【サーフィン研究所】あの虹波の余韻_エンスー濃度が高いコスモスのTheOne_(1099文字)
昨日の波は、 ワールド・クラスだったと、 ここに書いた。 セットのサイズは、 ハワイアン4フィートはあって、 背丈サイズで言うとダブル・オーバーはゆうにあった。 とにかく徹底して炸裂系の波質だった。 よって私たち(タキビ神と私)の畏怖と敬愛、 そして胸を満たし続けた興奮はおわかりだろう。 無人の夢虹波日は、 タキビ神とその記憶を共有できた。 さて、 エンスーという言葉をご存じだろうか?...
View Article【サーフィン研究所】長いバレル_8年後のカイラ・ボード_ミサキマチ・プレート・ランチ_(1322文字)
Tyler Warren’s Bonzer 6’7″ Photo by @millerhighlifephoto . これは、 数年前にミラーが撮ってくれたものだ。 このレフト・オンリーのブレイクには名前がないので、 Beach Club Roadと、 前を走る道の名前を付けたのは今も昔。 波が大きくなると、 ネイザン・フレッチャーだけがサーフする名のないサーフ・スポットだ。 文脈としては、...
View Article【サーフィン研究所】1200年前を妄想する_サーフィンの調整法_(1269文字)
空海思想を読んでいた。 1200年前の妄想は、 土佐の青龍寺、 そして唐の青龍寺となって散らばっていった。 空海は遣唐使だった。 唐からの帰国の際に立ち寄った福江島(五島、長崎県)の、 【明星院】に空海由来のものがあるという。 その寺をGoogleのストリートビューで見ていた。 マップを開き、 空海はこの福江港に接岸し、 川の土手沿いの東面がある山の上まで登ったのだと断定した。...
View Article【サーフィン研究所・特大渾身号】コスモス・サーフボード『TheOne』の真実_(3105文字)
NAKISURFの新しいWEBが完成した。 けれど、 家で言うところの、 「引っ越しはできます」 という程度で発進をさせていただいた。 新生WEB開設を急いだ理由は、 師走というか、 12月の忙しい時期だったので少しでも早くと、 柱と屋根、 床と壁が少々あれば良いですよと、 リニューアル・オープンした。 このことによって、 新生NAKISURFの目玉だったコスモス・サーフボードの掲載が間に合わず、...
View Article【サーフィン研究所】名刀刃文の7世紀の歴史_室戸空海編_(1288文字)
コスモス・サーフボードが始動しました。 こんなお知らせを数日前にした。 すると友人たち、 そしてファミリー・メンバーや、 ユーザーたちから連絡があり、 やはりみんなも「サーフボードが好きなのだ」 と感じながら刀剣の本を読んでいた。 Mei Muramasa . この刀に目が止まった。 皆焼(ひたつら。刀身すべてに焼きを入れたもの)の刃文がひたすら美しい。...
View Article【サーフィン研究所】マニア&高濃度エンスー博士と日曜日『プロローグ』_昭和55年のゲームとは?_(694文字)
Cosmos Surfboards TheOne 6’4″ Nakisurf Original Twin-Fins . 昨日は長々とフィッシュ、 オリジナル・サンディエゴ・フィッシュのことをここに書いた。 たまらずに前田博士のところに行き、 サーフボード・デザイン、 ボード・シェイプ グラッシング&ホットコートの話をした。 知っている人も多いだろうが、 博士は、 完全マニアに加えて、...
View Article【サーフィン研究所】イリエの光る波_パイプラインのエンスーラボ_(1116文字)
千葉北には、 『イリエ(Irie)』というサーフ・ブレイクがある。 ここは北うねりはもちろんのこと、 北東、 東までも堤防にブロックされる波質だ。 堤防に当たって威力が下がったうねりは、 およそ半分程度まで小さくなるだろうか。 そんなことなので、 ここはいつも人気がない。 逆に言うと、 たいてい空いている。 そこが長所なのかもしれない。 ということで、 私はイリエ効果のおかげで、...
View Article【サーフィン研究所特大号】コスモス・サーフボード_エンスー100年ストーリー_(2088文字)
Photo by @supertakibishiyasu . 南岸低気圧が抜けていった。 各地から良波到来の便りがあった。 水温もいくばくかは温み、 冬という季節は越えたような感覚を得た。 マリエルに行くと、 日本のサーフ界では始祖であり、 エルビス・プレスリーか、 ビートルズと例えられる川井幹雄さんがサーフされていた。 川井さんこと、 ミッキー師には、...
View Article【サーフィン研究所】マジックボード_とてもとても幸せなのか?_(1143文字)
少し前のことだ。 大きな低気圧が通過して波が出た。 人生で一番のマジックボードで波を滑る。 至福の時間だった。 Cosmos Surfboards TheOne 6’4″ Nakisurf Original Twin-Fins . 水がとても冷たくて驚いた。 きっとそれは川の流れであり、 山から下りてきた清水(せいすい)というか、 冷水によってのものなのだろう。 村上春樹さんが、...
View Article【サーフィン研究所】極波乗文芸百科_コスモス・サーフボードの温故知新8フィート・モデル_(991文字)
ついに狙った波がやって来た。 ショルダーの落ち方や、 自身の前に展開される「うねり」の重なり、 流れ、 位置、 盛り上がりかたという確認ごとがあり、 行くのか行かないのかを 即座に決定しなければならない。 これを「コミットメント」という。 コミットメントしたらうねりを凝視し、 波の芯のはじまりが見えたら、 そこにインパクト・パドルを絞るように放つ。 ここから漕ぎきるときもあるし、...
View Article【2022/11_Blue.巻頭コラムより】_酒と波の適正浮力のアイロニー(コロナ禍中に書いた作品)_1654文字
酒と波の適正浮力のアイロニー 美しい山の緑。 海の水色(すいしょく)はさらに青くなった。 戻り鰹の土佐。 ここで仲良くなった人たちがいる。 波周りで会い、 お互いの嗜好が合致し、 波情報の交換、 一緒に酒を飲んで意気投合。 集まるとうれしくて飲み過ぎてしまう。 で、二日酔い。(笑) 『アルコールは毒』 こんなことを聞いてひさしいが、 飲み過ぎるとその言葉が重くのしかかってくる。 たいていは、...
View Article【サーフィン研究所】東北東2m10秒のうねり@モニース_ロンハーマンでハービー・フレッチャー個展!_スカシーのお札_(1549文字)
昨日の九十九里、 玉前神社前付近モニースが、 極上かつ甘美なビーチブレイクとなった。 たぶんきっと、 このあたりはすべて良い波だったのでは? そう思えるほど、 威力のある「うねり」がひっきりなしに届き、 「うねり」同士が重なってはダブルアップしていった。 波の素性を知りたく、 ウィンディ・ドットコムを見ると、 低気圧を示すらせんがあった。 次に天気図を見ると、 列島の東にある、...
View Article【サーフィン研究所】大きなボードの魔法使いクリスチャン・ワック_ミサイル配備に揺れる賛成派_(1098文字)
Catch Surf® Heritage Collection 8’6″ . 先日ノース・ジュクオンで昔の友だちに会った。 なんでも私が夷隅のレンタルビデオ屋でバイトしていたときに会っていたというので、 それは1985年ごろのことになるので、 じつに38年ぶりのことになる。 波が小さかったが、 彼はショートボードでサーフしたというので、 長いレイルのサーフボードのおもしろさを熱弁したが。...
View Article【サーフィン研究所渾身号】マジックボードの根底_総料理長の新表現@神がかり的プレースメントの『エステール』_(2025文字)
The Surfers, Main Peak Photo by Takahashi . 今回の台風は、 たいていはサーファーズ岬でサーフしていた。 Cosmos Surfboards TheOne 6’4” Nakisurf Original Twin-Fins Photo by Takahashi . およそ一週間。 ささやかな波だけが来る日もあれば、 忘れられない波がやってきた日もあった。...
View Article【サーフィン研究所台風3号特大号】トリスケル波とコスモス80シングルフィン_夢の550mライド_台風波や兵どもが夢の跡_(2773文字)
2023年6月。 令和となって5年にもなる。 台風3号が太平洋の東海上を北上した。 天気図を読む人からすると、 「すでに勢力は落ちたからたいしたことはない」 そう言うが、 各地にはいわゆる渾身のうねりが届いていた。 私はこの波に際して、 前日から先乗りし、 深夜からうねりがあがってきたと昨日ここに書いた。 ナウファスのブイレポートを見る限りだと、 4時からうねりは消沈し始めた。...
View Article【サーフィン研究所・特大号】昨日書いた『トリスケル波とコスモス80シングルフィン』のエピローグ〜長活中のワタシ_(1774文字)
昨日と今日は雨空だ。 だが、 私に光に満ちて目を覚ましたのだ。 そのうれしい光の核は、 「火曜日に乗った波」によって発生した。 私はこの記憶によって、 輝くような気持ちになっているのだ。 詳しくは昨日のここ、 研究所ブログの特大号に書いた。(巻末リンク) たった一本の波が、 他にたくさん乗ったはずの波の記憶を消してしまったのである。 新しいコスモスは、 細身の、 ボランクロス・コートによって、...
View Article【サーフィン研究所】コスモス・クラシックの定義と実践_(1864文字)
関東地方は、 今日から天気は下り坂だという。 けれど、 そろそろ梅雨明けのニュースが南から聞こえてきそうである。 昨日ここで、 コスモス・サーフボードの由来について書いた。 それは未来のフィッシュから始まり、 そして50年前の奇天烈デザイン『ボンザー』に目を入れ、 数年間に渡るデザイン変革を再現することで、 ボードに何が起きたかを知った。 さらにベン・アイパが創造した 『スティング1973』では、...
View Article【サーフィン研究所特大号】前田博士とコスモス・ボードミーティング『スリルと制御の最高峰』_(1967文字)
先日、 前田博士とボード・ミーティングをした。 使用ボードは2本。 コスモス・クラシック80と、 ログ界の名作ピグのコスモス流『ネオ・ピグ95』だ。 上の図表だと、 左から5番目と6番目のモデルだ。 私がこのクラシックに乗っていると、 さまざまな声が聞こえてくる。 「短く見える」 「テイル幅がありますね」 「信じられないほど速い」 「持った感じが古典的でかっこいい」 「特急わかしお号」...
View Article【サーフィン研究所】大きなボードの魔法使いクリスチャン・ワック_ミサイル配備に揺れる賛成派_(1098文字)
Catch Surf® Heritage Collection 8’6″ . 先日ノース・ジュクオンで昔の友だちに会った。 なんでも私が夷隅のレンタルビデオ屋でバイトしていたときに会っていたというので、 それは1985年ごろのことになるので、 じつに38年ぶりのことになる。 波が小さかったが、 彼はショートボードでサーフしたというので、 長いレイルのサーフボードのおもしろさを熱弁したが。...
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