッチサーフ本社に行き、

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主宰ジョージと、

カラちゃんのインタビューをラツワンコンビが敢行。

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ふたりの人柄もいいので、

それはハッピーな取材タイムだったようです。

めでたしめでたし。

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みんなでおいしいメキシカンランチをいただき、

時差ぼけ知らずのラツワンコンビはさらなる取材に、

私は仕事に戻りました。

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ここからは昨日のサンオノフレ、フォードアーズ。

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CANVAS Purchase 9’6″

クリスチャン・ワックから借りてきたログ。

201407_SanO_Yasuma_san_0126

そのボードで一本目からハンギングファイブをする三浦安間さん。

横山泰介さんを師に持つそれはグッドサーファーの写真家です。

そして鎌倉仕込みのスバラシグライド。

IMG_0146

Catchsurf Odysea7’0″

今見ると、

これはMIOさんの前取材(今日のための)風景ですね。

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ひさしぶりの夕陽。

カメラを構えるヤスマさんと私のマンライタイム。

やはり太陽は最高ですね。

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グリーンフラッシュも出たのですよ。

撮ってすぐにラツワンMIOくんにジマンすると、

かなり驚いていたのがうれしい。

これは見たくてもあまり出ませんし、

自分にとってもしばらくぶりのグリーンフラッシュです。

ということでとってもラッキーな日でした。

それではみなさんもすてきな金曜日の夜をお過ごしください。

今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございました。

すばらしい週末となるように

たっぷりとスマイルしましょうね!

 

 

【特大号】インディペンデンス・デイ@フォードアーズ中編『キャメロンのキテレツ大百科』_アメリカンバードT_(5121文字)

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 http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/55434

この編、

昨日からの続きです。

20140704_CW_0816

(あらすじ)

クリスチャン・ワック一家&一派は、

インディペンデンス・デイをいい波サーフして過ごそうと、

夜明け前から長い行列を並び、

サンオノフレまでやってきたのでした。

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Canvas Purchase & San Ono Free

完璧なマンライサーフを続けたクリスチャン・ワックことクリスちゃん。

彼と交代でパドルアウトする私はサンオノフリーに乗ります。

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日本ではあまり人気のないミッドレングスだが、

ロングとフィッシュの中間としてあり余るほど楽しさが詰まっています。

上の写真でもロングボードと同等以上のテイクオフ能力を持ちます。

小さい波の日、

大きな日にも満潮にもいいし、

レイルラインが長いので速い波にも向いていて、

さらにはオンショアまでもその推進力から、

波メイクへの謎解きが簡単なスーパーモデルなのです。

プロフェッショナルから初心者までマンゾクライディングこと、

マンライができるので、

もう少しポピュラーになってくれたら最高です。

ちなみにウナギクネクネ総帥こと、

アレックス・ノストが大好きなボードサイズでもあります。

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私もマンライ続出で、

予想通り曇天ながらマンライ注意報が発令されるほどの波質でした。

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サーフィンライフ&オンザボード誌の取材チームも仕込みマンライ状態。

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Catchsurf Odysea 7’0″

キャッチサーフボードでもキャッチサーフ。

禅問答みたいだけど、わかりますよね。

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Canvas Purchse Tan/Yellow Tint

ここのアイドルのキャメロン・ブラウン。

「パーティ後、ちょっぴり仮眠してはるばる来たよ」

そんなロックスターのような言葉を言い残し、

キャメロンファンからの嬌声を受けながらパドルアウトしていった。

なぜ彼がそこまで人気があるかというと、

波乗り動きの多彩さと、

そして誰も思いつかない奇天烈な技を編みだし、

さらにはそれが一度限りのマボロシ技になることが多々あるので、

目を離せないというのがその理由だろう。

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これはハンテンだが、

キャメロン印のは棒立ちになるのが特徴。

手もまっすぐ下げるので、

私にとってはしびれるほどかっこいい。

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フィンを前に出す『フィンファースト』。

ここまでは割と普通だが、

初心者が近づいてくると、

フィンを波の中に入れて回転しながら上手く避けて、

さらにはこの某プロサーファーのようなアウトスタンスを披露。

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砂浜から歓声と拍手少々。

国民の祭日のパフォーマンスも兼ねていたのでしょう。

ちなみにシャッタースピード1/30秒。

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この格好でテイクオフしていき、

さらには私とハイタッチするという小技。

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でもフォードアーズで一番最良のダブルアップピークから波の中に入っていく。

キャメロンのサーフは一見するとコメディみたいだけど、

これには完璧なる技術と経験に裏打ちされていることがわかります。

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マンライ風味の笑顔で上がってきたキャメロン。

ひさしぶりのサーフだと言いながらも

パーフェクト10だらけの朝セッションでした。

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オヤブンであるクリスちゃんに色々を報告するのもキャメロンのいつもの姿。

バナナとビールのお味はいかが?

やはりキテレツくんです。

とするとコロ助がフラッフィー?

フラッフィーについてはこちらをぜひ↓

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/39942

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ちょっと前のNAKISURFで連載していた

『Sweet Blog』をおぼえていますか?

そのスイート筆者のトモちゃんがロングボードの楽しさに目覚め、

フォードアーズに来まくっています。

「今までロングはやっていなかったですけど、

本当に最高です!」

(元ショートボードのプロです)

すばらしいグライドですぞ。

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Canvas Purchase with 三浦ヤスマさん

湘南のウオーターマンがカメラ片手に海外にやってきて、

撮影の合間にサーフしまくっていました。

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インサイドのスタイリッシュなウオーキング。

やはりすばらしいの一言。

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そしてハンギングファイブ。

さすがです。

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三浦安間(みうらやすまさん)

1978年生、

鎌倉出身在住。

波乗り世界旅をし、

大好きな海とサーフィングを撮り始める。

現在は雑誌、広告、エディトリアルなど様々な分野で活動中。

Studio 49 Daikanyama&49film主宰で、

私の人間形成に大きな骨格を生み出してくれた横山泰介さんのお弟子さんであります。

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Canvas San Ono Free

ラツワン編集者、たまに編集長のMIOさんは、

ミッドレングスに乗ってウナクネカービング。

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Canvas Purchase

ログに乗ってハンギングファイブ。

眼力確かで実力があるウナクネを愛するサーフィン編集者です。

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川添澪(かわぞえみおさん)

1972年生まれ、鎌倉市出身・在住。

20代の10年間はサンディエゴ在住。

私とはこのときに知り合いました。

グラフィックデザイナー、エディターとして活躍後、

2003年秋に日本に帰国。

現在は雑誌ON THE BOARDを始めとした紙媒体、

そしてブランドディレクションを手がける。

それは多くのサーフ系の知識と歴史、そして記憶力を持っている。

辣腕と呼ばれる所以であります。

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「ここはめちゃくちゃ上手な女の子だらけですね」

ヤスマさんが感服していたが、

私も同意見です。

どうやったらここまで上手になれるのか。

うーん、世界は広い。

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Canvas San Ono Free

クリスちゃんのお父さんローレンス・ワック。

フラッフィーのお父さん、違うか、飼い主ですね。

モダンアメリカの父はこんな感じの人が多い。

よく遊んでよく働いています。

よく食べて、よく飲んで、よく眠る。

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ボードがこうして流れてくると、

それはショアブレイクで止める人のサーフ技量が試されるときです。

上手なサーファーは上手にボードをキャッチし、

そうでない人はそれなりに。。

こうして生まれるコミュニケーションと、

多くの人がサーフィングを見ている一体感と、

リーシュをしていないからこその正確なサーフィンの融合。

「危ない」

という人もいるが、

これはメジャーリーグの観客席と同じ、

防護ネットがないことに通じる精神だと思う。

サーフィングは危険なものです。

TVゲームと違うし、

肉体を使って、高い集中力が試される遊びなんですよ。

だから興奮するし、楽しいのですね。

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今日サーフィングを始めた人たちも多いと思います。

無理せず、楽しく、そして美しくサーフしましょう。

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ずっと写真を撮っていてくれたトニー大谷さん。

クラシックボード達人の階段を昇りつつあります。

スタイルもハンズダウンとなり、

よりクール系になりました。

フラッフィー・ファンクラブの自称会長職もしています。(=^x^=)

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前出のローレンス。

私も波乗り後にギターを奏でられるお父さんになりたい。

サマータイムブルース。

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Canvas San Ono Free

短いボードに乗ったクリスちゃんは、

とたんにスーパーボールのような動きになった。

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こんな位置でのリバースも自由自在。

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こうして見ると、

簡単そうに見えるけど、

この波の弱いセクションでは難易度がかなり高いです。

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目線も姿勢も完璧。

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マンライ間近。

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ただ技としてこのアクションを入れているわけではなく、

きちんとセクションメイクしているのがすごい。

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さすがクリスちゃん、

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マンライ印認定。

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Canvas Purchase

ハンナ・ノートン

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Canvas Easy Rider

昨日掲載した前編

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/55434

そのハイライトとなったリースの午後は、

ダイヤモンドテイルのイージーライダーで、

テイクオフから直接ハンテンしていた。

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Canvas Purchase

この日、キャメロンがクリスちゃんから仕上がったばかりのニューボードを渡された。

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その一本目でこんなワイルド・ヒールをメイクしたキャメロン。

ウナクネ三段という段位認定によって、

キャメロンがウナクネ師範認定です。

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明日のウナギクネクネを夢見て、

新入党させるべく愛娘の鍛錬にいそしむ父親像。

柔らかいキャッチサーフボードが安全でいいですよ。

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日本から夏休みを取ってサンクレメンテ11日間の旅にやってきた

050ジュンセンパイ。

リユニオンのストライプジョンと、

青いティントサーフボードのマッチングに夏を感じます。

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生越淳一(おごせじゅんいちさん)

コードネーム050ジュンセンパイ。

またはイクコシ師匠(by Cutsさん)

私と同じ年。

デザイン学校在学中よりSurfin’ Life誌でアルバイト、

その後デザイン事務所

(ビジネス書、教科書、 漫画装丁、アクションスポーツ系雑誌etc…)に15年勤務。

2005年に退職後、Surfin Llife、On The Board、

glide誌のアートディレクターとして活躍。

拙著『ノースハワイ』アートディレクションも彼です。

雑誌デザインの他にはロゴやカタログもやっているようです。

スピード狂のウナクネ党員でもあります。

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サンクレメンテのシェイパーでは最も古い部類に入るティミー・パターソン。

彼はホームブレイクのダナポイントやストランズではなく、

フォードアーズにやってきた。

その卓越したウエーブセレクトと、

フォードアーズのバイブスに融合したグライドを見せていた。

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Canvas Purchase

あの『フォードアーズ・マンライ祭編』

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/53262

に登場してくれた栄(さかえくん)もやってきて、

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いきなりこのチーターファイブ。

佳き1970年代のリバイバルですね。

かっこいい。

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アルベルトのスラッシュ。

ボードを全部沈ませてライディング完結を表現していた。

アルベルトはこの後、

タイラーのファンクション・ハルを貸してほしいというので、

喜んでそうしたが、なんといきなりボードを流して、

あの純潔ボードに傷を付けた。

タイラーに何と言えばいいのか。

「ディングメーカー・アルベルト興業」

そんなキャッチコピーを得て、

その刺繍入りのドカジャンを想像してしまったが、

アルベルトの師であるCUTSさんのコピーが知りたい(^^)

ちなみに流れてきたボードを救出したのが前出の辣腕ミオくん。

「びっくりしました。アルベルトはいとも簡単に流してしまいましたから」

(借りたボードでワイプアウトするときはボードをしっかりと掴みましょう)

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アルベルトのスラッシュに感化された私。

ホワイトウオーターの上で切り返すという大技。

これを見て、

「後ろ足の膝を進行方向に向けよ」

そんな自分への指導を得た。

メモメモ。

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Canvas Purchase

完璧なワックスジョブの美しいボードを持つ美女。

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Canvas Purchase

ハーレー社のトップデザイナーのカーソン・ワック。

クリスちゃんの実の弟なのだが、

逆にファッション業界では、

クリスちゃんはカーソンの兄として知られている。

それほど高名な彼。

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すばらしき国民休日の夏波は止まることなく続き、

日焼けの肩と顔が痛く、

書くのに疲れてきて、

氷が浮かぶアイスコーヒーを飲んで一息、

文字数をチェックすると、

すでに4500文字もありました。

さらに掲載したい写真が50枚以上もあるので、

これを中編として、

完結編を明日ポストします、お待ちください。

to be continued…

【お知らせ】

NAKISURFオリジナルアパレル限定版

『Amarican Raven T』発売開始です。

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http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/54222

グリーンルームフェスティバルで、

好感度サーファーにカルト的人気となったラグランTがありまして、

そのレイバンスクリーンを使って、

おとなしい色のボディに限定数刷りました。

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大好きなオルタナティブ社のボディ。

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薄く、軽く、

耐久性がある素材です。

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首の裏側には、

コレクターならおなじみの特製ロゴがあります。

今回はアメリカンラグランと同じ

“American Classic Special Edition”

というオフホワイトプリント。

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その昔『Mil Frutas』というクロージングブランドがあって、

その流れのネイティブアメリカンの祈りが入ったバードTです。

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ご希望の方はお早めにどうぞ!

http://www.nakisurfshop.com/SHOP/7810.html

 

 

【特大号】インディペンデンス・デイSURF@サンオノフレ後編というか、ようやく完結編『ウナクネ党の影皇帝登場』_May the Force be with you!_日本でも大祝いすればいいのに_(4960文字)

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おはようございます。

どんな週末でしたか?

こちらは南うねり、南西うねり、

そして北西風波が入っています。

うねりの角度があっているのは、

サンオノフレだとオールドマンズ、

そしてローワーズ、ラグナ周辺で、

こちらはオーバーヘッド前後。

他の場所は胸から頭程度でしょうか。

今日のポストは、

その膨大な写真数と内容から予期せぬ三部作となった

『インディペンデンス・デイ@フォードアーズ』の最終部です。

前編『The Beginning』は2014文字

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/55434

中編『キャメロンのキテレツ大百科』は5121文字

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/55457

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後編の主役はタイちゃんことタイラー・ウオーレンと、

この大祭日ウナクネニコリン集会の発起人クリスチャン・ワック。

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すばらしすぎるフォードアーズの波。

写真中央のピークからレフトは右端の椰子まで、

ライトも左にある1本の椰子まで続きます。

超が付くほどのパーフェクト。

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夜明けから7時間がすでに経過している。

サーフィングで「プロ」と名が付く人たちは、

超が付くほどの体力があります。

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アメリカ建国を記念したアメリカンラグランT&レースカー。

かなり稀少なものになりつつありますが、

SとMサイズだけ少量ございます。

http://www.nakisurfshop.com/SHOP/7777.html

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カーソンがGoProでみんなを撮りまくっていた。

これもいつもの風景。

前回中編のエースとなったキテレツ大百科のキャメロンが沖釣りから戻ってきた。

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ボーズ(釣れなかったという釣り用語)印のハンギングファイブを決めていたが、

これでトローリングしたら特別なアクションに魚が反応して釣れるような気がします。

なんでも水温が高いから沿岸にエローテイル(ハマチ)がやってきているようで、

もし釣れたらBBQランチに彩かな色を添えていたと思う。

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そのままボーズ・トップターンを決めて、

ショアブレイクまで完璧に乗ってきた人気者キャメロン。

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釣り竿を持ってこれだけ波乗りできる人を始めて見ました。

やはりサーフトローリングなる技を編み出していただきたい。

ウネクネアクションで爆釣とわかったら大人気となるでしょうね。

さて、私の次なるボードはタイちゃんが丹精込めて削ったファンクション・ハル。

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Tyler Warren’s Functional Hull 6’8″

こちらでは別名EGGと呼ばれています。

これに乗って気持ちよく午後の斜面を滑走していたら、

ボードの創作主であるタイちゃんが登場。

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波を待っているあいだ、

ボードとフィンのマッチング話と、

最近の色々の情報交換。

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「軽く、柔らかく、そして速い」

というボディコピーの「赤い彗星」。

ガンダム内では「赤は3倍の速度」とされていましたが、

サーフボードではそんなことはありません。(笑)

このコピーの由来は下のリンクをご覧ください。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/55352

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アッパーのブンペイもやってきて、

シングルフィンで波とのデュオを奏でた。

このコピー、まだパーティでの酔いが残っているようですね。(笑)

20年近くも彼のサーフィングを見続けているが、

どんどん進化しているのがすばらしい。

Go Bupei!

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クロスステップもブンペイスタイルで、

浜からは「誰だあれは?」

と新人の登場に沸いていた。

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上がってくるとブンペイのお父さん(初登場)と、

元弊社スタッフのブライアン・ジーマもいて、

ちょっとしたタイムスリップ感を味わいました。

みんな元気で何より。

こうした大祝日ならではのことですね。

うれしい。

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Tyler Warren’s Contours
これはタイちゃん印Jazz model系の新作で、
シングルフィンボックスに2枚のサイドフィン(2+1)仕様。

これに乗ったタイちゃんは、

まるでフィンレスみたいな動きをしながら、

ウナクネ党の影皇帝ならではのサーフィングを見せていた。

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彼が乗ると、

あれだけうるさい砂浜の観衆が、

静かに見惚れていたのが印象的だった。

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リバーストリムで波のフックに戻り、

センターコントロールでダウンザラインを始めた。

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進行方向にクリスちゃんが見えます。

ふたりは親友というか、

兄弟に近い関係なのでクリスちゃんは安心して、

ふざけながらボードを止めてラインをふさいでしまった。

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「ソイウコトスルトこーですホイ」

と句読点なしで、

ジマンの正確4インチ(10cm)至近距離でクリスちゃんに迫るタイちゃん。

クリスちゃんは「へへーグフフ:)」。

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スイッチスタンスとなって、

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そこからハングファイブでインサイドレフトに入っていく。

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前の手を下げていくのがわかる。

ハンズダウン、つまり*両手ぶらり戦法ですね。

(*©あしたのジョー)

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さらに後ろ足を詰めていく。

生で見ているとほぼ静止しているようだが、

こうして止めてみると、

さまざまな細かい動きをしているのですね。

さすが影の皇帝であります。

さらにはスターウオーズに出てくる皇帝パルパティーンになぞらえて、

このライディングをまとめて『フォース・ライトニング・ウナクネ』

と名付けたが、これは定着しないだろうなあ。(^-^)

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キャメロンまたも喝采の棒立ちハングテン。

すごい人です。

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これはクリスちゃんのヒールだが、

注目してもらいたいのはフックでステイ(滞在)しているのではなく、

グライド(滑走)しているところ。

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この体勢でログを滑らせるとは、

クリスちゃんの能力にはただただ驚かされる。

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「君は選ばれた人でした」(You were the chosen one!)

「あの少年が私たちにとって最後の希望です」(That boy was our last hope.)

そんなスターウオーズの名台詞を思い出していた。

May the Force be with you!

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Canvas Purchase Special Model

ローレンス・ワック。

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「固定観念を捨てろ」

You must unlearn what you have learned.

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ハンギングファイブからのノーズスライド。

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1990年代からのスライドだが、

タイラー印は最高峰にスタイリッシュ。

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リバースメイクだけでなく、

完全にセクションメイクしていた。

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そのままインサイドに。

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クリスちゃんとタイちゃんがボードを交換して、

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ふたりで両方向に。

フォードアーズはピークが狭いので、

ふたりが完璧な位置取りなのがわかります。

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スイッチスタンスで滑らかにフェイディングするタイちゃん。

キャンバスボードに乗っています。

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タイちゃんのコントゥアーズで、

軽々とハングファイブするクリスちゃん。

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タイちゃんはバックサイドでグラブレイルファイブ。

崩れる寸前の壁が迫る真夏のスリル。

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女の子には乗れるのだが、

持てないという重いログボード。

言葉の由来が「ログ=丸太」ですから当然です。

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ニューボードを試すときにいつもいる谷田くんのチーターファイブ。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/55321

彼の本名がヤーンと判明し、

谷田という名前はヤーンが日本好きなので、

ジャパニーズネームだということでした。

谷田くん、いい名前です。

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写真を撮っている間、

長時間の波乗り談議と、

サーフボードの話に興じてくれたのはティミー・パターソン。

サンクレメンテ周辺では最も古参の銘シェイパーです。

人生の話や友人たちの温かい談話までも聞かせてくれました。

お互い色々あって、

こうして話してみると、すばらしい人だと再確認しました。

ティミー、ありがとう!

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ロングボードに乗っていなかったことに気づき、

乗ろうと思ったが、あまりの日焼けの痛さにしばし考える。

名案が生まれ、それはフルスーツ。

着てみると、さらに擦れて痛いことに気づいたが、

水を入れながら根性でパドルアウト。

楽しいばかりではありません。

沖から流れてきたのはヘクターのボード。

私がいるので大丈夫です。

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Canvas Easy Rider 9’4″

大瀧詠一さんの楽曲(作詞松本隆さん)のカナリア諸島を思いだした。

そこでサビの替え歌。

あの焦げだした夏に酔いしれ

夢中で乗る 君の青いかがやきでマンライさ

もう波のフェイスも遠くまで伸びゆき

ぼくはもうダイヤモンドテイルの君に乗るだけ

それだけ

マンライ・セッション

マンライ・セッション

風も動かない♪

http://dai.ly/x19no82

この曲により、

しばし16才に戻ったワタクシ。

薄く塗ったワックスをー♪

もう止まりません。

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日焼けの痛いのも吹き飛びました。

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だが、上がると針のような痛みが。

ココサンシャインを顔だけでなく、

白人のように全身に塗れば良かった。

過信は禁物ですね。

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ミゲールことマイケルorミッシェルもやってきて、

「レースカータイムだぜへへ」

と少年マガジン連載の主人公のような笑顔をしてパドルアウトしていった。

漫画誌にはそれぞれの色があることをご存じでしたか?

ちなみに私は少年画報社の『少年キング』が好きでした。

ひねりが効いた連載陣だったのですよ。

望月三起也さんの『ワイルド7』

怪奇楳図かずおさんの『猫目小僧』

「夕やけ番長」の荘司としおさんは『サイクル野郎』(感化されてロードマンを買いました)

後の「恐怖新聞」で知られることになったつのだじろうさんの『5五の龍』(最高の将棋マンガ)

武闘家梶原一輝さんの『赤き血のイレブン』

藤子不二雄Aさんの『怪物くん』

前出したつのだじろうさんの初期作品でもある『忍者ピュンピュン丸』

TVアニメにもなった梅本さちおさんの『アパッチ野球軍』

最後期にはあの松本零士さんの『銀河鉄道999』

というカルト連載陣。

あ、マンガは関係ないですね。

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ウナクネ党影皇帝が陸トレしていて、

ここに極秘画像をゲットしました。

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前出の谷田くんと、

1970年代なりきりコンビの持ちもの一覧。

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サーフィンライフ誌の取材はキャメロン。

それを邪魔するクリスちゃんとカーソン兄弟。

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今回乗りまくったボード各種。

CANVASはもちろんのこと、

COLE、Tyler Warren,、Surf RX、

Catchsurf、Nationが気温30度超えの真夏日に勢揃い。

こうしてボードを並べるのがサンオノフレのスタイルで、

何人かの人に

「炎天下の下にずっとボードを置いておいて日焼けしないのですか?」

と聞かれたのですが、

ティントやピグメントは焼けないし、

色あせしないのです。

フォーム(ブランクス)に色を付けるのがエアブラシ。

ティントやピグメントは樹脂に色を付けているのため、

退色しないのが理由です。

よーし、グループショットの時間です。

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『インディペンデンス・デイSURF@サンオノフレ』

に参加した後半メンバー。

12時間サーフするというセッションも終わりを迎えています。

さよなら2014インディペンデンス・デイ。

来年もこうしてできたら最高です。

よしがんばるぞ!

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アメリカ人は自国の誕生日をこうして陽気に祝う。

日本だと2月の建国記念の日がそれにあたるけど、

いっそのこと天照大神(アマテラス)と素戔嗚尊(スサノヲ)キャラを作って、

各地のゆるキャラ、

例えばふなっしーたちと一緒に花見のような宴会をしてみてはいかがだろうか?

それなら私はこちらでフナッツーとして参加します。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/55379

フナッツーについては↑

やはり人生は盛り上がることが大事な気がしてきました。

それでは本日も、

そして今週もすばらしい日としましょう!

長くなりましたが、

12000字にも及ぶサーファーたちのインディペンデンス祭はここに終了しました。

もし全部読んでくださったのでしたらこんなにうれしいことはありません。

今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございます。

ウエットスーツの夏キャンペーンとか色々とはじまっています。

どうぞどうぞよろしくお願いします。

(この台風が去れば梅雨が明ける気がしています)

 

ショートボード論2014_(1777文字)

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201401_RockyShore_2448

「ショートボードに乗らないのですか?」

そんなことを最近良く聞かれる。

しっかりと乗っています。

ただ職業柄さまざまなボードを持っているのと、

どんなボードでもどんな波でも楽しくサーフしたい、

というのがテーマとなってきた。

私の10代、20代、

そして30代とショートボード命だったので、

サンオノフレの膝波でもショートボードに乗ることはできる。

ただあの波質にレイルを入れると、

抵抗を受けて強制プルアウトさせられてしまうほどか弱い波壁。

ということで、

ふわりと乗るだけのショートボードはちょっぴりつまらない。

ささやかな斜面は、

大きめのボードで駆け下った方が楽しい。

カリフォルニアはそんな波質が多い。

波が出る予想を聞くと、

「ショートボード」に乗る自分を想い描く。

硬い斜面にノーズを落として加速していく。

ショートボードはその加速性能、

動力性能、操作性能といった“サーフボード”の機能において、

世界中で主流となっているデザインであります。

その浮力とレイルの薄さから簡単にターンすることができ、

しかも中級者からプロまでは、

このカテゴリーのマジックボードが欲しいのだろう。

2010_Inaris_naki1_V8824

Cole Fire Blade 5’7″ Channel Bottom

ショートボードの欠点はボード浮力がないことで、

前出したように波が小さいときや、

初心者に乗るのは厳しいことだろうか。

そこで浮力を増やしたりするのだが、

あまり増やすとショートボードの機敏さが失われる。

ダックダイブ(ドルフィンスルー)もしづらくなる。

テイクオフには浮力が足りないが、

ひとたび乗ると、「余分な浮き」がないので、

操作性が高いというのも人気の原因なのだろう。

そこで「浮き」を最大限、

しかも浮きすぎないようにと調整することは可能だ。

201308_Naki_Pier_3570

私の仕事は、

サーフボードのプロデューサーでもあるので、

COLEをはじめとする各シェイパーにこういうボードが欲しい、

と伝えてきて、今年でちょうど20年となる。

じつは今前出したCOLEにカーブボール、

そしてライトニングキッカーに次ぐ、

ショートボードの新作をお願いしている。

これは、

シングルコンケイブモデルを基調として、

ボトムをVEEやインナーコンケイブでいじり、

常時波の中にあるテイルブロックを少し大きく、

そして厚みを出して、

ダブルウイングというところまで青写真はやってきている。

カスタムオーダーみたいなものだが、

カスタムモデルオーダーであります。

ただ、製品とするには実績がない。

その起伏やフォルムの組み合わせで最適を求めているが、

それが表現できているかどうかは見た目だけではわからない。

そこでファクトリーライダーやシェイパー自身、

または私のようなサーファーが乗ってテストするわけです。

201401_RockyShore_2491

もしも一本目からGoが出たとしても、

マイナーなる些細な変更は随時行われていて、

そこにはサーフボードシェイパーたちの長い間培ってきた感覚、

乗り手であるサーファーたちのフィードバックや、

ユーザーからの要望もサーフボードに入れこんでいく。

http://youtu.be/lkebfn42ZLY?list=UUL7_8TwMYxjd1Pc72u8iS7w

Cole Lightning Kicker 5’7″【動画】

ライアン・イングルのニューモデルはもっとすごい。

彼は世界中のマジックボードのアウトラインを持っているのだが、

それだけを組み合わせて、

「サーフボードのフォルムではないサーフボードを作る」

という無心の、新型モデルを作ろうとしているのが、

新進気鋭シェイパーのあるべき姿ではなかろうか。

Lamborghini Ferruccio_

もしかするとこんなフォルムになるのでしょうか?

2006_Costa rica_naki

Cole HPS 5’10″

ショートボードにはフィット感がある。

というのは、

波のサイズが上がって、

際どい場所で限界近いターンをしているのに

操作できていると錯覚してしまうところだろう。

解き放ったときの波への密着性、

特に精密な方向感覚を持つ、

スーパーサーフボードに乗れる日も近い。

スーパーサーフボードというのは、

乗り手に畏敬と欲望、

憧憬と野心を抱かせるフォルムも重要で、

そんなサーフボードに乗る日も近くなってきた夏の週末。

201401_RockyShore_2483

これぞまさにショートボードに乗りたい波質であります。

スリルなる納涼サーフができる季節に乾杯。

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グビグビー!

 

トイ・ミニボード考_Catchsurf Stump 5’0″_(1510文字)

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201407_SanO_6237

こんにちは、

どんな週末を過ごされましたか?

私は週末も仕事ですが、

日本の週末はメールが減るので、

いつもより時間があるのです。

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波が小さく、けれど南うねりが入っている。

ブイを見ると1ft@15sec. 188°とあって、

ほぼ真南うねりが入るのはサンオノフレはオールドマンズと、

ラグーナ、そしてニューポートという海の向き。

私は、こう見えても行動範囲がとても狭いので、

日常は近所の同じ場所でサーフしている。

ということでサンオノフレに行くと、

こんなきれいなVWヴァンがやってきていた。

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車内もこの美しさで、

車に乗り込む際は地面に敷いてあるゴザを使うからか、

床もきれいだったのがアメリカぽくなくて記憶に残った。

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さて、キャッチサーフの季節になりました。

最近はまっているのが5’0″スタンプくん。

少し昔に撮った写真が出てきました。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/54065

ラグーナThousand Stepsのショアブレイクは、

浅く、一瞬で行方が決まる波です。

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スタンプシリーズのすごいのが、

その体重範囲のすごいところだろうか。

5才の15kgからこうして85kgのサーファーが乗れてしまう。

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これは体重57kgのヤス。

あまりの速さに両腕が翼みたいになっています。

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このショアブレイクで生まれ育ったスティーブの自由自在さに驚いた。

水深がやたら浅く、ここは20cm程度なので、

普通のボードで乗るにはちょっぴり危険で、

ノーズが折れたりもする波。

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マンライスティーブ。

彼のスタンプはクアッド仕様ですね。

スクリーンショット 2014-07-27 11.02.28

これは私がテイクオフしたら突然岩が現れて、

慌ててキックし、強制終了した。

本当にラグーナは何が起きるかわからず危険です。

話はサンオノフレに戻り、

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ここでスタンプを乗ってみることにしました。

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波の小さい日はこうしてツインセッティングにしています。

今度は「バックフィンにナブスター」

という極小フィンを付けてみようかとも企画しています。

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トイボードのおもしろさのひとつは

「ファジーなところ」だろうか。

おっとりしていて、

やさしい印象があります。

良くされる質問があって、

「COLEのカーブボールとキャッチサーフの5’0″は、

どちらが性能は上ですか?」

答えは簡単です。

車に例えると、

コールのプレミアムシェイプは、

BMWのMシリーズでしょうか。

そしてキャッチサーフは、

ゴーカートみたいなものです。

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でも一通りの動きはできますし、

浮力もあるし、ぶつけても壊れない、怪我もしない。

友だちにも知らない人にも貸せますし、

さらには自分のFCSフィンシリーズが装着できるので、

フィンのバリエーションも無限大です。

私は長時間サーフしすぎると胸の下、

具体的には肋骨の付け根みたいな場所がゴリゴリと痛くなるのですが、

キャッチサーフなら痛くもなりません。

スポンジボードなので、周りは油断して笑顔になり、

好きなカラーがあってトリプルストリンガーの高剛性なので、

いざとなったら上記したスティーブのように

タイト&ハードに乗ることもできます。

IMG_6307

私はもうすでに2本目で、

多くの子どもたちが全色集めようとしていますが、

USAでは入荷した瞬間に売り切れてしまうので、

キャッチサーフに代金を先払いして、

予約購入しておくようにしている。

日本へは少し前に大量に届いたので、

http://www.nakisurf.com/brand/catchsurf.html#stump

全国特約店か、

またはNAKISURFでお買い求めください。

一家に1本、

サーフセッションのお供にと、

すばらしいボードです。

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ミッドレングス考というか、ミッドレングスを誉め称える日_(3078文字)

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コットンズ岬に沈む夕陽。

夏到来サーフボード考シリーズも3回目を迎えます。

今日はミッドレングスです。

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これはタイラー・ウオーレンが印を結んだ6’8″。

ファンクション・ハルとか、EGGという俗名、

学名、モデル名がついているマイルドなHULLモデル。

一昨日のショートボード編で、

私は30年に渡るショートボード愛好者だと書きました。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/56376

そして最近は、

このようなボードに乗り始めた入門者です。

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ミッドレングスの良さは、

乗り味の軽さと、

浮力の絶妙なバランスでありましょう。

車にも中積みできるし、

ロングにくらべると持ち運びがしやすく、

それはすばらしいボードデザインだと思っている。

物の本によると、

ロングボードは9’0″からとあって、

それなら8’11″が欲しくなるのが自分流。

で、ミッドレングスの定義は、

ショートボード超えのサイズから8’11″までということで、

今さっきこのマジックボードの造形者タイちゃんこと、

タイラー・ウオーレン家に行ってきたが、

彼の抱えているオーダーも8フィート台がほとんどで、

「みんなも規約のとらわれからようやく解放されてきたのではないかな」

とうれしそうにしていた。

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フォードアーズの満潮腰波。

ロングボード主流の軟緩(なんかん=字の通りの造語です)ブレイクで、

こうして軽く波に乗ることができるのは、

ミッドレングスの誇る体積があるからに他ならない。

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昨日トニー大谷さんに

「ミッドレングスとか、ロングの何がおもしろいのでしょうか?」

という質問に私が答えたのが、

「ターン半径の距離がすごいです」ということ。

それはショートボードでこの波だと、

一瞬しかレイルを入れられないのに対し、

ミッドレングスだと2秒、

もしかするとさらにレイルを入れ続けていられる。

それは波サイズがあるときのショートボードのようで、

こんな腰波でダブルオーバーヘッドサイズと同等のレイル使いができるのは、

サーファーとして最高至福であります。

事実昨日もその前日もミッドレングスに乗ったが、

後ろ足の大腿部外側はその筋肉疲労から張っているのであります。

大波の日もこうして筋肉が張るのだが、

こんな波でターンが鍛えられるのはありがたい痛さとして、

今日の日常生活でサーフィングを感じられたのがうれしい。

そしてさらに体幹が鍛えられた。

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昨日はあまりの調子良さに、

入ってくるサーファーたちに

「ボード見せてください攻め」にあいました。

これは岸から見ていて良い滑走ができている証拠で、

さらに大きなターンを心がけて、

3秒レイルを入れるところをもう1秒、

さらにとうれしき増量していったのです。(笑)

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ミッドレングスの愉しさは、

ここからはじまる連続写真で紹介します。

微細なんです。

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岸近くなって、

水深が深くなり波はロール、

つまり緩慢が極まっていくライディングエリアです。

ここでやめるのもいいのだが、

こここそがトリムサーフィングのヤマバと言いますか、

大事なところなので、

ここは是が非でも乗り継ぎたい重要なセクション。

ショートボードに乗っていたら

この泡斜面に乗っていくのは無理というか、

きっと波には見えないと思う。

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ボードの抵抗を最小限に、

乗ってきた速度だけを価値として泡の下、

そして泡の前に出ていくんです。

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写真で見るとちょっと考えられないけど、

ここでレイルを入れて、

ジワリというターンで加速したのは直感から。

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レイルが入って、

出ていくときにちょっぴり加速して

「しめしめ」となったところでしょうか。

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もこれだけ加速すれば大丈夫。

たった時速1〜2kmとか、

そんな微少微細の速度だけど、

前向きになったのは間違いない。

スロウサーフィングの愉楽。

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速度が付くと、ボードは浮きます。

IMG_6956

これでもうショアブレイクまで行けます。

マンライ決定の大事な乗り継ぎテクニックでした。

こういう地味なターンやトリムが学べ、楽しめるのが、

ミッドレングスの良さのひとつでありましょう。

IMG_6852

ショアブレイク付近はギャラリーに近くなるので、

浅く、石岩地区だけど、

ただ乗っているだけではなく、

方向を反転しながらクロスステップして、

ジマンなるライディングの最後を盛り上げるのです。

IMG_7069

「あしたの兒玉さん」

で一気にキャラ立ちしたジョー兒玉さんも夕波に乗りにお越しになりました。

この投稿が現在閲覧数でトップ5入りしまして、

これは丹下段平とジョーのかけあいのすごさと、

サーフィング根性のマッチングが良かったからに他ならないのでしょう。

泪橋=フォードアーズの独壇場。

渋谷直角さんありがとう。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/55725

201407_naki_6790

夕陽斜面をミッドレングスでゆらゆらと滑る至福のとき。

IMG_6738

時間が前後しますが、

サンディエゴ/メキシコから熊木さんもいらしてくれました。

噂のミッドレングスに乗ってマンライづくしの笑顔がすばらしい。

201407_Kumaki_san_6741

良いボードです。

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これはインディペンデンス・デイ@フォードアーズの午後波で、

こんな長いラインのカットバックもできます。

ウナクネ総帥のアレックス・ノストもミッドレングスマスターで、

もしかすると現代サーフィングでは、

「ミッドレングスに乗ることは必須なのかもしれない」

と思い込んできた2014年の夏のはじまり。

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キャッチサーフにもミッドレングスは、

今年から6’0″が加わり、

7’0″、 8’0″と3本柱となりました。

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6’0″がミッドレングスとなるのは、

その大きな浮力からです。

ぜひとも乗ってみてください。

DCIM106GOPRO

長いレイルと、

ニーパドルできる浮力の7’0″

201307_Odysea_naki_9721

最速バレルもゲットした冬。

2010_naki_T2535

CANVASのミッドレングスは、

大ブームを起こしたミニノーズライダーがあります。

MNR5’12″

201109_NH_Noah_3892

ノアが乗るとロングみたいだけど、

これぞミッドレングスの粋でもあります。

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ロングを短くしたのがサンオノフリー。

これも大ブームとなりましたね。

そうするとミッドレングスというのは、

たくさんのモデルがある世界でもあります。

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ショートボードシェイパーで、

さらにはインディーズで世界トップクラスと称されているコール。

彼がミッドレングスを削ると、

こんなにセクシーで味のあるボードとなって、

私の永久保存版ボードとして活躍しています。

その誕生ブログはこちらです。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/35574

IMG_3279

その完璧なソフトレイルを信じて、

フィンを外してフィンレスとしたり、

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フルノーズライドしたりと幅が広いボードであります。

ということで、

ミッドレングスLOVEというポストとなりました。

これを書いているときに聞いていたのは、

陽水さんのリバーサイドホテルのライブ版と、

彼の奥さんである石川セリさんの

「ムーンライトサーファー」。

http://youtu.be/KnqAV7p4mRA

自分が「波に乗る」ということに憧れていたころの楽曲であります。

やさしくトリムなリズムが、

今好きな軟緩グライドに酷似しているのでありました。

アメリカでのデザートトラックのイラストを見つけ、

それが秀逸なので、ここにおいておきますね。

Dessert

©Marz jr.

それではすばらしき、

美しき日をお過ごしください。

トリムウオークという言葉を思いついたけど、

そんな動きもいいなあ。

今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございました。

夏だからでしょう、最近はすごい閲覧数となっています。

ニコリン&ハッピー感謝します。


ミニボードはPOPでロックなボードで、掘れた波と、小さな波が得意なんです_(2033文字)

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こんにちは、

サーフボード考シリーズも4回目となりました。

今日は『ミニボード』です。

じつはですね、このミニボードは、

COLEが私たちのアイディアを元に考案したものです。

「車のトランクに入るものを」

という要望にボードを短くしたものが始まりです。

それがちょうど7年前。

誰も見向きもしなかったデザインが、

現在ようやく主流になってきました。

とてもうれしく感じております。

201012_SSR_naki_V1184

日本の膝波はもちろん、

ノースハワイの冬波(上画像)に乗ったのが最大サイズ。

このボトムターンの長いスプレーが、

この高速滑走を物語ってますね。

「ミニボードの長所は掘れた波と、小さな波に乗れること」

乗るコツはなるべくノーズ寄りでパドルして、

テイクオフの際はノーズが下がるまでパドルすることです。

たったそれだけ。

短く、タクシーにも乗れますし、

このコールBD3を持って好きな波に乗りました。

2010_Costa_naki_V9984

遙か中米は、コスタリカの秘境

『デビルズ・ダンジョン』でも深いバレルを得ましたし、

http://www.nakisurf.com/blog/naki/column/column-31

201201_naki_0251

ここ南カリフォルニアのマル秘ブレイク

『ロッキーショア』でもいい波に乗りました。

naki_ES_2009

エルサルバドルのカサブランカでのBD3。

なつかしい。

上のボードは全て5’0″サイズ(152.4cm)。

コールがマスターシェイプを手がけたAVISO社製のBDシリーズで、

ツインフィン+トレーラーフィン、

そしてボンザーセッティングが私流だった。

そのAVISO社はもうサーフボードの生産はしていない。

そんなミニボード狂いの私が、

自分流にボードデザインをし、

シェイプをしてみたら魚の形になって、

それはUSAの有名なお菓子そっくりになりました。

(日本で言うところの”森永おっとっと”と同じコンセプト)

201405_SanO_2181_mv

乗り味は奔放そのもので、

暴れ魚と言いますか、

それはじゃじゃじゃな乗り味を楽しんでいます。

IMG_4187

こちら2匹目。

次に登場したのはタイラーウオーレンのバーオブソープ。

ちょっとしたブームとなりましたね。

流行ものをチューンナップするのが私の役目であります。

そこで、バーオブソープの進化版

『スーパー・ソープ(シンミント)』というモデルが完成し、

IMG_7734

これはシモンズというイニシエデザインの短身版

『ミニシモンズ』のタイラーによる2014年現代版であります。

http://youtu.be/wHAaxkGKywM

その動画はこちらです。

CANVASもミニボードに興味を持ち、

新しいコンセプトの『レースカー』

というやたらとセクシーボードを完成させた。

201403_CW_Racecar_0290

天才クリスチャン・ワックらしく、

ミニシモンズをモダンに仕上げ、

よりショートボードの動きができるように完成させたのがこのデザイン。

10247283_634287046657295_6341677746281110629_n

.

201404_Middles_racecar_naki_mv

IMG_1474

インスタグラムでレースカーの動画を公開しております。

@nakisurf

までぜひ!

IMG_2007

IMG_3312 のコピー

マウイアンドサンズ、パイレーツサーフ、

モダン・アミューズメントを手がけたヨーキーこと

ジェフ・ヨコヤマは50歳代でミニボードを愛するひとりであります。

IMG_8889

優秀才ライアンは、

ミニボードとショートボードを融合させて、

この『シャンパンXX』というブリードモデルを誕生させた。

ミニボードという概念がショートと混ざって、

新しいデザインとして浸透してきたのでしょう。

IMG_2668

もうひとつの拡大機能デザインは、

上のシェビィDLXだろう。

ラウンドノーズのミニボードシリーズ『シェビィ』

がありまして、

これもライアンがノーズをショートボード風としただけで、

全く違う印象になるから不思議であります。

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春千葉の低気圧波で乗ってみますと、

かなりのポテンシャルに嬉しくなり、

ミニボードの範疇が拡がり始めています。

MRH_1625

奄美では膝波に乗りました。

201312_Gravels_naki_1565

NATIONの隠れ人気はギャラクティックレーザー。

貸し出しすると、

延長延長で返却されないというカルト系です。

201403_Nation_naki_3634

そしてこの下の画像は、

シャンパン・オリジナルモデルのシングルフィンでして、

その美しいフォルムは、

滑走ラインと同表現をするのだと知ったのです。

Doc

SURF RXでは、

新しいコンセプトのミニを製作中でして、

それはハイドロフレックスという真空圧着樹脂をまとっている最中です。

もうすぐ完成です。

201407_Catchsurf

キャッチサーフでもミニが主流ですね。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/56396

DCIM107GOPRO

カラちゃんことカラニ・ロブは4’6″のビーターでバレル三昧。

新時代な気がします。

Catch Surf Odysea Stump surfboard Jake Davis Nate Yeomans Simon Hetrick Vanderblast

そしてプロたちが大絶賛しているのは、

スタンプ5’0″モデル。

あ、やはり5’0″ですね。

マジックボードの数字要素なのかもしれません。

jakedavis

ミニボードは乗って楽しく、

限界が高く、

そして収納や持ち運びがしやすく、

POPでロックなるボードです。

私が好きなデザインなので、

とても力が入ってしまいました。

このボードシリーズは今日で一度終わります。

明日からはまた通常ブログに戻ります。

ウナクネ話題もありますし、

どうぞお楽しみに!

【なぜか特大号】ライアン・ニューモデルは誰にでも乗れる黄金郷!?_ハリウッド方面でおいしいレストランを発見し、一生もののランチをいただきました_(3567文字)

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こんにちは、

夏真っ盛りですね。

そして今年の7月も今日で終わります。

いかがお過ごしですか。

こちら(カリフォルニア)と日本の夏の違いは、

蚊がいないこと、セミが鳴いていないこと、

スイカ、浴衣、盆踊り、台風、

ラジオ体操がないことでしょうか。

後は同じですね。

さて、こちらNAKISURFブログでは、

【夏特集、サーフボード考シリーズ】

第一部合計4弾が終了しました。

第1弾『ショートボード論2014』

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/56376

第2弾『トイ・ミニボード考』

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/56396

第3弾『ミッドレングス考』

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/56418

第4弾『ミニボード』

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/56505

よろしければまとめてお読みください。

合計8400字程度となっております。

201407_Ryan_Engle_5203

さて、サンクレメンテのピコ山の上では、

ライアン・イングルがニューモデルというか、

レースカーとサンオノフリーを融合させて、

「誰にでも乗れます」

というミニシモンズデザインを完成させました。

詳細は試乗して、

本当にその通りだったらここでレポートします。

IMG_4149

ライアンはいつもに増して上機嫌でした。

それもそのはず、

このキャディラックをオークションで競り落としたのだそう。

IMG_4152

オリジナルペイントの『エルドラド』。

これは大航海時代にさかのぼり、

アンデスの奥地に存在するとされた伝説上の土地のことを指していて、

黄金郷という翻訳がなされている。

「その黄金とこの黄色がかぶるでしょ」

と本人は大喜び。

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NATION工場エアブラッシャーのトムも出てきて大興奮していた。

彼は60代なので、青春の車であるのでした。

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なんでもオリジナルオーナーのおばあちゃんが亡くなって、

遺産相続した孫が手放したという大切な車なのだそう。

こうして大切なものを継いでいくというのもいいなぁ、

などと思いながらシャッターを押していました。

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トニー大谷さんのシェビィDLXのシェイプが完成しました。

IMG_4193

ずいぶんと待ちましたね。

シリアルナンバーがNATONYとなっているのを見逃さなかったです。

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サンファン・キャピストラノのフリーウエイから見える大看板がドノバンで、

ずっと写真を撮るのを忘れていて、

ライブが終わって「しまった」と撮りにいったら、

まだ撤去されていなかったので、ここにパシャリ。

閑話休題。

ロスアンジェルスに行く用があったので、

ジョー兒玉さんと一緒に行ってきました。

IMG_4377

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/55725

兒玉さん主演の

「あしたのジョー」話で盛り上がりたかったのだが、

「じつはあしたのジョーはあまり詳しくないのですよ」

とは当人のジョー兒玉さん。

「え、それでは金竜飛やカーロス・リベラ、

ホセ・メンドーサも知らないのですか!」

「はい、すいません」

「ホセ・メンドクサとふざけたことすら」

「はい、すいません」

「ホテルカリフォルニアは知ってますよね」

「はい、イーグルスのですよね。でも何の関係があるのでしょうか?」

「何もありません。ただ思いついただけです(笑)」

という会話が車内でされていたのは、

ふたりしか知らない事実であります。

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サンクレメンテは田舎なので、

車だらけのフリーウエイを時速120km以上で駆け抜け、

90分くらい走るとそこは大都会。

IMG_4293

景気が良いのか、

ロスアンジェルスのハリウッドは高級車ばかりでした。

日本で言うところの青山や六本木でしょうねきっと。

IMG_4285

「ランチを」ということでチェックしたのがここ。

私の二日酔いがひどく、

軽いものを求めて自然食屋さんに行こうとなったのだが、

IMG_4287

ビーガンとか、

ハムスという言葉にジョー兒玉さんが拒否反応を示し、

IMG_4288

ここで食べるのは取りやめとなった。

でも、

私の写真のウオーターマークにも使っているフォントが、

このお店のロゴになっているうれしさと奇遇を感じたのでいつかまた。

IMG_4296

そこで、私の好きなジェラート屋があるので、

軽いデザートランチとしようと目論み、

そのままメルローズ通りをラブレア方面に移動していった。

都会なのに路上駐車のメーターが、

1時間1.25ドルという親切な街にふたりで感動する。

まずは2時間250円を入れる。

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ロスなので、こんなお医者さんもあって、

いったい何を治してくれるのかが気になった。

(ちゃんと『Doctor』と表記されていたので、

間違いなく医者のドアであります)

IMG_4298

このフェラーリに気を取られていたら、

ジョー兒玉さんが、

「あ、ここ大好きなレストランです!こんなところにあるとは知らなかったです!

いつもはカーナビで来てしまうので土地感覚がなかったです!」

と珍しく感嘆符だらけで言うので、

「ここにしますか?」と伺うと、

「ぜひ!!」

ということになり、

入店すると、それはお高そうな作りになっていて、

さらにはゲストのほとんどがシャンパンを飲んでいて、

ウエイトレスとウエイターはあちこちでポンポンとボトル開封に忙しかった。

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ランチでシャンパンをボトルで入れて、

それもどのテーブルもそうなっていて、

お代わりだらけにも見える。

アメリカはそこまで景気が良いのですねすごい。

そんな会話をしながらメニューを見ていく。

先ほども書いたが、

重度の二日酔いだったので何も食べたくはなく、

とりあえずコーヒーをいただきました。

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お店の名前が入ったすてきなカップ。

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メニューを見て悩んでいるあいだも通りを名車が走っていく。

LA_4312

店内はこんな感じです。

ファインダイニングに見えるが、

実際はそうではなく、やたらとカジュアル。

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それはうれしそうな兒玉さんによると、

ここはやたらと料理がおいしいという。

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周りのテーブルを見渡して、

ジョーさんとも相談して、

ふたりでお肉を分けて食べることにした。

胃の中に何も入れたくないのだが、

なんとなく食べられそうな気になっていたのはこの店のすごさだろう。

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注文して待っているあいだ、

エンジェルス戦に行ったジョーダンがジマンのインスタグラムをしていて、

それはこんなうらやましいマイク・トラウトが映っていた。

ダグアウトスイートの6番からの視界ですね。

「一生ものですぞ」とコメントを置くと、注文した料理が届いた。

IMG_4315

ローストビーフプレートと、

ケールサラダを一品ずつ、

これをふたりで取り分けるスタイルが大正解でした。

そしてこのお肉がおいしく、

たまらなくなって「迎え酒」ということでシャンパンをグラスで注文すると、

「カヴァなのですが、一杯ですと9ドルで、ボトルを入れますと15ドルです」

という仕組みになっていて、

これでみんなシャンパン(カヴァ)を

ボトルで飲んでいる理由がわかったのでありました。

生まれてはじめての迎え酒はやたらとうまく、

料理もおいしく、かなり酔っぱらってしまった。

2時間以上いて、

途中でジョーさんが駐車代金を追加しにいくほどでした。

ウエイターもフレンドリーで料理も全てすばらしく、

値段も安かったので、チップを25%近くおいて(重要です)

大マンライウナクネを決めた一生もののランチとなりました。

このお店のリンクはこちらです。

メルローズ通り付近に行くことがありましたらぜひ。

http://www.villageidiotla.com/

IMG_4325

ジョーさんに送ってもらう途中で見たフリーウエイ夕焼けがやたらと美しく、

こうしてパシャリと撮ったのがこれです。

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キャッチサーフの6’0″スキッパー(ライム)を日本に持っていった際に、

NAKISURF試乗用に置いてきたのです。

先日再入荷したので再購入しました。

アメリカでは、

1000本が1日で完売になるほど売れています。

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それを持ってフォードアーズに行くと、

カラちゃんことカラニ・ロブが来ていたり、

IMG_4360

さらにはヤオハン内ベーカリーで、

カリスマベーカーの和田さんがいらっしゃいました。

IMG_4362

これはライアン謹製の最高安定で乗れるミッドレングス。

びしりとマンライを決めた和田さん、

これに味をしめて明日もお越しになる気がします。(笑)

シングルフィンの乗り味は最高ですよね。

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これは3日前にインスタグラムにポストした作品だが、

かなりの人気で、

あちらこちらでリグラム(再投稿)されている。

ありがとうございます。

この道はサンオノフレからの帰り路でして、

マンライ日の風情たっぷりに表現した結果だと自負しています。

今日はなぜか長くなってしまってすいません。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

それではみなさんもすてきな日にしてくださいね!

また明日ここで。

 

サンオノフレ・エグゼクティブチーム@ミドルス・トレッスルズ_タイガーファイブ_キャッチサーフのセッティング_合体ボードで10フィートログを!_(1665文字)

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201408_SC_Pier_0597

こちらの週末は、

ゲーテ誌のエグゼクティブサーフチームではないが、

サンオノフレ・エグゼクティブチームを結成して、

ミドルス・トレッスルズに行きました。

ゲーテ誌のエグゼクティブサーフチームについてはこちらを↓

 http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/56781

IMG_0757

左からフランク・ミュラーの異名を取るトゥールビヨン・トニー大谷さん、

アーサー・C・クラークまたはジョー兒玉さん、

そしてホースバックライディング・クロノグラフキャリバーのマコさん。

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ミドルス波はかなりよく、

NATIONショートボードの旗艦であるシェビィDLXに乗るトニー大谷さん。

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マコさんはCANVASサンオノフリー7’5″で。

三兄弟のおひとりであります。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/48233

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ジョー兒玉さんが力石波とのの生死をかけた死闘を繰り広げました。

「まっ白な灰になるまで」という最終回はこちら↓

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/55725

IMG_0978

私ジマンのスタンプくんは、

「シャア専用の赤い彗星」からだと、

キャッチサーフナンバー2の

ジョエル・マナラスタスがインタビューで語っていた。

stump

重く速く、そして赤は通常の三倍。

キャスバル・レム・ダイクンがわかる人は、

インスグラムのコメント覧を使って教えてください。

IMG_0806

こちらは150mお隣のローワーズ。

こんな混んでいるところでサーフするのは、

ハチ公前のスクランブル交差点で野球並?

とにかくこちらはほぼ無人、

あちらはおよそ60人も入っていて、

マーケティングというか、

評判というのはとても大切なのだとわかります。

原宿パンケーキ行列とかそんなものですね。

セッションの終わり頃、

ジョー兒玉さんのオディシー8フィートをお借りしてチーターファイブならぬ、

タイガーファイブをメイクした。

tiger5

これは動画で存在しているので、

編集次第ここに公開いたしますね。

ローワーズの激戦地帯と異なる平和なニコリンサーフの原風景です。

201408_Osuga_san_1030

6時間に渡るセッションで、

マコさんはハイラインを会得し、

ジョー兒玉さんは失速からの復活を、

大谷さんは高速ターンを表現した大事なセッションとなりました。

やっぱりこういうサーフミートはいいですね。

オディシーやビーター、

スキッパー、スタンプでおなじみのキャッチサーフ。

ちょうどいっくんこと、

磯さんのボードをセッティングした画像を発見しました。

ここに公開いたします。

IMG_1217

まずはフィンを穴に差し込みます。

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デッキ側からネジを500円玉や10円玉を使ってフィンを固定していきます。

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大事なのはリーシュロープ。

そのままだとすぐにほどけてしまうのと、

長すぎると足指が入ったりして危険なので短く結び直しましょう。

リーシュエンドが入る程度が最良です。

IMG_1224

キャッチサーフ関連はスポンジ素材なので、

ワックスは軟らかいものを全体に、

レイルやノーズにも全て塗り込むと完璧です。

トロピカルワックスの季節ならCOOLを、

WARMワックスの水温でしたらCOLDをオススメします。

P1170653-2

台風11号のきんちゃん。

「トリプルくらいあったよ」

「はいー、本当のサイズはどこくらいですか?」

「本当はね、頭半くらいかなへへー」

きんちゃんの波話は話半分でということですね。(笑)

上記したミドルスセッションは、

浮力があるボードの方がいい波に乗れ、

ショートボードよりもミッドレングス、

ミッドレングスよりもロングボードが最良ボードでした。

そこで思いついたのが、

サーフボードを合体させてみては?

ということ。

gattai_Catchsurf

 

そこで早速スキッパーフィッシュ6’0″と、

スタンプ5’0″を合体させてインスタグラムに投稿しました。

合わせて11フィートだけど、

1フィート程度ののりしろがあるから10フィートモデルとなりました。

これはもしかするともしかしますね。(笑)

それではすばらしい盛夏の週をお過ごしください。

ALOHA!

 

プレミアムショートボードで最強最速の滑りをした日_(566文字)

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こんにちは、

水温が少し下がってきたサンクレメンテ周辺です。

現在ちょうど20度。

少しヒンヤリとした波となりました。

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Cole Curve Ball 5’3″

最近はスタンプに代表されるミニスポンジボード、

そしてミッドレングスばかり乗っていたので、

ショートボードに乗るのはひさしぶりです。

IMG_2204

ひさしぶりのプレミアムショートボードはとにかく速い。

そして思いのままにボードが曲がっていく。

現時点ではライトニングキッカーとカーブボール、

NATIONシャンパンやNS1が、

同クラスでは最強最速の滑りだと再確認したのであります。

UNAKUNE

©Ogo Senpai

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/56927

昨日のウナクネ曼荼羅編の反響がすごく、

「ウナクネステッカーを作ってください」

と何人かからご要望をいただいたので、

ここに創成ロゴをおいておきます。

nintendo1

©marz jr

the-radicalman

©marz jr

201407_SanO_3723

現在締め切り間近の原稿を抱えていて、

これからその世界に戻るので、

今日は短い日となります。

真夏らしい写真が撮れたのでここにおいておきます。

すてきな夏が続きますように。

今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございました。

また明日もショートボードに乗ってきます。

カックイイ・Tyler Warren’sシングルフィン_Off Seasons, Blue Magazine, On The Board Magazine校了_(1285文字)

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おはようございます。

夏のせいか、

少し体力が落ちてきているのでトレイルウオーク。

かなり上までやって来て、

酸素補給でこころもリチャージしました。

海だけではなく山もたまにはいいですね。

昨日チラリと掲載したシングルフィンですが、

やはりくいついてきた友人が多く、

ここのその正体を紹介します。

201408_TW_Tracker_8693

Tyler Warren’s Tracker 6’4″

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Tyler Warren’s 7.75″ “FLUX”

201408_TW_Tracker_7923

1時間前の撮り立て直送。

タイラーに

「1970年代のカックイイ・シングルフィンをお願いします」

(かっこいいではない)

とオーダーしたボード。

スクリーンショット 2014-08-25 10.45.21

で、

仕上がりは完全のようで、

こういうボードに乗るとインスピレーションが湧き、

これからの日々が輝くようになってしまった。

スクリーンショット 2014-08-25 10.34.07

世の中にシングルフィンは数あれど、

このレトロ&隠れウナクネ風味のものはこれだけであろう。

種明かしすると、

「1970年代=ウナクネ」

という概念なので、

その時代のテンプレートに、

タイラーが現代ハンドチューニングしたようだ。

スクリーンショット 2014-08-25 10.46.01

大きなターン。

スクリーンショット 2014-08-25 10.47.40

パラレルクラウチングスタイルも。

スクリーンショット 2014-08-25 10.49.15

レイルをつかんだまま、

バックウオッシュのショアブレイクセクションに入るのは、

スリル以外の何ものではないが、

ここまで楽しくなるボードがあるのですね。

だから70年代か。

分かった気がします。

IMG_5222

リコッタチーズが手に入ったので、

パンケーキをbills風に作りました。

バターの代わりにオリーブオイル、

牛乳の代わりにアーモンドミルクとした自分スタイルであります。

先週は原稿ラッシュで、

まずはoff seasonsという雑誌の裏表紙コラムと、

連載中のBLUE誌の巻頭コラム、

そしてオンザボードのハリー・ホリディ10ページ。

それぞれ編集長との仕事なので、

みなさんさまざまなご要望があって、

それに沿って書いていくコラムの楽しさ。

201408_Harry_Daily_5556

そのオンザボードの10ページという、

ハリー・ホリディのアートスタジオ@ダウンタウン・サンディエゴ。

赤い大きな帽子はここにあったのですね。

ボルサリーノ製のはんたい。

201408_Harry_Daily_5698

ハリー・ホリディは

奇天烈なアーティストだけど、

その中身は?

私は彼と長く時間を一緒に過ごすことによって知りました。

詳しくはもうすぐ発売のOn The Board誌をご覧ください。

等身大のハリー・ホリディを綴じ込めました。

201408_Gjelina_5170

週末は都会(LA)にも出て、新しい経験をしました。

波もあったし、そう考えるとなかなか良い先週だったようです。

何ごとも企画力ですね。

201407_Ryan_Engle_5212

今朝は、

ライアンイングルのシェイピングベイに行き、

サーフボードのことを話してきたところです。

そういえば、

昨日ジャガーさんのことを書いた。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/57218

なのだが、ジャガーさんが不思議すぎるのか、

喰いつきが悪いようで、

友人たちが無音だったことに驚いた。

(今さっきOセンパイからジャガーさんについて詳しいメールあり)

やはり自分で見つけてきたものでないと、

ちょっとした拒否反応を示すものではないでしょうか。

 

 

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